世界医師会長に就任したマイケル・マーモット氏の講演。
SDH(健康の社会的決定要因)などを提唱してきた氏が、
日本で講演するまたとない機会でしたので、生で聞いてまいりました。
※健康の社会的決定要因 wiki
普段国内の身近な医療に目を向ける我々医療従事者ですが、
とても目を開かれたような気分がいたしました。
TEDでハンス・ロスリング先生のプレゼンを初めて見た時のような感覚でした。
会場には見たことある先生が結構いらっしゃっていたように見受けられました。
一応日本語訳を録音したんですが、
書き起こすかは未定です。
需要があれば。
※実際の講演内容を書き起こしました。
↓↓↓
世界医師会長マイケル・マーモット日本講演書き起こし その1
日本医師会のHPから就任演説の日本語訳が見れます。
世界医師会(WMA)会長就任演説
これもかなり要チェックです。あのね、奮い立つよね。
ああ、医師じゃないけど頑張るぞ!!笑
私は、健康の重要決定要因は医療制度の外にあるとして、人が生まれ、成長し、生活し、働き、年 をとっていく状況の中にあることを示すために自らの研究生活を費やしてきました。
権力、金銭お よび資源における不平等が、日常生活のなかに不平等をもたらしているのです。
2005 年の WHO「健 康の社会的決定要因に関する委員会」の設立以来、私は、健康の社会的決定要因に関する政策を主 張するために、研究で得た知識を活用してきました。
しかし、私はこの場において、世界医師会(WMA)の会長に就任するにあたり謙虚な思いでおり ます。矛盾はないでしょうか。WMA は、医学の実践において最も高い倫理基準を掲げています。
医師の崇高な使命を遂行する権利が脅かされる時、WMA ははっきりと発言します。
会長として、 私が WMA に望むことは、不健康の原因に対して、そして私が原因の原因と称するもの、健康の社 会的決定要因に対しても、同等の道徳的明瞭性をもって積極的であることです。
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