変化の原理 ワツラウィック/ウィークランド/フィッシュ/長谷川啓三 訳
東大の勉強会で去年の秋口くらいに読んだ本。
まとめてなかったので久々に開いてまとめてみようと思ったら、
なかなか言うこと聞かずにまとまってくれない。汗
とりあえずできたところまで残します。苦笑
序
○論理や常識が問題解決にとって極めてうまく働くことは確かな一方、時々我々は「非論理的」で驚くような、しかし望ましい変化が、厄介な袋小路を打開してれることも体験する
○「正しい」見方とは大抵彼自身の見方であり、誠実であることは、ことのその起源に置いて偽善性を免れないものである。
第1部
○変われば変わる程、同じこと(フランス語の格言)
○持続と変化は正反対の性格にも拘わらず、同じ一つのものとして考えられる必要がある
○長い西洋文明の歴史の中で持続と変化についてたくさんの理論が提唱されたが、多くは持続の理論か変化の理論で持続と変化の理論ではなかった。どちらかを自明のものとしてもう一方を説明してきた。
○群論:群論に従うと、任意の群(グループ)は以下の性質を持つ
a:共通の性質をもった要素からなる。
・任意の数同士を加えたものは、再び同じその群内の数になる。
・結合⇒群内のある状態から他の状態に変化させること。
・グループのメンバーは特定の共通の性質を持っているので、この秩序づけは不変化性を確立する。変化させても、再び同じグループ内の要素になってしまう。
b:推移律
・いくつかの要素を、どのような順序でつなごうと結果はまた同じというもの。
・過程は変化しても結果は不変。
c:同一律
・グループ内のどの要素との演算をしようと、その要素のままという要素。加算なら0、掛け算なら1、音という演算なら沈黙。
・何の変化も生み出さないような行為
d:反対の対応要素
・両要素その演算をすると同一律を満たす要素になる。
・5+(-5)=0
・著しい変化を生みだすが、グループ内の要素に落ち着く
○論理階型理論
・紋のの集合を考え、クラス(級)と呼ぶ(グループとは呼ばない)
・要素の集合全体は、その集合の要素になり得ない
・人類とは個人の集合だが、その集合自体は個人ではない
・変化の最も単純で近しいものは位置の変化。しかし、変化が変化することがあり(加減速)、メタ変化と言える。さらにメタ変化の変化もある。
・ある言語について何か言おうとするならば、メタ言語を必要とする。そのメタ言語の理解のためには、更に上位のメタメタ言語が必要である。
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