個人的に靖国神社は英霊を奉るところだと考えていましたが、
何で右寄りの方々がシンボリックに靖国を参拝するのか?
家の神棚で拝めばいいんじゃないか?
って思ったり。
そこにはやっぱり政治的意図があって、どんな意図かというと、この人の解釈が説得力がある。
我々は「英霊を奉るために」という意義を与えられ、誘導されていたのではないかと。
↓
ルール1
◆衣食足りて、家族や仲間と楽しく生きることを最も大事だと考える普通の人の生き方を否定することは、政治において最もしてはいけないこと
◆キリスト教はカトリックとプロテスタントに分かれたが、両社は血で血を洗う殺し合いを繰り返した。この頃試合の愚かさに気づいて、異なる信仰を持つ人が互いに声明を尊重しようという約束をしたのが1648年のことで、この約束をウェストファリア条約と呼ぶ。ここから近代の政治が始まった
◆国家は、戦争を起こすと、人間の生命を軽んじるからこそ、戦争で死んだ人間に過剰な意味づけを施し、栄光で包もうとする。靖国神社もその一つの表れである
◆政治家が個人の命について意味づけすることが許されるならば、生きる価値を持つ人間と、生きる価値を持たない人間を、政治家が選別することを許してしまう
◆赤木智弘の議論⇒赤木は、平和憲法を持ち、自由と民主主義を標榜している日本の社会で、人間をモノ同然に扱って経済が動いている欺瞞性を批判したかったのだと私は解釈している
◆死刑になりたくて人を殺すという犯罪がある以上、罰を強化しても犯罪は防げない
◆犯罪は一義的には個人の責任である。しかし、犯罪に対する怒りや増悪をたぎらせるあまり、犯罪を生み出す社会の側の要因について目を閉ざしてはならない。秋葉原の連続殺人事件にしても、犯人は最初から凶悪な人非人ではなく、普通の生活をする若者であった
◆1960年代には今よりも大きな貧困や不平等が存在していた。しかし、人間にとって人生のモデルが見えやすかった時代ではあった。
◆建設会社といえば、公共事業に群がって利益をむさぼるというイメージもあるが、田舎の地域で人々を雇い、給料を与え、生活を支えたという役割もあった。
ルール2
◆国会で決める法律や予算は公共の利益を実現するものでなければ困る。しかし、法律が公共の利益を実現すべきだという考えと、実際に法律が公共の利益を実現しているという事実はまったく別次元の話である
◆議会や社会生活の様々な場面で、いろいろな立場の人がそれぞれ自分の求める利益を語り、その中から公共の利益を発見するのが民主主義である。また、政治家や官僚や審議会はその手助けをするために存在している
◆私的な利益を主張するものは、議会や審議会で政策を論じる資格はないといって排除することは、民主政治を貧しくする。私的な利益の自己主張を否定して、公共の利益を探すなら、それは"青い鳥"を探すようなものである。
◆日本人が本当に権利を守るという意思を持っているならば、サービス残業だの過労死だのと言った問題が起こるはずはない
◆権利と似た言葉に特権がある。特権とは、読んで字の如く他の人を押しのけてあなただけに与えられる利益である。たとえば、クレーマーやモンスターペアレントと呼ばれる人々の存在が最近注目を集めている
◆(特に若者の)権利主張が過剰だと説得したがる保守派の政治家こそ、特権の主張を後押していることが多い。今までの自民党政治は、言ってみれば特権の切り売りで有権者の支持を集めていたようなものである
◆警察や裁判所が政治的に中立になるためには、時々政権の主が入れ替わるほうが良いに決まっている
◆自分の考えを持ち、それを表現することについては、わがままでよい。しかし、自分の自由を守りたいと思うなら、他人の自由も守る。このようにして、お互いに権利を尊重する社会ができていく。
◆歴史をたどれば、今我々が当然と思っている事柄、表現の自由や言論の自由も、二、三百年前なら、あるいは今でもある国にいけば、不埒な輩のわがままと思われたいた。
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