2016年5月30日月曜日

優生学と人間社会 第1章の3 米本昌平

第1章のラストです。

第1章の1

もっとも筆者が言いたいことは、
優生学=ナチスだけじゃないんだぜっていうことです。
アメリカでも普通に優生学思想による差別、断種は行われていたし、
ナチスはカリフォルニア州を参考にしてその仕組みを作った。

米本先生の「遺伝管理社会」では、
カリフォルニア州断種法→ナチス断種法→国民優生法
という日本の国民優生法制定の経緯が記されております。



いずれこの本もまとめるかなあ。





アメリカの続き
◆優生政策としての1924年の絶対移民制限法。欧州人種の間に優劣が存在することを前提。
◆自然科学的な人間解釈がとりわけ貴ばれ、進化論に立脚して人間改造を目指す優生学プログラムは、宗教的義務に近いものと一部で受け止められる
◆アメリカを建国したアングロ・サクソンが最優秀という価値観
◆T・ルーズベルトは、上流階級の計画出産による「民族の自殺」、出生率の差、黄禍論などを公然と口にした
◆1913年時点で、32州で、白人と黒人の結婚と性交渉が法律で禁止されていた
◆反社会的傾向の家系の研究
ダグデール:ジューク家系の調査。貧困は遺伝性と発表。
ゴダードとカイト:カリカック家系の調査。
先妻である酒場との女性との間にもうけた子孫は多くが精神障害者、性的放埒などの問題を抱えていたが、正しい家柄の後妻との間にもうけた子孫からは社会的有力者が続出したという研究。

◆IQテストがフランスのソルボンヌ大学ビネーによって考案。落ちこぼれの児童を同定するために政府から依頼された。ビネーは子供のレッテル貼りに使われることを警戒したが、アメリカに導入されると、もっとも心配した方向に転がり出した。
◆ゴダード:ビネー・テストを英訳し、アメリカに導入。知能は遺伝的にも決定されていると信じていた。アメリカ移民がまず上陸するエリス等でテストを実施すると、移民の多くが12歳以下相当の「精神遅滞」に該当
◆ターマン:スタンフォード大学教授で、IQテストを拡張し、スタンフォード=ビネー・テストを開発。標準モデルに。
◆ヤーキーズ:新兵にIQテストを実施。新移民ほど悪い成績だったが、現在ではアメリカ文化に馴染んだほど意図が通じやすいテストだったという評価

◆ローリン(第1章の2参照):実際の公立病院や慈善施設の収容者の人種比率と国勢調査の比率を比較。東欧・南欧移民の収容者の比率が過剰という結論を出した。
◆1921年に1910年国勢調査の人口構成比3%以下に移民を抑える移民法が成立。ローリンによるロビー活動によって、ノルディック系やチュートン系が優勢だった1890年国勢調査に変更された。
◆1924年の絶対移民制限法で東欧・南欧からの移民が事実上不可能に(中国ははるか以前に禁止。日本も移民を出さないことで合意)
◆1965年の移民国籍法に変わるまで引きづる


アメリカ優生政策がナチスドイツに与えた影響
ナチス政権は、カリフォルニア州の断種の実績を参考にし、ナチス断種法を成立させた。アメリカの優生学者の多くは、、これを賞賛したが、欧米の研究者はユダヤ人研究者の大量パージを非難した
◆ナチスは、アメリカの断種法や絶対移民制限法を、自らの正しさの具体例として喧伝した

ナチスへの批判
◆マラー:遺伝学者。1932年ニューヨークで開催された国際優生学会議で、優生学者の人種論を明確に批判。人類の進化には、遺伝よりは経済社会体制の方が重要だと主張。
 1935年「夜を越えて~一生物学者の未来観」のなかで、ヒトラーの優生学を批判し、真の優生学は社会主義下でこそ実現できることを示そうとした
◆1930年代末、遺伝学者たち(ホールデン、ハクスレー、ニーダム)は、自らが信じる優生学と、ナチスの人種政策とがいかがに違うかを強調しようとした

戦後
◆ユダヤ人の大虐殺が核心と考えられ、優生政策はニュールンベルグ裁判や非ナチ化の対象にならなかったため、いくつかの国では戦後になって本格的な科学的優生学の時代が到来
◆1960年代のアメリカでは、精神障害者に対する強制断種は当然のように行われており、断種手術を避妊の手段として最大限活用したのはアメリカだった
◆1970年前後を境に、優生学という言葉は否定的な意味を帯び出した。アメリカ優生学会が1972年に社会生物学会へ改名

精神病・精神障害者差別の社会問題化
◆1960年代、アメリカには理工学ブームが到来し、優生学的提案が目白押しになされた
◆レダーバーグが分子生物学の到来を指摘した上で、人間の遺伝的改造という発想の危険性を指摘。
◆1960年代前半に黒人差別撤廃運動や、女性、障害者、同性愛者が運動を開始
◆1960年代末、ベトナム反戦の一環として、科学者の社会的責任論を展開するグループが展開をはじめる
◆1960年代末から1970年代初頭にかけて、若手研究者が優生学への危機感をつのらせ、アメリカ優生学史の実証的な研究が開始される。
◆ナチス優生政策が、「否定的に再発見」される。実証研究が本格化するのは、80年代以降(タブー視されていた)

筆者のまとめ
◆ナチズム=優生社会=巨悪という図式の下で優生学を語ることからいったん離脱すべき

第2章の1









2016年5月29日日曜日

優生学と人間社会 第1章の2 米本昌平

第1章の1

続き。イギリスの話です。
◆19世紀後半は、精神病・精神障害者の問題が、社会的に急に重みを増しはじめた
◆初等教育の義務化により、大量の極貧層の子供達が初等教育を受けるようになった。多くの子供達が授業についていけなかったため調査を行い、5万人中9200人弱の精神・神経系の障害児がいることが分かった。これによって特殊学級のシステムが作られた。
◆極貧層の一部の人々は、精神障害という医学的課題とされ、王立精神遅滞保護抑制委員会が設置された。
◆この委員会により精神障害の区分と定義がされ、精神障害の女性の出産・育児が問題とされた。
◆精神障害は漠然と遺伝によると考えられ、一般の女性よりも他産であるとされた。このため精神障害と非嫡出子の子供が増えると考えられ、社会に倫理的危機をもたらす恐れが指摘された。
◆このため強制収容と性的隔離を含む精神病法案が準備されはじめた。
◆優生教育協会(前回参照)が強力なロビー活動を行った結果、1913年精神病法が成立した。

ここはソ連の話です。
◆優生学は極右の学問ではない。この時代、多くの社会主義者や自由主義者が、優生学は社会改革に合理的基盤を与えてくれるものと期待した。
◆新生ソ連にとって科学主義的な優生学は親和性があり、1920年代には強力な優生運動があった
◆1920年にロシア優生学会、1921年にロシア科学アカデミー優生学局が設けられる
◆これらの中心はメンデル派だったが、1925年にラマルク主義的な優生学の提唱者が大きく非難。メンデル主義的優生学がマルクス主義と相容れないとし、ラマルク主義の立場から環境改善による人類の遺伝的改良を主張。
※ラマルクの獲得形質遺伝説
→個々の個体が生涯で体を変化させ、変化の一部がその個体の子孫に継承されることで生物は進化していくという考え。重要な器官は強くなり、使わない器官は退化したり消失する(用不用説)。そして、それは少しずつでも子孫に継承される。

次はアメリカの話です。
◆1904年、ワシントンのカーネギー研究所は、コールド・スプリング・ハーバーに「実験進化研究所」を設置し、遺伝学者のブレークスリーとダベンポートが着任。カーネギー研究所は後にドイツの優生学研究の支援も行う。
◆プラグマティズムの伝統が強いアメリカでは、牛や羊の育種と遺伝現象が結び付いた。アメリカ育種家協会は、1906年に優生委員会を設置、1914年にはアメリカ育種協会がアメリカ遺伝学会に名称変更、遺伝学雑誌を発刊
◆ダベンポートは、1910年鉄道家ハリマンの未亡人の支持を受け、実験進化研究所に優生学記録局を設置。世界で初めて独自の建物・研究設備・専任職員を擁する機関。
◆ダベンポートは人類遺伝に関する膨大なデータを、個人とその家系のカードで収集。優生学記録局でフィールドワーカーを育成し、病院や救貧施設などに配置、カードを作成させ送らせた。これらのデータは、環境要因が大きいと思われる性質など今日からみれば価値のないものが異常に多い

◆優生学には、よい遺伝形質を積極的に増やそうとする積極的優生学と、悪い遺伝形質を抑えようとする消極的優生学がある。
◆よい遺伝形質を増やすための手段は人間には難しいため、現実に行われたのはほとんど消極的優生学。代表例が断種法。
◆アメリカで公式上初の断種手術は、1897年のシカゴ。1902年にインディアナ州の外科医シャープは、アメリカで犯罪者や精神障害者が急増していることを憂慮し、断種の効用を説いた。彼が収容されている犯罪者42人に断種を行ったことが、優生学的断種の出発点
◆傷害罪を避けるため、シャープらはインディアナ州議会にロビー活動を行い、世界で初の断種法を成立させた(後に違憲判決を受けて制定し直された)。インディアナ州断種法は、これに続く州のモデルになった。

独特なカリフォルニア州
◆1909年インディアナ州にならった州法を成立させたが、とくに刑務所の収監者を対象とした。1913年には、州精神委員会が精神病者だと認定した場合、断種された者のみ(両親か後見人の同意書が必要)が施設から出られるとした
◆法の運用面
 1.精神病者一般だけでなく、梅毒患者、性犯罪の累犯者などの罰則に適用
 2.断種実施件数がずば抜けて多い(1921年までには全米の79%、1936年末までには全米のほぼ半数)
◆カリフォルニア州の実績は、ドイツの優生学者に伝えられ、ナチス断種法はこれを十分検討して作られた

◆優生学記録局のローリンは1922年にモデル断種法を発表。手術費用の裏づけ、違憲判断を回避するための優生委員会の設置を盛り込む
◆1927年に連邦最高裁
「犯罪傾向の子孫を放置し、精神遅滞の子供を餓死に追い込むのを座視するよりは、社会が、明らかな不適応者が子供を作らないようにすることは全体にとって善である。強制的な種痘の法理は、じゅうぶん輸卵管切断にまで拡大しうる」


第1章の3








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2016年5月28日土曜日

お金を生み出す家を買いたい! 長谷川高2

今日2本目!

その1

第4章
◆わからないものには投資をしないということが基本
◆不動産自体の投資物件としての是非を判断するのは、投資対象の会社を判断することに比べれば、より素人向けではないか
◆1000に5つといわないまでも、100の情報を集めても見に行きたいと思えるのはせいぜい10〜20です。そのなかで具体的に購入を検討するのがおそらく3物件、そして実際に契約に至る可能性があるのが1物件以下だと思われる
◆さまざまなマンションの部屋を、同時に、または完済前で複数投資しようとした場合、金融機関がこれに応じないケースが一般的。原則として、一つずつ積み上げるように投資していくことが必要
◆店舗や事務所というのは住宅系の投資物件に比べて、借り手からより厳密に立地や広さ、使い勝手を選ばれる。駅に近いから、または商店街なるから、という理由だけで購入してしまうと大きな失敗につながる可能性がある

◆レントロールを見たときに空き室が2室あった場合は、現在の賃料設定が周辺の賃料相場に比べて高いのではないかと疑ってかかる必要がある
◆「なぜこの売主はこの収益物件を売るのですか」という質問に対する理想の答えは、「事業に失敗して」又は「相続で」など、お金に困り仕方なく手放すことになったという答え。本来十分な収益を生む物件を人は手放さない。
◆登記簿謄本を見てサラ金からお金を借りているとの裏付けが取れれば、ある意味安心していい投資ができる可能性がある。
◆賃貸物件の間取りの良し悪しを見るには、新築の分譲マンションと比較してみるのが良い。最新の分譲モデルルームや完成済み物件を見て知っておくことが重要

◆建築コストを安く済ませようとしている建物は、角部屋にもかかわらず側面に窓が全くないか、非常に小さい窓しか設置されていないケースが多々ある。これは賃借人のことを考えて設計および建築されたとは言い難い
◆ある程度築年数が経過した物件で、見た目にも、また修繕の履歴からも直近で購入後に大規模修繕をする必要があれば、工事会社にその費用を見積もってもらい、その分購入後に必要な費用として考慮に入れるか、減額交渉の手段とすることも良い。
◆全ての法令や指導要綱に適合した物件であるという申請に対して「建築確認認可証」が発行される。これにより初めて建築可能になる。
◆合法的に申請書どおりの建物ができているときに発行されるのが検査済証。法令において合法であった申請図面とは違うものを建てた場合にはこの検査済証は発表されない。違法建築である可能性がある。
◆ツーバイフォーの工法は非常に堅固であると阪神淡路大震災でも証明されているので、この方法用いている施工会社であれば物件としての評価は高まる

◆建築業界は、大手だからしっかり工事しているとは言い切れない。なぜなら彼らは工事の元請けに入るだけで、実際に工事を行うのは小規模工務店といったケースがほとんどだから。
◆長期でアパートローンを組んで購入する場合には、5年後10年後の賃料収入を想定しなければならない。新築を買ったとしても、5年後10年後には中古の物件と同じくらいまで賃料下げる必要があるので、それでも事業収支や返済計画が成り立つものでなければならない。
◆本来、好立地高利回りの良い物件を売主が手放すはずがない。何か問題があるからこの物件を売るのではないか突き詰めて調べる必要がある。特に理由が見当たらなければ、さらに疑う必要がある。
◆売主側の業者さんと面談の機会を作ってもらう。そこで初めてわかる事実が多々あるのがこの業界の常。
◆売るに売れない物件を維持するために、毎月自分の中から持ち出しして銀行の返済に充てていくのは、ワンルームマンション投資によくある典型的な失敗パターン

第5章
◆投資金額は、物件価格(消費税込み)+仲介手数料+登録免許税(登記費用)+不動産取得税
◆アパートローンは、住宅ローンのように30年又は35年といった長期の固定金利で借り入れできない。一般的にはせいぜい3年から5年程度、長くても10年といった期間の固定金利となるか、または変動金利のローンがほとんど
◆銀行が投資の審査をする場合、返済が滞れば投資用物件に抵当権をつけて融資金額の解消図るので、投資をしようとしている物件の鑑定評価をする。評価金額100%融資することはないので、さらにこの金額の70%の掛け目で融資することになる
◆すでに時に自宅を買って住宅ローンを背負い、奥さんと子供が2人いるという前提ならば、月々の生活費、いざというときの返済余力まで資産する
◆不動産投資の時に組むローンはほとんどの場合、変動金利での借り入れとなるが、この変動金利は、長期金利≒10年もの長期国債の金利に連動して決定される
◆税金のこと最終的に税理士や税務署に聞けばどうにか正解が導き出される。測量・登記も専門家が存在しますので、信頼のおける会社に任せておいてもひどい結果にはならない
◆100%など、神様以外に業界人にも存在しない。しかし、業界の専門家はリスクを客観的に見て判断し、リスクヘッジの手法や知恵を伝えることができる

第6章
◆買付書は、どのような形を取ろうと、あくまで買いたいという申し込みである。契約前の申し込みですので仮にキャンセルをしても責任を問われることはない
◆多くの場合、この買付書を出すタイミングは金融機関の融資の可否が出ていない段階なので、買付書には金融機関の融資承認を条件とするといった停止条件の特約を入れることもできる
◆不明な点や不審な点があるならば、そのことが解決するまで契約日を延期することも考慮に入れるべき。自分にとって不利がないかも充分チェックする
◆一般的に重要事項説明書は、契約書にはあえて書かれていないけど買主に対して重要であると思われる細かい問題点を、すべて説明し確認してもらう意味がある
◆細かい問題点は重要事項説明書の最後に特約事項又は特記事項として記載されている場合が多いので注意してチェックしてください。
◆アパートローンの融資承認が下りなかった場合は白紙解約ができるという条文を必ず入れてもらうようにしてください。
◆物件そのものの欠陥を調査することも大事ですが、売主自体の信用情報を事前にチェックすることが必要です。帝国データバンクや商工リサーチなどネットを通じて利用でき、その会社の本社の土地建物の登記簿謄本をあげて無理な借り入れを起こしてないか調べておくと良い。
◆物件を将来売却することを当初から想定すべき。なぜならば次のような条件が考えられるから
→本を読んでみて下さい
◆いざ売却を考えたとき、買い手のつかない物件にならないよう次の3点を心がけてください
→本を読んでみて下さい
◆投資は運用とも言い換えられる。不動産投資をして成功を収めることができたら、その半分はご自身努力だと思って良いが、残りの半分は、運の巡りがよかったと思うべき


 







お金を生み出す家を買いたい! 長谷川高1

徹底的に長谷川先生の思考を盗み取るんじゃい!

第一章
◆素人が、そう簡単に不動産投資で成功するわけがないのは、大手不動産会社で働いていたときの経験から痛いほど思い知らされてきた
◆まずお金が貯まったときにプラスのキャッシュフローのもの購入し、そこから生まれるお金が潤沢になった時点で、贅沢品や自宅を買うという順序が大切
◆不動産の立地、周辺環境、建物のプラン、賃料相場などから、物件の良し悪しは素人でも見ればわかることが多く、そして実際に見ることができる
◆単純にお金持ちになって贅沢をするという以上に、お金を生み出す家に助けられたり、社会的に意義のある活動をされている方をたくさん見てきた

◆不動産投資のリスクを理解せず、きちんとした勉強と地道な努力をせずにうまい話乗り、財産も家族も失った人を何人も見ている
◆頭金なしでレバレッジを最大限にきかせて、投資用不動産を購入することは金融機関の判断次第で物理的にはできてしまう。
◆不動産投資のメリットは、低い流動性を差し引いても上回る高い利回りがあるということ。ほかの投資商品並みの低い利回りの不動産投資では、流動性が低い分、本質的に魅力のある投資とは言えない
◆若年層が減少していくと同時に、就労人口も団塊の世代の大量退職に伴い、今後どんどん減少していく。かつて満室状態だったと思われる学生や単身者用のアパート、マンションは、現時点で需要と供給のバランスが大きく崩れてしまっている
◆ケースバイケースだが高利回り物件の多くを調査してみると次のような事実が明らかになってくる
⇒本を読んでみてください

◆不動産は一旦買ってしまうと、すぐに換金できない。ある程度長期間で見た場合でも、リスクの少ない選択しなければならない。見かけの利回りより、立地選びが絶対大事なのです。
◆マンション投資は、他の流動性の高い商品よりも、高い利回りでなければ買う意味がないが、現在の東京における新築ワンルームマンション投資の利回りはせいぜい5%~6%。これではREITの利回りに銘柄によっては劣る
◆何百年に一度かもしれない大地震が起きた場合、投資した資産の建物部分、つまり投資総額の50%以上が棄損し、そこから生じる収益がストップするリスクを真剣に考慮すべき
◆地震で建物が壊れて賃料が入ってこなくなっても、金融機関の返済は待ってくれない。ということは、借り入れを起こして不動産投資をした場合、大地震が起きればその時点で万事休すとなる
◆儲かったときこそ次に下がるときのことを想像し、あなたを助けてくれるものに投資すべきではないか。

第二章
◆自分が投資した結果が良好で、自分に投資の才能があると思ったときは実はサイクルの頂点であることが多い
◆不動産投資においても、何年かに到来するだろう絶好の買い場まで待ち続けるということがなかなかできない
◆ミニミニ三菱地所目指す
◆とにかくコツコツ積み上げていく、その積み上げたものがちょっとした固まりになった時に、無理のない程度の借金をして、今みたいな不景気の時に安くビルを買って、またコツコツやってきただけ(銀座に2棟ビルを持つ人の話)
◆今現在、資金が十分でないのはいいこと。それだけ投資の準備期間や勉強時間があるから
◆リートは配当可能利益の90パーセント以上を配当すれば、分配金は課税されないというメリットがあり、不動産投資によって得た収益を大部分投資家に分配することできる
◆リートの中でもリスクの高いものから低いものまで様々だが、リスクの低い大企業がスポンサーの投資信託でさえも、5%から6%の配当利回りのものがいくつもある。もう少しリスクを取れるのであれば、8%から10%の配当利回り銘柄もある。

第3章
◆大手不動産会社の中に、土地やビルなどの投資物件を購入する部署があるが、驚くほど地味な営業している。
◆優良の仲介業者と物件と出会うことができるのは地道な努力しかない。努力した人間が良い物件と出会え、最終的には経済的な自由への道が開けてゆく
◆無敵の立地とは
⇒本を読んでみてください
◆10年後20年後も、そのエリアの賃貸市場において人気を保てるのか予想するとき、必ずしも自分に馴染みのある街がベストの選択であり、投資に的確であるとは限らない。思い出があるだけに、その感情差し引いて冷静に投資判断をしなければならない
◆賃貸物件を建てて儲かるのかどうか、それは地元の農家や資産家の方が一番わかっている。彼らがこのエリアで難しいであろうと判断して物件を供給していない場所に、はるばる投資する必要はない。非常にリスクが高い。

◆注意して付き合うべき業者
⇒本を読んでみてください
◆業者が一番恐れるのは、売主のところへ直接他の業者が「私に売らせてほしい」といった飛び込みをされること。だからインターネットに公開されることはない。これはと言える物件の情報は、やはりリアルな世界以外にない◆不動産業界で一番大事なものは宅地建物取引法の冒頭にあるように信義
◆不動産業者さんから選ばれる投資家となる、それが良い投資への必要不可欠な要素

その2

 

2016年5月27日金曜日

優生学と人間社会 第1章の1 米本昌平

不動産投資は大体満足いくまで勉強して、
今は貯金アンドREITという結論に行き着いたので、
医療の方に本をシフトして行きたいと思います。

やりかけの本もあるのですが、
私が修論の時に読んでいた本を改めてまとめようかなと思ってます。
ちなみに3月くらいに決意表明した診療報酬の資格の方は、
28年度改定対応版がなかなか出なかったので全然進んでません(苦笑)。

みなさん優生学ってご存知でしょうか。
人の性質は遺伝子で決まり、そして子孫に伝わる。
つまり人間の、人種の性質、才能その他は、生まれながらに決まっている。
物凄くざっくり言うとそんなところです。

まずはその学問がどのように生まれ、どのように使われ、どのように生き残っているかの優生学史のお勉強です。
第1章は米本昌平御大。

はじめに
◆生殖細胞の遺伝子治療に対するもっとも大きな懸念は、生殖細胞を操作する技術が完成されれば、病気の治療にとどまらず、身体的・知的性質の改善にも使われるようになること
◆人の生殖細胞の遺伝子操作は、必ずどこかで、優生学につながるからいけないという懸念と批判にぶつかることになる
◆デンマークでは、ナチス・ドイツよりも早く断種法が制定され、またスウェーデンでも、最近問題となったように、実質強制と言える、優生学的な不妊手術が1930年代以降、50年代に至るまで実施されていた。
◆ワイマール期のドイツと30年代の北欧諸国に共通するのは、福祉国家の形成ということである

第1章
◆優生学史を語るには、どうしても、19世紀後半の、欧米世界における知の構造的変動までを視野に入れる必要がある
◆ダーウィンの「種の起源」の出現は、キリスト教的な自然解釈に大きな打撃を受けた。しかもキリスト教進行と同時に与えられていた安定した世界解釈や、それに立脚した人生への指針、倫理の基盤などを連鎖的に崩壊させていく危険を含んでいた
◆進化論の啓蒙が成功するほど、社会ダーウィニズムも浸透していった。先鋭的な知識人は、たったいま宗教的迷妄を打破してみせた自然科学こそ、合理的で確実な新しい倫理や生活規範の根拠を提示してくれるものと信じた
◆第1次大戦によってこの種の思想が一般社会に向かって大量に流出した

◆1920年代には、多くの国で優生政策が議論され、一部実施に移されるようになった
◆優生学の成立とアメリカへの伝播をおしすすめたのは、次に挙げるようなこの時期の生物の進展が直接的な原因であった
 1、ワイズマン学説:染色体の種ごとの安定性と遺伝現象とを結びつける一方、発生分化の現象を、細胞分裂によって原基が不均等に分配されていくのだとする
 2、ゴルトンらの研究:遺伝形質の次世代の出現は統計学的な分布法則に従う。ピアソンに引き継がれる
 3、メンデル説の再発見
◆人体測定学。ヨーロッパの研究者が自国植民地のさまざまな人種の身体を次々と測定してまわった
◆ナチス親衛隊長官ヒムラーは膨大なユダヤ人の頭蓋を集めさせ、是が非でもその劣等性を確認しようとした

◆ピアソンが1900年1月「科学の視点から見た国家の生命」という演説。戦争を人種間の不可避の淘汰原理とみなし、戦争遂行のための国家的な効率を問題にした。優生学史に大きな衝撃。
◆1904年5月の第1回イギリス社会学会では、優生学者が大きな役割を果たした。
・ゴルトン「優生学とは、ある人種の生得的質の改良に影響するすべてのもの、およびこれによってその質を最高位にまで発展させることを扱う学問である」
 ◆1907年優生教育協会が発足。スローターが会長に。メンデル説を採ったために、遺伝は統計学的な分布を示すと考えたゴルトンやピアソンのロンドン大学優生学研究室と対立。
◆1911年ケンブリッジ大学優生協会設立(ケインズ、ラスキなど)
◆1911年チャールズ・ダーウィンの末子レオナルドが優生教育協会の会長に。
◆ピアソンの批判にもかかわらず、優生教育協会が影響力を獲得。アルコール依存症、離婚、梅毒調査や精神病法の成立に重要な働きを及ぼす

第1章の2





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台湾医師会からの寄付

メディファックスという業界紙の今日の記事に、

「台湾医師会はこのほど、熊本地震に対する義援金として日本医師会に2033万円を寄付した。」

という記事が出ていました。

台湾のお医者さん達から集めたお金のようです。
本当にありがとう。

また、過去の記事から、日本医師会と台湾医師会は緊急時の協定を結んでおり、

去年起こった台湾のテーマパークでの粉塵爆発事故には日本医師会から1383万円の義援金が台湾医師会へ送られているそうです。

特別に台湾を挙げましたが、
色々な国々と協定を結んでいるようで、
洪水や地震などの災害時には日本から義援金を送っているようです。

これからも相互に助け合える関係を持った国が増えるといいですね。

2016年5月26日木曜日

戦略的上京論 長谷川高2

ラストです!

自分にいつか子供ができたら、
これ読ませたいですほんと。

特に陰徳を積むというところ。
自分の会社のトイレを思い返して、
うちの会社の人間は徳が少ないなあと残念な気持ちになりました。。。

あとは、リアルの人間関係をもっと大事にしていこうと思った点。
堀江貴文氏が、お金は信用の結果だと言っていたところにも通じるかな。
まずはリアル世界で信用される人間にならないといけませんね。

そのためにギブ&ギブギブ&ギブギブ&ギブギブ&ギブ…
仕事を深化させて、人様のお役に頑張って立とう。
仕事中、厄介なクレーム電話を取る時の気持ちが少し変わりました。


第4章
◆投資行為をすることにより、誰しも儲けたいという欲が発生する。この欲を最大限利用する。日経新聞やネットの経済ニュースを見るようになるし、読み方の真剣度合いが異なってくる。
◆株式投資はおそらく極めて高い確率で勝てない。勝てたとしても一時的であり、それは偶然。
◆経済や金融だけではなく、心理学、歴史ととも深く学ぶ必要がある。さらには運にも恵まれないといけない。逆に言えばこれら全てを学ぶことができるのが株式投資。

◆本からあまり影響が受けたことがないという方。それは本気でそういった本を探していないか、読んだ絶対数が少ないかどちらか。これと同じことが映画にも言える。
◆勉強会やセミナーの参加方法としてお勧めなのは書店イベント。小説家の方や文化人、経営者の方に、驚くこと安いチケット代で会いに行くことができる
◆世界中の一流アーティスト、ミュージシャンの展覧会やコンサートを、毎日のようにやっている町、それが東京。
◆あなたの家の家賃は故郷に比べて驚くほど高い。しかし、この家賃の高さは世界的に見ても極めて恵まれた環境、つまり世界の音楽、演劇、映画、絵画等を容易に楽しむことができるといった付加価値分も含まれている。その元を取るべし

◆セレンディピティー:偶然からひらめきや、アイデアの種を得て、問題を解決する現象のこと
◆どんな業種、業態であっても、勝利の方程式は同じ。客待ちをしていてはダメで、とにかく人と接触する以外の方法はない。
◆ビジネスをしている人は誰しも、大企業があたかも社員を持つように、ポートフォリオを組んでいく
◆自分から声をかけたときでも、自分の取り分は最大でも50パーセントまでで、できれば相手に60パーセント取っていただくことを念頭に置いている
◆仮にFacebookの友達が先にいて、ツイッターのフォロワーが2,000人いても、実業の世界、リアルビジネスの世界で生き抜いていけるかにおいてほとんど意味を持たない。
◆若いときは、人との付き合いも短期的に考えがち。もっと長期的な視点に立って、かつ見返りを期待しないぐらいで。実際には、give & give & give & give & give & give。これこそがあなたが長い人生を乗り越えていくための1つのカギ。
◆時間にルーズなだけで総理大臣になれなかった政治家が何人もいる

◆どの分野でも他社より目立った業績を収め優秀と言われたものは、学歴とかに関係なく、捨て目を利かすといったことを実行しているかどうかだと思います
⇒捨て目を利かすの意味は是非本を読んでみて下さい

◆交通事故起こすのは運が悪いからとか、その確率が相当低いから自分が起こすことはないとか、自分だけは大丈夫と思って運転している。しかしそれは根本的なリスク管理ができていない。
◆リスク管理の方法は大きく分けて次の2つ
 ・常に自分が置かれている状況冷静に判断し、リスクが高まっているかどうかを自らに問いかける。高まっているならば具体的な対処する。
 ・起こりえない、予想外のことが起こることを想定して、対処、対応出来るように準備しておくこと

 第5章
◆60歳を超えた現役の医師が、入院して初めて患者の気持ちが分かったと言った
◆人の心や物事やその仕組みを分かっている、理解しているといってもそれは、国語的になんとなく分かっているに過ぎない

◆違法な金融業者から一時でも金を借りるような状況になったときは、やはり一旦帰京して、すべての体勢をもう一度整えてから、再度上京のチャンスを狙うべき
◆現代において、なぜイギリス商人という名称聞かなくなり、世界の辺境の地からイギリス商人がいなくなったのか。それは単純にイギリスという国が、国民が十分豊かになり、かつ老成したから
◆日本は世界一の金融資産国だが、お金のほとんどが貯金。他の先進国に比べ極端に投資というものが敬遠される。国民の思考がおしなべてローリスクなわけで、ローリターンであるのは当たり前。

◆キャビンアテンダントがトイレ清掃に行くと、ファーストクラスでは誰かが掃除をしているのか、いつも清掃する必要がないくらいトイレがきれいらしい。それがビジネスクラスだと、その割合は50パーセントぐらいで、エコノミーだとまず100パーセント汚れているそう
◆トイレ掃除の何が経営にとってプラスなのか率直に聞いてみたところ、それは陰徳を積むことになるから。経営者たる者、人の見ていないところで得を積むことが必要だということだった。
◆アメリカにおけるビジネスマン向け自己啓発の元祖が記した本と仏教の教えとが一致している

◆高校1年生の私が、共産主義思想の青年団体の大学生から勧誘を受けたときに最も納得がいかなかったことは、自分たちの親は労働者階級である貧乏で、自分もその結果将来が決まってしまっている。この現在の日本のシステム変えない限り自分達浮かばれないといったものだった。
◆まだ大学生だというのに、自分の人生思う社会親のせいにして諦めてるように感じた。
◆時間は命と同じくらい大切。お金はいくらでも再生産することができる。しかし時間だけはできない。こうしてる間にも減っている。人生に2度目はない。



2016年5月24日火曜日

胃カメラ&ピロリ菌駆除5

前回までその2
前回までその3
前回までその4

前回からだいぶ経ってしまったが…

前回は胃カメラを飲んだところまでした。

今日から除菌編。

胃カメラの写真を見ながら、先生が細かく丁寧に説明してくれる。
どうやら若干胃の収縮があるようで、ピロリ菌が原因であると考えられるそう。
質問にも丁寧に説明してくれて助かります。

先生が途中急にネガ反転して、
「俺の胃、尋常じゃなく黒いやん」と血の気が引いたのもご愛嬌。

待合室へ戻り支払い。
受付で色々と除菌の説明を受ける。

・1週間連続で飲み続ける
・その間は禁酒・禁煙(タバコ吸いませんが、お酒大好き)
・朝・夜2回5錠を1セット
・飲み終えたら1か月以上日付を空けて再来院
・来院して呼気検査(朝飯抜き)
・再来院して結果発表

こんなスケジュール。

口からの胃カメラでボロボロになり、
小諸蕎麦で復活してから、
処方せんを持って地元の薬局へ。

「全然場所が違うけど、処方せんに書かれた薬あるんやろか・・・」

そんな不安をもちながら処方せんを提出。
いやあ、あるんですねえ。
在庫リスク凄いじゃろ。

クリニックで受けた説明と同じような説明を受けて支払い。
要らないお薬手帳(というか紙)をもらう。
持って行かなかった俺が悪いよね。そういうことにしておこう。

ともあれ薬をゲット。
ほうほう、確かに5剤が1セットになっている。
ランサップ400というのは、薬を合わせたセット名なのかな?
「朝」(どんっ)
「夕」(どんっ)


新年会シーズンだったので、1週間の禁酒が難しく、
次の週末から服薬を始める事にしたのでした。

その6




戦略的上京論 長谷川高1

朝活。

毎度おなじみ長谷川高先生。
ターゲットとしては地方在住の学生と言ったところだと思うのですが、
首都圏出身のアラサーにも十分刺激的されるものがありました。

大学時代に実家暮らしだったことを少し後悔。
まあ両親との大切な時間は過ごせましたが。


◆東京で暮らすと決めた時点で、あなたはあなたの可能性を大きく広げた。

◆地元に続けるという安定を放棄し、東京に出てくるというリスクを取って、ある種の投資を始めているのです。投資先は、他ならぬあなた自身。
◆言うまでもありませんが上京はフリー(無料)ではない
◆多大な投資を受けている身として、その投資金額に見合うリターンをどうやって獲得し、出資者である家族に還元していくのかを常に考えておく必要がある。元を取る努力をしよう。
◆住居の何を最優先にすべきか。築年数や日当たり等の環境、その他多くの快適さを犠牲にしても、どこに住むかを重視すべき
◆上京コストの大部分を占めるのが住居。

◆どうせ済むのであれば、自分の目標とする聖地に少しでも物理的に近づいたほうがよい。
◆結局人生とは何か?何によって人生が展開していくのか?と問われれば、やはり人との出会いが重要なファクター
◆そもそも東京に土地勘の無いあなたが、最初からいい物件を選ぶのは至難の技。それを補うには、やはり自分の足て歩き回る必要がある
◆割安な物件がインターネットに掲載されている可能性もあるが、大家さんとの関係が密接で、独自の情報を持つ不動産屋ほど、インターネットに情報載せていなかったりする
◆今までに数千円から数万円といった金額の買い物しかしたことがなかったあなたにとって、家を借りるという行為は、人生で最初の大きな買い物(=投資)となる
◆現在、東京において空き家、特に戸建ての在庫の増加が深刻な問題となっており、この問題の解決方法として、シェアハウスの活用が激増している

◆あなたにとって居心地の良い、ずっと家に居たくなるような快適な環境求めることは、ほとんど必要がない
◆別の言い方をすれば、様々なチャンスや出会は家の中にはないのです。
◆自分の努力だけで高いできない壁をつきやぶるには、やはり誰かの手助けが必要。
◆地方である実家で何年待っていても、誰かがあなたの家のドアをノックすることも、いきなり誰かからメールが来ることもない
◆女性がつまるところには自然に男性も集まる、素敵な女性が集まるところには素敵な男性が自然と集まるという、原理原則とも言える法則があります
◆穴場的なエリアの紹介
⇒ぜひ本を読んでみてください
◆全くの個人的な意見ですが、せっかく東京にお住まいになるならば、西の限界をJR線の国分寺駅程度までにする
◆大いなる決断、大いなる投資をして東京に出て、果たして多摩地区に住む必要があるのか
(これは笑ってしまった)

◆あなたが、家族の元を離れて上京したならば、最初の大きな問題は孤独。この苦しみは、実家にいるうちは決して経験できない。乗り越えることができれば、あなたを大きく成長させるものでもある。
◆高々時給900円や1,000円のお金であなたの大切な時間のすべてを売り渡してはいけない。これは時給3,000円だとしても同じ。それぐらい、若い時に何をして過ごすかというのは、大切なことであり、あなたが今過ごしている時間はかけがえない。
◆あなたの年齢では、これからあなたを成長させてくれるものはもう家族ではない。それはおそらくあなたの彼氏、彼女、親友のはず
◆次の段階として、学校や職場と家の次に3番目の場所を確保する。社会学者が言うところのいわゆるサードプレイス





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千のプラトー ジル・ドゥールズ フェリックス・ガタリ その2


序 リゾームのその2です。
勉強会行って、解説というか筆者の概念についての講義を受けたら、
本当に何が言いたかったかよく分かった。
すげえなあ。

nマイナス1とは何か。
この意味が分かっただけで全部筋が通った。


◆精神分析と言語学を見るがよい。前者はただ無意識の複写または写真しか作ったためしがなく、後者は言語の複写または写真しか撮ったためしがなくて、そこには予想されるあらゆる裏切りがともなっている
◆リゾームがふさがれ、樹木かされてしまったら、もうおしまいで、もはや何一つ欲望から出てきはしない。
◆子供が家族のうちにみずからを根づかせ、父の姿のもとで写真に撮られ、母のベッド複写されている以上、いかにそれらの逃走線が封鎖されているか

◆樹木ー根の極微な要素である測根が、リゾームを生み出す糸口になることもある。簿記や役所仕事は複写によって進められるにもかかわらずそれらが発芽しはじめ、リゾームの茎を伸ばしはじめることもある。
◆長い記憶は樹木状であり、中心化されている。短い記憶は少しも、対象との隣接性あるいは直接性の法則にしたがっているわけではない
◆樹木状システムは序列的システムであって、意味性と主体化の中心、組織された記憶、そしてまた中心的自動装置を含んでいる
◆精神分析は無意識を樹木構造。無意識というものについての専制的考え方にもとづいて、それは独自の専制的権力を打ち立てる

◆どんなに樹木は西欧の現実と西欧の全思考を支配してきたことか
◆東洋、とりわけオセアニアには、あらゆる点から見て樹木という西欧的モデルに対立するリゾーム的モデルのようなものがありはしないか
◆アメリカにはさまざまな方向が存在する。東部においては樹木状の探求と旧世界への回帰が行われる。けれども西部はリゾーム状なのだ
◆アメリカにはすべてが集合しており、それは樹木であると同時に水路、根であると同時にリゾームなのだ
◆重要なのは、樹木ー根とリゾームー水路とが二つのモデルとして対立するのではないということだ

◆プラトーはつねに真ん中にある。初めてでも終わりでもない。リゾームはもろもろのプラトーからなっている。
◆さまざまな強度の連続する地帯、みずからの上に打ち震え、何かある頂点へ、あるいは外在的目標に向かうあらゆる方向づけを回避しつつ展開される地帯である
◆一つのリゾームを作り拡張しようとして、表層的地下茎によって他の多様体と連結しうる多様体のすべてを、われわれはプラトーと呼ぶ
◆アレンジメントとは領野のそれぞれから取ってきたいくつかの多様体を連結する
◆教養的なものとしての本は、必然的に複写であるしかない
◆リゾームには始まりも終点もない、いつも中間、もののあいだ、存在のあいだ、間奏曲なのだ




 

2016年5月21日土曜日

川本喜八郎ギャラリー

今日は渋谷で勉強会ですが、

勉強会前に三国志を導いてくれた川本喜八郎御大のギャラリーへ。

今は三国志ではなく平家物語やったが満足や。


千のプラトー ジル・ドゥールズ フェリックス・ガタリ その1

勉強会の課題図書。
名前は聞いたことがあったんですが、初読です。


勉強会前に序章を読んだのですが、難しい。汗
何とか追いつけるようにまとめてみます。


◆測定可能なもろもろの線や速度は、一つのアレンジメントを形成する。本とはそのようなアレンジメントであり、そのようなものとして、何者にも帰属しえない
◆本には対象などというものもない。アレンジメントとしての本は、それ自体他のさまざまなアレンジメントと接続され、他のさまざまな器官なき身体にかかわるだけ


◆本の第一のタイプは、根としての本。樹木はすでに世界のイマージュである、あるいは根は世界としての樹木のイマージュである
◆本は世界を模倣するのだ、芸術が自然を模倣するように。
◆この手法は自然がなしえないこと、あるいはもはやしえなくなったことを巧みに成功させる。1が2になる。


◆側根システム、またはひげ根のシステムは、本の第二の形であり、これは現代の人々が好んで援用するものである。
◆世界はその軸を失ってしまい、主体はもはや二分法を実行することさえできないが、しかしより高い統一へ、両義性によるものか多元的決定によるものか、とにかくより高い統一へと、そのたいしょうのじげんに対してつねに補完的な次元において到達する。
◆世界は混沌となってしまった、けれども本は世界のイマージュ、つまり側根としてのの混沌=秩序宇宙であり続ける。根としての秩序=宇宙である代わりに。


◆〈多〉、それは作り出さねばならない。
◆設定すべき多様体から一なるものを引くこと、nマイナス1で書くこと。このようなシステムはリゾーム〔根茎〕と呼ばれうる
◆リゾームの特徴
・1.2 連結と非等質の原理
  :リゾームのどんな一点も他のどんな一点とでも接合されうるし、接合されるべきものである。
  :特性のひとつひとつが必ずしも言語学的特性にかかわりはしない
  :もろもろの記号の体制とそれらの対象との間に根本的な切れめを設定することはできない
  :ヴァインリッヒ「母国語というものはなく、一個の政治的多様体における一個の支配的言語による権力奪取があるだけだ」
・3.多様性の原理
  :多様性には主体もなければ客体もなく、たださまざまな規定や大きさや、次元があるだけで、多様体が性質を変えないかぎり成長しえない
  :われわれは測定の諸統一を持たず、単に測定の多様性あるいは変動性を持つだけ
  :逃走線は多様体が実際に満たす一定数の有限な次元の現実を示すと同時に、多様体がこの線にしたがって変容することなしには、どんな補完的次元も不可能であることを示し、そうした多様体を、同じ一つの存立平面あるいは外在性の面の上に平たくする可能性と必要性を示す
  :本というものの理想は、すべてのものをこのような外在性の面の上、ただ一つのページの上、同じ一つの平面の上に広げることであろう
・4.非意味的切断の原理
  :諸構造を分かち、あるいは一つの構造を横断する、あまりに意味をもちすぎる切断に対抗するもの
  :脱領土化の動きと再領土化の過程とが相対的なものであり、絶えず接続され、互いにからみあっている
  :二項のうちの一方の脱領土化ともう一方の再領土化を保証し、二つの生成変化は諸強度の循環にしたがって連鎖をなしかつ交代で働き、この循環が脱領土化をつねによりいっそう推し進める
  :進化の図式は単に、分化の度合の最も小さいものから最も大きいものへと進む樹木的血統のモデルにしたがって作られるばかりではなくて、異質なものに直接働きかけ、すでに分化した一つの線からもう一つの線へと飛び移るリゾームにしたがって作られることになろう
  :血統による病や、それ自体を後の血統に伝える病によってよりも、多形態的かつリゾーム的な流感(*ウイルスなどなど)によって、われわれは進化し、かつ死ぬ。
・5.6 地図作製法および複写術の原理
  :リゾームとは地図であって複写ではない。
  :地図が複写に対立するのは、それがすべて、現実とじかにつながった実験の方へ向いているから
  :リゾームのいちばん重要な性質の一つは、つねに多数の入口を持つということ。これはつねに「同じもの」にもどる複写とは正反対
  :複写はすでに地図をイマージュに翻訳し、リゾームをすでに根や側根に変容させた。複写はその軸でえある意味性と主体化との軸にしたがって、もろもろの多様体を組織し、安定させ、中和させた。リゾームを生み、構造化したのだ。




時間がないのでここまで。汗
残りは追記します。




その2 序リゾームのつづき







2016年5月17日火曜日

大局観 羽生善治 2


その1


ラストです。
その1で紹介したNHKスペシャル見ましたか?
もう見ながら途中で怖くなりました。

人工知能なんか絶対いつか悪用されるし、制御できなくなるって。
(↓この羽生さんの本は人工知能には関係ありません。笑)

名前こそ出していなかったけど、ゲン担ぎのところでは、
羽生さんと先日取り上げた野村監督とは意見が異なっていた。

野村の流儀 野村克也

野村さんはできるだけゲンを担ぐ。
羽生さんはキリがないからゲンを担がない。
でも引用する勝負の格言は同じ。面白いですよね。

第3章
◆将棋は自分自身で対局終了を決めるので、タイミングにはかなり個人差がある。最後の最後までプロさすがプロはいない。なぜなら、終わりの一手詰めまで指すのは相手を信用していないことにもなるし、見苦しいことだと言われている。
◆どのタイミングで投了するかは時期とともに変わっていくが、散り際の美学というのはとても日本的で、桜がこよなく愛されている事とも関連していると思っている。江戸時代に残された棋譜には特に投了図に深いこだわりが見られる
◆私は、プロになってから公式戦だけで400局以上負けてきた。将棋は勝ち負けの偶発性が非常に少ないので、400局負けたということは、私にはすくなくとも400以上の改善点があることになる。
◆棋士にとって大切な資質の1つに打たれ強さがある。負けたとしても、また立ち上がって前進していかなければならない
◆たくさん棋譜を記憶するには、まず型を覚えることが第一歩
それまでは断片的にしか知ることができなかったことを、たくさんの棋譜を見ることによって深く理解することもあった。それは名局、好局というだけではなく、平凡な一局、不出来な一曲も合わせてみることによって浮かび上がってくる
◆検索は検索で非常に有能なツールであることは間違いないが、それと同時に、自分で責任を持って懸命に考えて選択をする事も大事。
◆大局観では終わりの局面をイメージする。最終的にこうなるのではないかという仮定を作り、そこに論理を合わせていく。
◆情報や知識を集めたとしても、それだけでは大きな意味や価値を持たない、あるいはその価値は日々、下落を続けていると私は感じている
◆情報化社会を上手に生き抜いていく方法は、供給サイドに軸足をこと。自分自身は常に消費を続けているわけだから、自主的に、いや、半ば強制的にでも出力上げていかないといけない

◆直感とは、数多くの選択肢から適当に選んでいるのではなく、自分自身が今までに積み上げてきた蓄積の中から経験則によって選択しているのではないか
自分のとった行動、行った選択を、きちんと冷静に検証する
◆直感もひらめきも、あまり過信せず、1つのツールとして上手に使いこなすのが肝要

第4章
◆ツキは多くの人々を魅了し、揺さぶり、引きつける普遍的な要素がある
◆個々の運不運に一喜一憂したとしても、より大きな組織、団体、国家の影響に巻き込まれてしまえばどうしようもないわけで、長いスパンにおいては大きな差はないのかもしれない。その意味からも、あまり極端にツキにこだわる必要はない
◆ツキを得るのはなかなか難しいものだと思うが、失う方法は至って簡単。人道に反することをすれば、容易に状況は悪くなる
◆端から見ればいつもラッキーに見える人でも、実は様々なケースに備えて考えているのではないか。
◆人がゲンを担ぐのは、自分のことよりも、むしろ、ほかの人のことの方が気になるという心理からかもしれない
◆聞いた話では、ジンクスというのは良い結果に対しては使わない言葉なのだそう

第5章
◆普通は8級からスタートするのだが、私はあまりに弱かったので、15級からスタートした。席主が、級を低めに設定して、そこから上がっていくようにすれば自信がつくのではないか、と配慮してくれたのだ。
◆欲にしろ自我にしろ、真面目に増やすのは簡単でも、真面目に無くすのは難しい。人間というのは、何か自分にとってプラスになることをしていないと、真面目にやっていると思えない。
◆まじめにコツコツと積み重ね、真面目に不必要なものを捨てるという作業繰り返して行く先には、深遠な心理があるのではないか。
◆日本で戦国時代まで行われていた中将棋には、酔というコマがあり、これが成る太子という駒になって、王将と同じ価値になるというルールもあった。つまり、酔象が太子になると、たとえ王将が倒されても太子があるので戦いを続けられる。
◆基本的に人間とコンピュータは反対方向に行っている。たくさんの手を考えるコンピュータと、極力手を考えない人間。その違いは鮮明だと思う。
◆こういう一手は人間の感覚では差さない、という手をコンピューターは指す。手を見て、これは人間が指したものではないとすぐにわかる。ただしこれは、今の時点ではという条件付きの話である。
◆将来、人間が差す手とコンピューターが差す手が同じものになるのか、違いが存在し続けるのかは、大きなテーマであると思っている。私の予測では、考え方の方向性が全く違う両者だが、最終的に選ぶ一手の決断は、実は同じになるのではないかと思っている。
◆プロが最も嫌う局面はジリ貧と呼ばれる局面だ。これは徐々に悪くなっていくのが明らかな上に、打開策すらもない局面のことである。だから、ジリ貧になる前に思い切った手を指すのだが、それは1つの可能性に賭けたわけで、方向性としては合っている。 
◆想定外、読みの範疇でないケースに対しては、見落とした、軽視したという2つの表現がある。見落としたは文字通り、その一手について全く思いつかなかった、気付かなかった、うっかりしていたということだ。軽視したというのは、その一手について可能性はあると思っていたが、大丈夫だと考えて深く読んでいなかった、または感覚だけで判断していたということになる。見落とした場合は仕方がないと思えるが、軽視した場合には反省の対象。
◆ランダムに1000人を選んで、その中で平均年収計測するのと、このサンプル中に1人、ビルゲイツのような大富豪入れるのとでは結果は大きく変わってしまう。
◆将棋の指し手というのは非常に正直。真剣勝負でやっていたら、指し手には、その人の素の部分が如実に現れる。





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2016年5月15日日曜日

大局観 羽生善治 1

今日放送。
NHKスペシャル 天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る 
これに合わせて読んでみた。

深い思考と洞察、反省と練習の地道な努力、豊富な読書量。
この人はどの世界でも上手く行く人だと思う。

あと、4隅の香車を確認しろという話も面白い。
どんなに上に行く人でも、しっかりとこういうところはやっているんだなあ。

第1章
◆大局観とは具体、具体的な手順を考えるのではなく、ぱっとその局面を見て、今の状況はどうか、どうするべきかを判断する。
◆がむしゃらに読み込む力は、年齢が若い棋士が上だが、熟年になると、この大局観で逆に読まない心境となり、勝負の上で若い棋士とも互角に戦える
◆人はだれでも、経験を積んでたくさんのことを知れば知るほど、最後の決断が難しくなってしまう。判断するための材料がたくさんあると、それだけ迷いや恐れの生じる可能性が高くなるから。
◆もがき続けて習得したものは忘れることができない。ある部分においては、なくてはならないこと。
◆リスクをとらないことが最大のリスクだと私は思っている。なぜなら、今日勝つ確率が最も高い戦法は、3年も経てば完全に時代遅れになっているから。
◆勝ち続けるためには、長期的な展望に立って新しい戦法に挑戦していく前向きな姿勢が必要。
リスクにきちんと正面から向き合い、リスクに伴う恐怖や不安に打ち勝つことが、永続的にリスクを取り続ける王道。
◆将棋の場合でも、着手する前に4つの香車を確認しなさいという言葉がある。4つの香車というのは、通常、盤上の四隅に配されている。それらを見て確認すれば盤の全体を見ることになり、見落としなどのミスが少なくなる。
◆必ずどこかに、こんなミスをしてしまったとか、この手は思いつかなかったといった部分がある。それについて考えていかなければ、騎手としての成長はストップしてしまうのだから、まだまだやることはたくさんあるという思いを強く持っている。

◆すべての感情を殺して、常にクールでシビアに選択をするのはベストだと思っていない。なぜなら、楽観的であれ悲観的であれ、感じ感情の発露はとても自然なことだからだ。
◆これはいける、これは駄目だという感覚が一時的な情動だとしても、そこには必ず、そう思うだけの理由がある。
注意すべきなのは、複数の選択肢をシュミレーションして、どちらも上手くいきそうもない場合。こんなときには、最後に思い付いた別の選択肢が、やけにうまくいきそうに見えることがある。しかしこれは、なかなか決断ができず苦しんでいる状況から、一刻も早く抜け出したいという心境が生み出している錯覚であることが多い。
自分が選ばなかった膨大な量の選択肢のほとんどは、選ばなくてよかった選択肢。
◆相手を真正面から見ることは、現実を見据えることであり、逃げることなく挑戦することを意味する。
◆一番手強いのは漠然とした不安。恐怖の対象が明確なら、それについて研究したり考えたりすればいいんが、漠然としているとどうすればいいのかわからない。漠然とした不安は暗闇と同じで、ただ暗くて何も見えないから不安に思うだけで、実体は何もないのではないか。

第二章
好きなことをやり続けたり、練習や経験を積み重ねたりすることによってより深く、より長く、物事に集中することが可能になる
◆神話や神学は、1つの物語ストーリーとして見たときに、その場面をイメージするのは簡単ではないように作られている。だからこそロジックや体系が発展し、深く集中できる状況でしか、理解することができない。
◆信仰を深めることは、同時に集中力を高めたり、論理を構築する能力を高めたりするトレーニングの側面もあるのではないか。
◆集中力を高める3つのトレーニング法
→本を読んでみてください!
緊張して体がこわばるという状態はベストではないが最悪でもない。むしろベターとも言える2番目の中間的な状況で、このほうが日常的、あるいは普通といえるのかもしれない。もっともよくないのはモチベーションがわかず、やる気になれない状態。
◆モチベーションというのは厄介なもので、人為的にコントロールすることは極めて難しい。また維持していくのも容易ではない。
◆ブレイクスルーを基準にして目標設定する。個人であれ、団体であれ、まだ届いていない領域を目指すこと。もう少し頑張れば今までと異なる景色が見える次なるステージを目標とすること。
物事を言語化して説明できるようになるためには、対象に関する深い理解と洞察が必要な。そのためにも練習が大切。
◆最初は練習量に比例して上達していくが、いずれその伸びが止まり、停滞期に入ることもある。その時は量によってその壁を乗り越える方法や、練習の質について見直すアプローチもある。
◆教える時に肝心なことは、教わる側が何を何が分かっていないかを、教える側が素早く察することと考えている。
◆将棋で重要な持続力、直感力、読みの能力を鍛えるには、詰め将棋にコツコツ取り組むのが効果的である。
◆詰め将棋の現時点までの最長手数は、橋本孝治氏の作品ミクロコスモスで、なんと1,525手詰め。


羽生さんの講義@東大
面白いです。





 



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