2017年8月13日日曜日

自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー・インスティチュート その3ラスト

前回
その2

◆箱の外に出たいと思ったそのとき、わたしはすでに箱から出ていた。相手のために何かをしたいと思うことが、すなわたち箱の外に出ることでもあるんだ
◆技術分野以外で技能研修をやっても、ちっとも効果があがらないんだ。さまざまテクニックがいくら有益なものであっても、箱の中で使っている限り、役には立たない。それどころか、相手を責める、さらに巧妙な手口になったしまうんだ

◆自分がどうやって箱から出たのかを理解しようとしても、なかなかうまくいかないのは、箱から出るためにどう行動すればいいのか、その行動を突き止めようとしているせいじゃないかな。

◆箱から出る方法は、常にわたしたちの目の前にあるということになる。だって、自分が抵抗している相手は目の前にいるんだからね。相手に対する自分の感情に背くのをやめて、相手に抵抗するのをやめることは、可能だ
◆必ずしも感じたことをすべて実行すべきだ、というべきではない。なぜなら、人それぞれに大事しなくてはならない責任やニーズがあって、他の人に思うように手を貸せない場合もあるからね。それでも、精一杯のことはできるわけで、その場合は、箱の外にいるからこそ、他の人たちを人間として見ているからこそ、そして自分がしたいからこそ、手を貸すわけだ
◆君のリーダーとしての成功は、自分への裏切りからどれだけ自由でいられるかにかかっている。自分への裏切りから自由になってはじめて、他の人たちを病原菌から解き放つことができるんだから。そうなってはじめて、リーダーになれる。






もうちょっと深堀すると、
ワツラウィックの「変化の原理」も合わせて読みたい。


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