2016年1月18日月曜日

生命保険の罠 後田 亨 2

生命保険の罠
後田 亨

106歳とかの年齢設定についてはアマゾンでも反論があるみたいだけど、
誰か示してくれないかなあ。

プルデンシャルは親友が加入して、俺も誘われた。
何かバリバリの営業マンだったな。

収入保障保険というのはしっかり覚えておこう。

それでは完結編。

第3章
○私の結論は50歳くらいまでに100万円程度の貯金ができていれば、がんも、医療費の面ではそれほど恐れることはない
○交通事故の例などは、お客様にも「高度障害状態」になることが想像しやすいのかもしれませんが、そうなった場合は「生命保険」に頼らなくても、」自動車保険」から巨額の賠償金が出るはず
○保険会社は収益を確保する生命線として、「保険金を払わなくて済みそうな人たちだけ、保険に入ってもらう」ことに徹しています。

第4章
○プルデンシャルやソニーの営業担当者は、まずお客様に「従来の保険販売のあり方」に対する疑問を投げかけてくる・・・私は、このやり方を「信者」にする営業手法と呼んでみることにした。
○更新に際する保険料の「値上がり」は、あくまで、「更新前と同じ内容のまま契約を続けた場合」だけに起こる。お客様の状況や考え方の変化に応じて、けいやくないようを変更するという選択肢もあります。
○「「掛け捨て」ですが、大丈夫ですか」という問いかけの前提には、「掛け捨ては損」という考え方が前提にある。しかし、リスク管理費(例えばガードマンを雇う費用)が戻ってくるというのも妙な話だ
○保険料が変わらないというのは、だいたい50代半ばくらいまでは均等に割られた保険料より払い過ぎている状態が続き、それ以降は反対に本来払い込むべき保険料より低い期間が続くことになる
〇養老保険は、保障と貯蓄を兼ね備えている。ただし、保障機能もつ商品と貯蓄機能もつ商品という2本分の機能があるので、当然、保険料も2本分頂く事になる。
〇あらゆる保険機能に付帯する機能には、相応のお金がかかる。お得な話など最初からない。満期金があるということは、満期金として支払うためのお金を別途頂くことになる。
〇保険会社によるが、男性ならば106歳、女性なば109歳くらいを満期とした養老保険と同じ仕組みになっているのが終身保険である。つまり男性ならば、106歳までの定期保険の部分と、106歳までの満期積立部分の2つから成り立っている。終身保険の実態は、単純に説明すれば、養老保険の超ロングバージョンというべきものです。それ以外の何者でもない
〇保険とは、勝った人が必ずしも喜べないギャンブルみたいなもの。お客様がギャンブルに参加する際、一番大事な大切なのは、胴元は損をしない仕組みであることを認識し、ほどほどに付き合うことです。

第5章
〇貯金では解決できない、もしくは解決したくない経済的な痛手について考えると、保険に頼るべきことが何かが明確になる
〇学資保険など資金が必要になる時期が、ある程度予測可能なことに対する準備を、果たして何が何でも保険を使って行わなければならないのか
〇日常的にはとても用意できそうにない金額(保険金)を日常の中で支払ったでていける金額(保険料)で調達する仕組み(保険)を使うことによって、多くの人が突然の不幸などにも備えることが可能になっている、保険の存在意義はこの1点にあると言っていい
〇保険会社はお客様が管理保険に加入されてから2年経過していない契約については、調査をする
〇アフターサービスのことを保全と呼ぶが、歩合給の営業担当者は、会社からは、電話代も交通費も出ないのですから、ボランティアに近い感覚で保全に取り組むことになります。
〇保険会社の言い分は、「臨床医学と保険医学は別なものです」「医学と統計学の違いといえるかもしれません」といったもの。それでも保険に加入したいお客様には、がん保険には入れないこと、終身保険は、「一定期間、保険金がカットされることを認めます」と印字された了解書への署名と捺印が求められる。

第6章
〇MDRTとは、2007年8月現在で、世界で78カ国、約3万6000人の会員からなる組織ですが、毎年、生命保険・金融サービス専門職の上位6%しか入会が認められないこともあって、業界では1つのステータスです。
〇営業担当者の販売実績が目ざましいものであることとお客様の利益を優先していることは、同義ではない。

第7章
〇上司たちは、保険会社が、いわゆるメインの顧客層と考えている人たちと、同じような家族構成の家庭を持っている年代です。が、自社の推奨商品への加入は避けていた。
〇収入保障保険
Aさん60歳までに万が一のことがあった場合、毎年180万円、つまり月額に換算すると毎月15万円が、ご遺族へ支払われるプラン。保険料は60歳まで一定で月々4,650円。
〇Aさん「定期保険の場合、断然、収入保障保険。確かに毎年180万円ずつトータルとして受け取れる金保険金は下がるが、それで構わないし、ひまわり生命は、他の会社よりも安い。」
〇損保ジャパンひまわり生命は、定期保険の中でも保険料が安い収入保障保険について、タバコを吸わない健康体の人の保険料を、他社の同種類の商品より特に低く設定している。
〇高額療養費によって個人負担の上限は、一般に月額8万100円強、高収入の人でも15万円強程度です。しかも入院日数は年々短期化している。
〇Aさんのようなプロは、「このがんの診断一時金さえあれば」という気持ちにブレが生じることはない

その1です。


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