2017年1月2日月曜日

チェーンストア経営の原則と展望 渥美俊一 その1

あけましておめでとうございます。
2017年もコツコツ勉強していきたいと思いますので、
何卒よろしくお願いいたします。


さて、
「 チェーンストア経営の目的と現状 渥美俊一」 の下巻的な本。


≪第1章1≫
◆高級品や趣味品を提供し、あるいはギフトを扱い、さらに特殊なスノビズム、遊興や豪華さを狙うものもあるのだが、チェーンストア経営は、そのようなことはドライ商法によって百貨店や中小小売業や零細飲食業に任せようと、割り切って行動するのである
◆ドライ商法とは
①最も影響力の大きい
②暮らしの大部分、、あるいは時間的、地理的、数量的には最も大きい商品部分だけを
③徹底して実現しよう
という基本態度
◆チープとは流通の慣習や仕組みを変えることによって出す安い価格であるのに対して、ディスカウントは生産の仕組みや慣習を変更によって打ち出される、まったく新しい角度で構築された売価である。業界相場の二分の一以下を打ち出す。

◆チェーンストア経営はトレード・オフで、暮らしを守り育てようとする。
◆トレード・オフとは、使う立場に立ってみれば、すでにつくられ提供されている製品の機能は的確ではないとして、現在その製品に与えられている性質や機能を否定する事、そして使う立場に立って、あるべき性質と機能とで新しく商品を創造することである

◆食べるとき、服飾の装いをするとき、住居にいるとき、一つの品種や一つの品目だけを使う(食べる)のではない。必ず何種類かの品種や品目を組み合わせて使うものである。この場合に、この二種類のコーディネートがそれぞれ十分にできる状態があれば、暮らしは豊かになり、うるおいあるものになり、うまくて、美しくて、快適で、楽しいものになる。それが文明生活である
◆ところが、組み合わせる品種や品目はそれぞれ生産者の異なることがほとんどである。このために、だれかがプロデューサー役をしないと、調和したコーディネーションは実現できない
◆チェーンストアはコーディネーションのプロデューサー役を果たすことを、本来のマーチャンダイジング活動のモットーとするのである。

◆プライベートブランドは、全く生産されていない機能や性質の商品を、新しくつくりだすものであり、比較する価格は正式には存在しない。しかし、同種の様とという点で、しいて表現すれば、価格は一般流通品の二分の一とみてよい

◆チェーンストアである店については、人人は〇〇円前後の店とすぐさまイメージが浮かび、実際に買い物をする時に値札を見ないで済むという状況になる。
◆さまざまな品質やコストの商品をいろいろ仕入れていると、客に店側がどの品質や価格の品を本当に奨めているのかわからない。それは客の好きずきですというのでは、生活者に代わって品選びをするという商業本来の社会任務の放棄ではないか。
◆徹底的にポピュラー・アイテムに絞り込めることが、チェーンストアの商品技術である。それによってのみ客数をふやし、売上高と店数を増加させていけるときに、初めて暮らし産業であり生活提案ビジネスになる。そうでなければ、チェーンストア経営システムと取組意味はなんらないのである

つづき
その2




///////////////////////////////////////
◆Line@ 
ブログの更新をお知らせしたり、
ブログとは別にリアルタイムで良いことつぶやきます。
直接やりとりしたり、勉強しながら、一緒に精鋭になりましょう!
@zvf9388t で検索!


line://ti/p/@zvf9388t

◆ブログ◆
文系医療の本棚~本を読んでまとめる~

◆twitter◆
文系医療チームの本棚bot 塚崎匡平

◆facebook◆
塚崎匡平

0 件のコメント:

コメントを投稿