2018年2月15日木曜日

ナニワ金融道 スーパー不況を乗り切るゼニの実学 青木雄二

私がナニワ金融道を一番初めに選んだのは、大学3年生の時に消費者センターでインターンシップをした時である。

当時は多重債務者が全国的に問題になっていた時期で、消費者センターの図書室には専門書と並んでナニワ金融道が置いてあった。

多重債務の相談もインターンシップ中に何件も寄せられていたので、
ブックオフで全巻を揃えたものだ。

Kindle unlimitedでこの本があったので、懐かしさ半分でダウンロードして聞いてみた。
社会で通用するようなことがいっぱい書いてある。

姪っ子が中2ぐらいになったら、全巻を送りつけよう。

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◆要するに、ゼニを持っている人間が偉く、権力を持っている人間が偉い、いうのが資本主義社会なんや。そればかりやない。憲法にしろ道徳にしろ、支配者に都合のいいように作られていることを、なかなかみんな気づかない。
◆最近はわけのわからない殺人や暴行事件を起こす若者が増加しているやろ。社会で起こるこうしたさまざまなできごとを、どうしたら防止できるかを考えるには、これ以上論ずることができないというところまで、論議を尽くしていくことが絶対に必要になる。そうした問題の根本原因は表面的なことにはないからや。そうして考えていくと、どういう結論にいたるか。最後には、解決の方向として資本主義でいいのか、共産主義がいいのか、どちらかを選ぶようなところにまでたどりついてしまうのやないかと思う。
◆悪いヤツらほど、犯罪だと意識しながらも甘い汁が忘れられず、常にいかに人をダマしてゼニを巻き上げるか、腕に磨きをかけているんや。"悪人"のほうは、そうして学習と研鑽を積んでいるのに、"善人"のほうはちっとも用心せん。努力もせずに一攫千金を夢見たり、自分の虚栄心を満たそうとしたりするばかりで、本当のノウハウや必要知識を勉強したり、「もうダマされへんで」と学習したりすることはまったくせんのや。
◆もともと何かを克服したいと思うているヤツほど、ダマされやすい。そういうヤツは、必ず何か強いコンプレックスを持っていて、悩みを持っている。そこに、「あなたの悩みをすぐに解決しましょう」という人間が出てくると、すぐそれに飛びついてしまう。
◆もう一つ、社会のシステムで恐ろしいのは、保証人という制度や。これに関連してワシは「ワシの漫画がヒットしたのは、自民党のご都合主義教育のせいや」と、あちこちで発言してきた。実際、文部科学省の学校教育には問題がある。それは、なぜ学校教育では『保証人になったらアカンと教えないのかということや。保証人になるほど恐ろしいことはないのに、何も教えておらんのや。
◆はなっから焦げ付くことがわかっているのに、なんで気安くゼニ貸すんかというと、ゼニ貸した相手から返済してもらおうなんて思うておらんからや。ゼニ借りたときに立てた保証人から、根こそぎ取り立てればええというのが、商工ローンのホンマの狙いなんや。





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