2015年11月20日金曜日

茨城県の障害児出産発言のニュース

秋ですね。
紅葉シーズンだ。

六義園が11/19くらいから紅葉ライトアップを開始したので、
文京区勤めとしては行ってみようかな。
東大の銀杏並木もまぁ良いですなあ。

最近気になったニュース。

朝日新聞デジタル
障害児出産発言、茨城県教育委員が辞職申し出

やはりこんなことになってしまうんですねえ。


本人に悪気があったのかどうか。
あるわけ無いですよ。
彼女は本気でそう考えてますし、
そういう考え方をする方たくさんいます。
たくさん!たくさん!いるはずです。表に出さないだけで。

今回はそれを擁護してくれる人がいなかっただけで、
画廊屋さんが1人で集中砲火を食らったという構図だと思っています。

教育委員でなくなった彼女、同様のことを大声で言い続けて欲しいもんです。
議論をもっと巻き起こして欲しい。考えるきっかけになって欲しい。

別にそういうことができるようにして欲しいという望んでいるわけではないです(念のため)。

技術の進歩に倫理が追いつくには、倫理も一生懸命追いかけるしかないんです。
しかもこういう生命、特に出生に関することはみんなで話さなくてはならないんです。


そもそも何故、彼女に味方してくれる人があまりいなかったのか。

「生命は尊い、人工妊娠中絶は望ましくないという言葉は間違っておらず、それを発言する人は、倫理的に安全、正義の立場に自らを置くことができる。それに対し、人工妊娠中絶を正当化しようとする言説は、生命の人為的終了をどこかで肯定しなければならず、必ず倫理的リスクを背負ってきた 齋藤有紀子」

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にも入れてますが、これですよ。
これは障害の話ではないですが、
「障害があっても命。命は尊い。障害があっても生きるべき。」
それを言えば絶対正義になることができる。確実な案パイ。

ただ、実際に子供に障害があると分かったお母さん。
お母さんにも色々な状況があります。
あなたが生まれ育った環境で考えてませんか?
あなたの価値観だけで考えてませんか?
産め!育てろ!
いやいや、それを言うあなたは何してくれるんでしょうか。

出生率知ってます?2ないんですよ。
一人っ子の家庭ばかり。しかも経済力が理由。
1/1障害児だったら?
それでも育てる人もいる(俺は多分そうする)、そうしない人もいると思う。

この出生前診断に関する発言にかかるニュース、
すぐ潰されてしまった。すぐ忘れ去られるでしょう。
みんな次に自分に回ってくる問題かも知れないのに、
安易な正義に逃げた。考えなかった。
迅速ですね。とても残念でした。

彼女が一冊本でも書いて国民に議論を投げかけたら、
彼女は本物の教育委員だったんだろうなと僕は思います。

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