4月14日に行われた第7回未来投資会議、
塩崎構成労働大臣が提出資料の中で、こう書かれている。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai7/siryou5.pdf
●AI(ディープラーニング、機械学習等)によって、
(1) 新たな診断方法や治療方法の創出
(2) 全国どこでも最先端の医療を受けられる環境の整備
(3) 患者の治療等に専念できるよう、医療・介護従事者の負担軽減 を実現。
技術の進歩は重要。
怖がらずに、そしてそれを取り入れることも重要。
先般読んだ坂の上の雲の中でも、
最先端の武器(機関銃など)を取り入れた部隊と、
取り入れずに銃剣で突撃した部隊とでは損害や戦果に大きな差があった。
その上で、今後AIが取り入れられて行く中で、
今、私が疑問に思っていることを書きたい。
一言で言うならば、「最終的に誰が責任取るの?」ということである。
現在は医師と患者の関係はとてもシンプルで、
医師⇒患者:診断・治療・責任
患者⇒医師:費用・信頼(体を預ける)
という関係性である。
医療ミスがあれば医師が責任を負う。
責任を負った医師が、患者に対し医療を行い、対価を受け取る。
非常にシンプルである。
また、医師≒医療機関と言える。
一方で、例えばAIが診断(投薬)を行い、
全自動ロボットが手術や処置などの治療を行う場合。
言い換えれば、
医療の意思決定に人間が関わらなくなる場合を想定してみると、誰が責任をとるのか。
ここで、AIやロボットが全て医療の意思決定を行う場合の関係者を考えて見ると、
・AI
・ロボット
・開発者(ラーニングソースの選択者含む)
・オペレーター(保守・運用)
・ラーニングソース
私も詳しくはないのでざっくりと分けるとこんな感じだと思うが、
もしAIおよびロボットの治療で医療ミスが仮に起こったとすると、
誰が責任を取ることになるのか?
AI・ロボットを逮捕しても仕方ないし、
オペレーターの整備不良⇒逮捕ということになるのか?
それとも所有する医療機関か?
もしくはそんな人工知能を開発した開発者が悪い⇒逮捕なのか、
そもそも勉強させた論文に不備があったからと執筆者に責任が行くのか?
ケースバイケースだと思うが、
今までは生身の人が責任を取ることで納得(してないケースも当然ありますが)していた。
しかし、主治医・執刀医がAI・ロボットになったらそれができなくなる。
今でも産科医療などに無過失責任補償制度があるが、
AI等々を導入する際には、
大切な人を失った患者さんをロボット相手の裁判で更に苦しめることがないよう、
補償の制度も不可欠になってくるのではないか。
ーーーーーーー
追記
参考リンク
人工知能、機械学習、ディープラーニングの違いとは
https://blogs.nvidia.co.jp/2016/08/09/whats-difference-artificial-intelligence-machine-learning-deep-learning-ai/
あいうえのさん、ご指摘ありがとうございます。
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