2017年2月16日木曜日

アイルランド音楽──碧の島から世界へ【CD付き】 おおしまゆたか

読了。CD付きでお得。

私のアイリッシュの初体験はタイタニック。
この本の中でも、アイリッシュを広めたものとしてタイタニックが挙げられていて、ポイントとしては「それを見ればアイリッシュを聞ける」ということ。
確かに、その曲を聞くために、姉が買ったタイタニックのビデオをよく巻き戻していた気がする。

あとはリバーダンスの話も面白いです。
ダンスには2種類あるという話。

あと、感想。

◆アイルランドの音楽を、代表的なバンドを挙げながら通史的に見ていくというもの。学術的な論文ではないので参考文献とかは無し。代わりに膨大なバンドと人名が掲載。
◆音楽シーンというものが、政治、経済、国際関係、地勢、外部環境等々で大きく影響され、反映されているものなんだなということがよく分かる。
◆農村から都市に出て行った人たちが伝統音楽を持ち出し、洗練されたものを農村に持ち込むとか、アメリカとの関係、色んな流れが分かって面白かった。

◆アイルランドは山がちなため隔絶的で、20キロ離れるともうチューンが替わるそう。
◆カトリック教会の失墜。マグダレン修道院の事件。
◆アイルランドでは1995年まで離婚が法律で禁止されていた。

◆アマゾンのレビューだと厳しい評価もされているけど、通史的に見るという意味で価値ある一冊と思う。この著者は色々本書いているので、多分もっと細かい現地レベルのミクロな考察は他の本に譲っているのではないかな。
◆知らないバンド名と知らない人の名前がずらっと並んでて、その辺は全然頭にはいってこなかったけど、通史の宿命かな。ユーチューブでそのバンドを聞きながら読むと言いたいことがよく分かる。チーフテンズめっちゃかっこいい。
◆エンヤやU2がアイルランドってあんまり意識しなかった。







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