故 米長邦雄 元将棋連盟会長の名作。
金言が山ほど。
優しい顔した米長先生の、バッチバチな勝負観。
羽生さんもそうですが、大局観という言葉を大事にしますよね。
大局観 羽生善治 1
今は良いけど長い目で見たらどうなのっていう、
短期の視点と、長期の視点を必ずもたなきゃいけないんですねえ。
短期やわぁ…
↓↓↓
〇はじめに
◆本書では、勝つための3つの要素、特に「貸し方の人生」
〇第1章
◆もちろん、勝負は運だけで決まるものではありません。その前に、 実力の戦いをしなければならない。だから、勝ちたいと思ったら、 実力をつけることが第一。その上で、運やツキをつかむことを考えるべきです。
◆しょせん、この世は勝負の世界、その原理は、 世間一般の諸事にも十分に応用できるものだと、 私は考えています。
◆その人の人生観、大局観は、生い立ちから今日までの軌跡に、 大きく左右されるものである。勝負事にせよ、一般の仕事にせよ、 人間が何かをする場合に、その軸となっているのは、やはり、 その人の人生観だと思う。
◆いっそうの飛躍を狙って、それなりの精進、努力をする。実は、 そういう苦労やヤル気があって初めて、わずかに向上し、 その積み重ねが実力になる。しかし、 その実力を本当に活かすか殺すかは、やはり、 その人の大局観的な人生観にかかっているのではないでしょうか。
◆世の中には、 確率で物事を考えるのを極端に嫌う人も少なくありませんが 、確率を無視しての勝負事などは、勝負師のすることではない、 つまり、男が本気でやることでは無いのです。
◆勢いと言うのは、ツキに乗じた行動を意味します。今、ツキに乗じているのか、自分の調子はどうか、流れは? といった冷静な判断を下しながら、その一方で、 自分に自己暗示をかけます。ここは打って出なくてはダメだ。 打って出る絶好のチャンスだといった具合に。 しかもこうして思い切り強気に出る場合は、 必ずと言っていい位成功する。これは将棋に限らず、 どんな色でも、実生活でもそうだといえます。
◆決定的場面で勇猛果敢に打って出られるか、 ということが勢いです。したがってそのタイミングではない時に、 じっと我慢するのも勢いであるわけです。
◆実力さえあれば必ず取り返しがつく。 成績は実力の後からついてくるもので、 勝率とか数字と言うものは、 自分の実績について回ってくるものなのです。
◆たとえ負けたとしても、こちらが全力投球していれば、 後で報われるものなのです。
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