いつか読もう読もうと思っていた堀江さんの本についに手を出した。
堀江さんの話自体は、2ちゃんねるのひろゆきさんとの対談などで、とても面白いなと思っていた。
いつも、凡人が何か目覚めなくてはいけないというような、「内なる焦り」に火をつけられるような気持ちになる。
この本自体は2009年とかなり前の本だが、全く色あせていない。
堀江さん自信には色々と多難があったが、本質的なことを言っているからブレようが無いのだと思う。
自らの思想に正直だし論理的。やっぱり凄いですね、この人は。
特に赤字の部分が私がぐいっと引かれたところ。
最近株でちょっとだけ儲かって浮かれていたが、そんなことはどうでもよくて、
自らを鍛えて信用を創る、何と本質的なことだろう。
多分、俺が堀江さんの前に出て行っても「くだらない人生だね」と一蹴されそうである。
信用を創るにはどうしたらよいか、今しばらく考えたい。
人とコミュニケーションしなけりゃどうしようもない。
人とコミュニケーションしても渡せる情報が無けりゃどうしようもない。
走りながら考えるしか無いですね。
字大き目の170ページ。
すぐ読めるし、読む価値あります。
他の堀江さんの本も読もうかな。
第1章
◆何千人、何万人が死んで、初めて「上で人が死んでいる」という話になるが、いまの日本っていう国だけを切り取れば、そういう状況ではない
◆生きていくうえでは、お金ではなく信用の有無が問われる。
◆信用は自分なりの成功体験にもとづく自信からしか生まれない。成功体験があって自信をもっていれば、信用はいくらでも創造できる。
◆自信が信用を生み、信用が人脈や経済価値を生む。さらに、人脈がさらなる人との繋がりや成功のきっかけに繋がっていく。これが、すべての出発点。
◆ヒルズに住むとは、自分がお金をもっていることの象徴ではなく、自分の内に信用を持っていることの象徴。
第2章
◆身の丈にあった暮らしをしていれば、お金を借りる必要は無い。
◆年収300万ぐらいの人がコツコツと年に50万ためますとか、30万貯めますとか、全く必要が無い。その人たちにメリットはない。
◆貯めろ貯めろという人たちって、お金そのものに執着しているだけ。
◆バブルとその崩壊との間隔は、次第に短期化していく。システムの洗練、情報の流通の加速、市場への参加障壁の低下、これらによりバブルである期間の幅がものすごく短くなってボラティリティ(価格変動)が繰り返されるようになる。
◆アメリカの国力が下がれば、アメリカ政府が保証しているドルの価値も下がる。ドルが世界共通の通貨だったとしたら、全世界の資産が一斉に価値を失う。
◆「自己責任の原則」とは、エモーショナルな教訓ではなく、論理的な原則論。知識や理論を自分で学び取り、自分なりの行動原則や価値観を持った上で、リスクは当たり前のものとして取って、積極的に投資に向かう、という意味。
◆お金というバーチャルな指標で端的に表される信用を創造するために、社会の中でアクションを起こし、繋がりをもつ。その行動を支えるのが、知識や体験に裏打ちされたコミュニケーション力。社会活動で更に知識や体験、コミュニケーション能力が磨かれる。その上昇スパイラルを数値で表すのが実態としてのお金。
◆仕事の報酬が上がったというのはこれらの総体である信用が、仕事上で発揮できている能力というかたちで評価され、お金という指標で表されたということ。
第3章
◆いまの日本人の貯蓄は、自分に自信がなくて、信用が足りないって薄々わかっていて、それで代わりにお金貯めてますっていう感じ。
◆本当に子供のことを思うなら、自分が死んだ後に路頭に迷わないようにと思うなら、保険に入るよりお金とは何なのかという教育にお金を使った方が良い。
◆生命保険がどの程度のリスクを持った商品なのか、そのことを自分なりに判断できるような教育がまったくなされていないことが問題
◆そもそも、企業社会で資本主義社会なのだから、企業とか経済に興味を持たないのがおかしい。興味を持って当たり前だが、そのきっかけが教育の現場に非常に少ない。
◆不当な搾取から逃れ、自らの投資機会の拡大、投資アマウントの増大を目指し、自分なりのQOLを手に入れるためにも、全世界で使わない人のいないお金について学び、学ぶために自分から情報を取りに行くことを教えなくてはいけない
第4章
◆一部の人たちが情報格差を利用して、本当は安全にレバレッジをかけられる方法があるのを知っているのに、自分達だけやって一般の人たちには知らせていないだけ。そのことを、みんなが理解していない
◆高度経済成長は、将来に上がる利益を先食いすることによって、急成長を成し遂げた。人口が伸びているうちは良いが、途中から人口が減ってくると、そのツケを少ない人口で払っていかないといけない
◆既得利権を死守する側が国民に、お金の本質を見抜く力を身につけてこさせなかった失策を自覚しないと、今後も日本の国際社会におけるプレゼンスは下がっていく一方
◆本当の情報格差は、ウソをウソと見抜くことそのもの、それを体得することを阻害する勢力があることで存在し続けている
◆単純に子供を増やしただけだと、消費する人は多少増えるけど、付加価値が無ければ国際競争のなかでは勝てません。
第5章
◆内定するから取り消しが問題になるのであって、内定しなきゃ取り消しも問題にならない。一年も前から内定を脱すことに関するリスクを採るほうも採られるほうも考えなかったのか
◆金融商品に投資をするよりも、自分で起業するほうが絶対にいい。中途半端な額で投資をしても、労力のわりに儲からないし、下手をすればすぐに全額を失ってしまうことすらある。それなら、自分でビジネスにチャレンジしたほうがいい。たとえ失敗しても、得られるものが、残るものがある。
0 件のコメント:
コメントを投稿