2017年3月8日水曜日

夢日記

不思議な夢を見た。

目の前に初老の女性。


女性「私は乳がんを患って、治療し、その後50年生きました」


私「良かったですね。治療が成功したんですね」


そうすると、女性は悲しそうな表情で、


「でも、乳がんを患った業(ごう)は持ち続けています」


そこで目が覚めた。

病の原因を自分の犯した罪などに求める、
因果応報的な考え方は昔からあった。
ただ、その考え方は未だに根強い。

「日ごろの行いが悪いから」
「言う事を聞かないから」
「ああしなかったから」

確かに一理を突いているところもあると思う。
後ろめたいことをすればストレスが溜まるだろうし。
何かの不摂生に繋がることもあるだろう。

徳を積むようなことをすることで、
免疫力が高まったり、精神的に快方に向かうこともあるかもしれない。

ただ、こういった言い方をする場合、
多くは病気にかかった時に、科学では割り切れない部分を
このように処理してきた例が多いのではないか。
それが時には宗教・迷信などともつながってきた。

科学が発達するとともにその範囲は縮んできたが、
「死」が無くならない限り、無くなるということはないだろう。
いくら抗がん剤が発達しようとも。

逆を言えば、病気とは自らの行いや考えを振り返るキッカケになる。
そこに科学的な因果関係はなくても、
精神として、一つの人間個体として、一連の活動になるのだろう。

徒然と。

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