夢なのだが、大事なことなので記録しておく。
ある日、会社の経営陣から面接が企画された。
全ての社員に対して、「経歴表をポスターにまとめて来るように」指示があり、
それを元に自身の経歴を伝える必要があるようだ。
その作成に少なくとも1日以上はかかるとみられた。
私は数日前から作成に取り掛かり、
面接の前夜、会社で仕上げを行っていた。。
次の瞬間、である。
ある同僚が、彼が運んでいたコーヒーを、
私のポスターにぶちまけた。
一瞬空気が止まった。
謝る同僚。
しかし、どうしようもない。
紙のポスターはコーヒー色に染まり、
見るに堪えないものになってしまった。
(PCで作れよ、という突っ込みは夢なのでご容赦を)
人事課長に状況を説明しなくてはいけない。
しかしこの人事課長、非常に評判がよろしくない。
役員の腰巾着とあだ名されていて、
実質的な仕事はほとんど部下に丸投げされているとのもっぱらの噂だ。
「仕事ができる人なのか?」というのは、近年稀な愚問だろう。
私は人事課長に状況を説明した。
人事課長はさも私が気の毒だという表情でこう言った。
「まあ、それは仕方がないのではないかな」
そう言って、明日説明しておくとの約束をしてくれた。
役員室には、まだその役員は残っているようだったので、
「今日確認してくれれば助かるのですが」と言おうと思ったが、
お願い事なので、その言葉は飲み込んだ。
次の日。
時間が1人1人に割り振られており、
私の時間が近づいてきた。
結局、私はポスターを作成でなかったので、
手元に配布する要点をまとめたレジュメだけ用意した。
流石にポスターには見劣りするが。
5分前に役員室前に行き、
ポスターの件は人事課長から話が行っているだろうから、と思い、
レジュメを見ながら発表内容を繰り返しブツブツとつぶやいていた。
「次の方。」
と声が掛かった。
「失礼します。」
部屋に入る。
「人事課長から聞いてらっしゃると思いますが・・・」
私は開口一番ポスターの件を説明した。
すると返ってきたのは想定外の言葉だった。
「いや、聞いていないよ。君はポスターを作ってきていないのかね。」
「は、はい。先ほどご説明しましたように、昨日社内で汚されてしまいまして。」
「それは言い訳にならない。私は社員のポスターを見たくてこの面接を企画した。君は要求されたものに応えることができないのか。」
(この役員の謎の変態性は夢なのでご容赦)
「いや、しかし昨日人事課長からも許可を・・・」
「分かりました。もう結構です。
その考え方では所詮あなたには幹部は務まらないでしょう。
安売り店の店長でもやっていればいい。」
(謎の罵倒。安売り店の店長さん尊敬してます。)
その一言だけ言われ、もう取り合ってはくれませんでしたとさ。
ーーー
このようなことは日常にたくさんあるという人がいます。
しかし、こういう出来事は起こる人には年中起こり。
一方で、こんなこと起こりえないんじゃないかという感覚の人もいると思います。
結果としてその感覚は、その人の仕事上の取り組み方に由来していて、
官僚的な、組織的な仕事(作業のほうが正確かも)ができる・できない」の差になっていると思います。
クリエティブ系の仕事をしている人でも、裏方な事務作業が必要な時に、こういうところで躓いている人が多いと思います。
あと残念なのは、こういう失敗が多い人は、とかく人のせいにしがちです。
不安要素を根拠のない期待や自信でそのままにしておき、
最終的には自分に返ってきて、それを人のせいにします。
私は社会人1年目に徹底的にこういう案件で叩き直してもらいました(=たくさん叱られました)。
さあ、私はどうするべきだったのでしょうか。
会社は日々続きます。
強制的に改善のチャンスがあるというのは恵まれています。
なんか久々に教訓的な夢だったので、2月も引き締めていかなくてはいけないと思った次第でした。
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