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2018年3月18日日曜日

もう、きみには頼まない-石坂泰三の世界- 城山三郎

kindleで聴了。

石坂泰三:
第一生命、東芝社長を歴任、高度成長期の昭和31年〜43年、経団連会長を務め、“日本の陰の総理"“財界総理"と謳われた。
石坂氏はスーパー愛妻家で、
その観点からもしっかりと書く城山三郎やっぱり好き。

本人の発言から引用しているわけだが、
タイトルが秀逸すぎるよね。


 

著者の奥さんについて書いた、
「そうか、もう君はいないのか」も、もう一度読み返したい。多分泣く。

 


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2018年3月15日木曜日

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義  藤野英人

kindle unlimitedで聴了。

最近メディアにもよく出ているひふみ投信の藤野さんの本。

日本史的の変遷を、海彦と山彦という観点で読み解いている。

海彦という対外的に開かれた時代、
山彦という内向きの時代のバイオリズムがあり、
海彦の時代には貿易等が活発化し、海外からの文化もどんどん流入してくる。

一方で、山彦の時代には鎖国政策等が取られ、道路などの陸続きのインフラ整備などが取られる傾向にある。

こういった時代が交互にくることで日本はこれまできたということである。
そのまま国立大学の入試に出てきてもおかしくないような感じ。

藤野さんは、そういった時代の流れをうまく読みながら投資を行う事が必要と述べているとともに、どの国にも政策的リスクが存在するので、その点を注意する必要があると述べている。

他には、、、読んでみて下さい。





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2018年3月13日火曜日

マネーボール マイケル・ルイス

kindleで聴了。

アスレチックスのGMであるビリー・ビーンが、
試合に勝つためのファクターを把握して、
既存の野球界の間違った評価軸に当てはまらないために過小評価されている選手を発掘して勝ち上がっていくという物語。

さながら野球選手が金融商品のように扱われていく。

映画も面白いよ。
ウルフ・オブ・ウォールストリートもそうだが、ブラピは熱狂者の当たり役が多い。




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起業のリアル 田原 総一朗

kindle unlimitedで聴了。

田原総一郎と起業家たちの対談。
田原節が炸裂してて笑う。


田原「それは無責任だよ。本当は見えないのに「一五年後を見ろ」と教えるのはインチキではないですか。」


時代の流れが速いのか、少しだけ陳腐化してはいる。
逆に言うと、みんな前に進んでいる。

 LINE社長 森川亮
 スタートトゥデイ社長 前澤友作
 チームラボ代表 猪子寿之
 ユーグレナ社長 出雲充
 フローレンス代表 駒崎弘樹
 マザーハウス社長 山口絵理子
 e‐エデュケーション代表 税所篤快
 ライフネット生命社長 岩瀬大輔
 リブセンス社長 村上太一
 テラモーターズ社長 徳重徹
 innovation社長 岡崎富夢
 リビング・イン・ピース代表 慎泰俊
 ティーチ・フォー・ジャパン代表 松田悠介
 ベレフェクト代表 太田彩子
 ディー・エヌ・エー社長 守安功
 サイバーエージェント社長 藤田晋


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2018年2月17日土曜日

ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学 青木雄二

kindle unlimitedで聴了。
面白い。
マルクス面白い。
家族への思い。制度への怒り。

最後の方で、男女雇用均等の欠陥についても語っています。
それもまた、なるほど俯瞰するというこういう見方もできるのかという感じで面白い。

制度はブルジョアが作っている。
現実に目を向けましょう。

ーーー
マルクス主義を毛嫌いする人の先入観には、共産主義には自由がない、とか、国家の権力ばかりが巨大化して危険だ、というイメージがあるやろう。けれども、マルクスがいったことは、それとはまったく逆のことやった。

どんな善人でも、聖人君子でも、ゼニがなければ生きていけないのや。これは、昔からそうだったわけではない。農作物を生産する農耕社会では、ゼニがなくても、食うには困らなかった。せいぜい塩と醤油くらいを物々交換で手に入れれば、米がなくても麦やイモを食って生きのびられた。そんな社会では、ゼニ以外に大切にされているものもたくさんあった。ところが、工業化=資本主義が進むにつれて、そういった大切なものがどんどん破壊され、ゼニだけに価値が集中してきたのや。

本当は、こういう仕組みになっている。「あんたの取りぶんは、一日八時間働くうちの一時間三○分ぶんだけや。それだけで一万円の利益が上がる。残りの六時間三○分が生み出す利益は、会社が全部もらうで」こういうことなんやで。生活に必要な「必要労働」以外の時間は、労働者本人のための労働ではない。マルクスは、この労働を「剰余労働」と名づけた。「剰余」というと、たくさん労働して、それなりに見返りがあるような気がするが、これが労働者の錯覚なのや。資本家が残さず搾り取っていくものや。

「資本」というものが生まれることで、土地を持たないのに利益を上げる階級が現れた。それがブルジョア階級=ブルジョアジーというもんや。それまでの領主は、貴族階級=アリストクラシーやったから、ブルジョアジーはそれより下の階級だ。

じつに面白いことが書かれている。怠惰な労働者は、よけい時間がかかるぶん、能力が高い労働者の労働より価値が高くなってしまうだろうか、という一節や。

資本家に搾取され、さらに家主と小売り商人に有り金をさらわれている労働者が、そんな金融の利子も返せなくなって破滅するという収奪の仕組みは、一九世紀から現在に至るまで変わっていないのや。

ところが、高度経済成長の時期に、意図的に操作されたマスコミなどの情報で、「食うに困っていなければ中流」という幻想が垂れ流された。

マルクスの唯物論は、「物質的生活」、つまりその人がどんな仕事を、どういうふうにして生きているか、ということが人間のものの考え方や社会的なあり方を決めている、というものや。自分がなにを信じていようと、なにを期待していようと、その人が労働者で、資本家から賃金を受け取っていれば、そういう人間として存在するという。

マルクスの思想が持つ最大の魅力は、「強きをくじき、弱きを救う」という正義性だと思う。
マルクスは、『資本論』の中でも、子どもの過剰な労働について、怒りをあらわにしている。
最低の生活の中で、強く結ばれた家族の絆、これを破壊する資本主義、三人の子どもを奪った資本主義に対するマルクスの怒りというものは、こうした家族・子どもたちとの生活に裏づけられていたのやろうな。

資本家は、もちろん資本を集めて、製品開発して、工場を建設して、設備投資して、人材募集して……といろいろ投資してるわ。それなら、投資した元手を稼いだら、あとは剰余価値のぶんも労働者にくれるのか、というとそうはしない。せいぜい、スズメの涙の昇給やぺラペラのボーナスでごまかす程度だ。



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2018年2月15日木曜日

ナニワ金融道 スーパー不況を乗り切るゼニの実学 青木雄二

私がナニワ金融道を一番初めに選んだのは、大学3年生の時に消費者センターでインターンシップをした時である。

当時は多重債務者が全国的に問題になっていた時期で、消費者センターの図書室には専門書と並んでナニワ金融道が置いてあった。

多重債務の相談もインターンシップ中に何件も寄せられていたので、
ブックオフで全巻を揃えたものだ。

Kindle unlimitedでこの本があったので、懐かしさ半分でダウンロードして聞いてみた。
社会で通用するようなことがいっぱい書いてある。

姪っ子が中2ぐらいになったら、全巻を送りつけよう。

---
◆要するに、ゼニを持っている人間が偉く、権力を持っている人間が偉い、いうのが資本主義社会なんや。そればかりやない。憲法にしろ道徳にしろ、支配者に都合のいいように作られていることを、なかなかみんな気づかない。
◆最近はわけのわからない殺人や暴行事件を起こす若者が増加しているやろ。社会で起こるこうしたさまざまなできごとを、どうしたら防止できるかを考えるには、これ以上論ずることができないというところまで、論議を尽くしていくことが絶対に必要になる。そうした問題の根本原因は表面的なことにはないからや。そうして考えていくと、どういう結論にいたるか。最後には、解決の方向として資本主義でいいのか、共産主義がいいのか、どちらかを選ぶようなところにまでたどりついてしまうのやないかと思う。
◆悪いヤツらほど、犯罪だと意識しながらも甘い汁が忘れられず、常にいかに人をダマしてゼニを巻き上げるか、腕に磨きをかけているんや。"悪人"のほうは、そうして学習と研鑽を積んでいるのに、"善人"のほうはちっとも用心せん。努力もせずに一攫千金を夢見たり、自分の虚栄心を満たそうとしたりするばかりで、本当のノウハウや必要知識を勉強したり、「もうダマされへんで」と学習したりすることはまったくせんのや。
◆もともと何かを克服したいと思うているヤツほど、ダマされやすい。そういうヤツは、必ず何か強いコンプレックスを持っていて、悩みを持っている。そこに、「あなたの悩みをすぐに解決しましょう」という人間が出てくると、すぐそれに飛びついてしまう。
◆もう一つ、社会のシステムで恐ろしいのは、保証人という制度や。これに関連してワシは「ワシの漫画がヒットしたのは、自民党のご都合主義教育のせいや」と、あちこちで発言してきた。実際、文部科学省の学校教育には問題がある。それは、なぜ学校教育では『保証人になったらアカンと教えないのかということや。保証人になるほど恐ろしいことはないのに、何も教えておらんのや。
◆はなっから焦げ付くことがわかっているのに、なんで気安くゼニ貸すんかというと、ゼニ貸した相手から返済してもらおうなんて思うておらんからや。ゼニ借りたときに立てた保証人から、根こそぎ取り立てればええというのが、商工ローンのホンマの狙いなんや。





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2018年1月16日火曜日

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 

三井住友銀行初代頭取、日本郵政初代社長。
「不良債権と寝た男」というキャッチコピーにぐいっと引かれてしまった。


大学~就活時代、一番時事問題に敏感な時期に、おそらく新聞で一番見た人。
私としては日本郵政社長の印象が強い。

個人の回顧録としてももちろん面白いのだが、
調査部上がりの筆者の組織把握と人情味と冷徹さのバランスが面白い。
リアルかつ真っ当な組織論が本書には色々ちりばめられていて、特に郵政公社の改革については、まあ何とも言えない気持ちになりましたが、深くは述べません。苦笑

今はアルツハイマーで意思能力を失くされているようで、こういう回顧録の重要性が改めて分かります。

じいちゃんにも書いておいて欲しかったな。

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2017年11月26日日曜日

スタートアップ大国イスラエルの秘密 加藤 清司

まだ医療業界に足を踏み入れたばかりで、
右も左も分からなかった頃、

「国民皆保険は日本だけじゃないんだぞ。
イスラエルには2000床の病院があるんだぞ。」

と言われて、凄いびっくりした記憶がある。
正直2000床を全く想像できなかった。


さて、何でこの本を手に取ったかというと、
最近技術関係の本を追っかけていると、
いたるところにイスラエルが出てきたからだ。

イスラエル=紛争=やばい国
の超ステレオタイプがあったのだが、
超技術大国だそう。。。

カプセル内視鏡はイスラエルで出来たらしいヨ。
それも知らんかった。
https://ja.wikipedia.org/…/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%82%BB%E3%8…

多分「今更何言ってんだ」「遅せえよ」
というお叱りを受けることは重々承知の上で、
無知をここにさらさせていただきます。

そのうえで、イスラエルにご一言ある方は、是非色々教えてくださいまし。

◆ユダヤ人の頭が良いこともちろんではあるが、それだけで良質のスタートアップが生まれているわけではなく、教育を始め、彼ら自身で整えた後発的な要素が大きいのである。
◆イスラエルの優位性があるのは通信系、セキュリティー系。イスラエルは人口が少ないので人間を大事にしており「人を失なわない」ための技術に優れている
◆建国以来幾度も戦争を経験してきたイスラエル人は、今決めないと明日どうなるのか分からないと言う緊張感の中で生きている。それが、決断の早さにも反映されている
◆ブランディングやディストリビューションなどよりも、まずは技術力を高めることに重きを置くイスラエルのスタートアップ文化は、世界のどの地域とも異なる独自のスタートアップ文化だと感じている

やっぱ技術だよね。技術。




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2017年1月9日月曜日

「出会って10分で「好かれる」方法」

思い浮かべてください…

あなたは今、経営者が集まる交流会にいます。
人数は100人ほど。

セミナーが終わった後の懇親会。
立食形式のパーティーです。


主催者の乾杯の挨拶が終わり、
みな、近くにいる人達と名刺交換を始めます。

そう。
「人脈作り」のためです。

みな、自分のビジネスにつなげようと、、、
つまり「その人を通じてお金を稼ごう」と、
自分を印象づけるのに必死です。

あなたのところにも、
保険の営業マンらしき人物が名刺交換に来ました。

その人物の肩越し、向こう側には、
あなたが「狙っている」会社の社長がいます。

その会社と取引を始めることができたら。。。
あなたの会社は今年、大きな売上を伸ばせそうです。

ですがその人の周りにはすでに4~5人の人が集まっています。
みな、その社長と「コネ」を作りたいのでしょうか、、、



さて、、、

どうすれば、あなたはこの場を、
有効に過ごすことができますか?

その方法を知っていますか??


実はこのような交流会の場で、

初対面の人と(もちろん、相手がどんな相手でも)出会って10分で、
その人から好印象を持たれる方法があります。

それは、ほかの参加者が絶対にやらない方法です。
それは、あなたに「コミュニケーションスキル」を必要としません。
それは、ほとんど「練習」も要りませんし、
そもそもあなたがたくさん話す必要もありません。

その方法とは何なのか?
その日、無数に名刺交換をしたたくさんの人の中から、
あなたのことを「特別だ」と思ってもらう、、、人脈構築の最強の方法です。
※詳しくは、50ページを開いてください…

http://directlink.jp/tracking/af/1460433/uQExosuz/


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2017年1月4日水曜日

チェーンストア経営の原則と展望 渥美俊一 その2

前回
その1

≪第1章2≫
◆チェーンストアは小商圏主義である。したがって、必要とする人口は7万~12万人まで。食品ならば3万5千人から5万人を狙う
◆この小商圏をそれぞれ隣接させた地域が、ドミナント・エイリア、いわばじゅうたん爆撃地区、購買力の寡占をめざす金城湯池の地域である

◆人類はせいぜい2,800坪まででなければ、店内を気軽にあることが肉体的にできない
◆芸術的に設計された店舗のように見えながら、実際は一世紀以上にわたる店づくりの経験法則が理論体系として形作られ、忠実にそれが一つひとつ実現されて、総合的にお目見えしたのが店内ムードである
◆これまでの商業の常識は、いったん店をつくったら決して立地は変えないし、建物構造も継ぎ足ししかしないものとされてきている。日本ではこれをビッグストアづくりの過程で五年間ごとに変えてきて、さらに本格チェーン化として大転換をしようとしていることにご注目願いたい


≪第1章3≫
◆チェーンストアづくりの前段階として、ビッグストアづくりが必要
◆ビッグストアづくりは、もちろん株式会社もしくは生活協同組合のいずれかの法人でなければならない。つまり、個人企業や有限会社や、中小企業事業協同組合では不可能である。なぜなら、急速な増資が必要だからである。
◆ビッグストア段階においては、年ごとに5割から10割の増資が必要である。しかし、利益も年ごとに拡大させなければならいから、当然に年次決算体制ではなく月次決算をし、そのつど改善と改革の手を打ち続けて、高収益化をはからねばならないのである

◆株式を上場すれば、時価発行と社債発行とによって、膨大な資金調達が可能である。これがチェーン化財務の王道
◆資金コスト・ゼロで資金を活用する方策として、我が国でひねり出された突破口が、回転差資金の活用である。これは支払勘定回転日数を遅くし、販売資産回転日数を早くし、その差で浮いてきた資金を、固定投資に振り向けようという作戦である。
◆もう1つ忘れられてならない財務対策は、担保能力の急速な増加である。なぜなら、企業の安定性を確保することは、急進経営戦略をとるときの最大の保険になるからだ。これには法人の土地所有をふやしつづけることだ。

◆商品回転率は圧倒的な高速回転をモットーとする。それは売場販売効率を異常にふやすことによって実現するのではなく、在庫高を適正にする、すなわち、①死に筋退治、②欠品退治、③売れ筋確保とを徹底させることで、可能とし、毎日努力するのである。
◆新しく問題になってきているのは、不動産分配率である。これは、単位面積当たりの投資額の低いことが、ビッグストアづくりの条件であったにもかかわらず、いつの間にかこれが増大して、最近は不動産分配率が20%を超え、なかには25%以上という例さえ出てきている

◆数表づくりは準備手続きと思うこと。分析⇒判断⇒改善実行が本体
◆経理対策は過去を問題にする後始末であり、財務対策は未来を考える計画対策である。後始末をしなければ、確実な前進はありえないけども、未来対策を考えないかぎり成長はない

◆トップ・マネジメントは、まず損益計算書を勉強し、ついで貸借対照表の知識を持つこと。
◆第二に、資金繰り表と各種経営効率の検討に入るという手順を踏むべき。
◆この検討は、つねに、①観察(問題点の発見)、②分析(原因となる事実の確定または指定)、③判断(改善策と改革案、応急処置と抜本的経営戦略)の三つにわけて行われるべきである





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