筒井孝子 兵庫県立大学大学院経営研究科 教授
のお話を聞いたのですが、その中で初めてラヒホイタヤという言葉をちゃんと認識しました。
ラヒホイタヤ wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%92%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%A4
簡単に言うと、フィンランドの医療福祉の共通基礎資格のことなのですが、
↓のような資格を全て1つの資格に統合するというものです(wikiより)。
- 保健医療分野
- 准看護師 (フィンランドにおける旧 perushoitaja)
- 児童保育士 (フィンランドにおける旧 lastenhoitaja)
- 歯科助手 (フィンランドにおける旧 hammashoitaja)
- ペディケア士 (フィンランドにおける旧 jalkojenhoitaja)
- リハビリ助手 (フィンランドにおける旧 kuntohoitaja)
- 精神障害看護助手 (フィンランドにおける旧 mielenterveyshoitaja)
- 救急救命士・ 救急運転手 (フィンランドにおける旧 lääkintävahtimestari‐sairaankuljettaja)
- 社会サービス分野
- 知的障害福祉士 (フィンランドにおける旧 kehitysvammaistenhoitaja)
- 家政婦 (フィンランドにおける旧 kodinhoitaja。毎日新聞では「ホームヘルパー」表記)
- 日中保育士 (フィンランドにおける旧 päivähoitaja)
これが2015年に日本で導入されるかされないかで議論になっていたのだとか。
全然知らなかったぁぁ。情報感度低いなぁ。。
多分見たことある気がするけどスルーしてた。
このクロスライセンスどころか、
資格の枠を取っ払うというこの制度は、
人口減少の中でいずれ重要度が増してくると思います。
色々できるようにしないと人が足りないからです。
統合される資格の人からすればアイデンティティを失う(新たなアイデンティティを与えられますが)ことになるので当然反対が出て来るでしょう。
いかにこの資格に組み込まれないようにする、という訳分からないバトルが始まることが容易に予想できます(多分もう始まっているのでしょうが)。
ラヒホイタヤ、ラヒホイタヤ、10回唱えて午後も頑張りましょう。
いくつか論文を。
地域包括ケアシステムに必要とされる人材の考え方
―フィンランドの社会・保健医療ケア共通基礎資格ラヒホイタヤを手がかりに―
森川美絵
国立保健医療科学院医療・福祉サービス研究部
ラヒホイタヤの創設経緯等の日本への示唆
小野 太一
こちら筒井先生のパワポ。
介護人材における実践キャリアアップ制度構築
のための基本的な考え方
国立保健医療科学院
福祉サービス部 福祉マネジメント室長
筒井孝子
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