2016年1月3日日曜日

医学の歴史その1 小川鼎三

医学の歴史
小川鼎三

第1章 古代の医学
○ヒポクラテスの偉さは、健康と病気を自然の減少として科学的に観察し、医術を魔法から引き離していることである。
○ローマ時代は公衆衛生や医事制度が大きい進歩をした。給水の設備ができ、浴場や運動場が設けられ、食料品の取り締まりが行われた。医師の免許制はAD200年ごろのローマで初めてできたという。医者の身分が保証され向上した。病院も初めは軍隊用のがローマ帝国の諸地につくられ、あとで一般市民用のものができた。
○唐の時代には孫思邈の『千金方』。病人に対する医者の倫理がかなり詳しく説かれている。医学と医術を区別し、医学の研究は哲学的実際的であることを要し、医術の実施は宗教的人道的であることを要すとしている。内容は道教や神仙家の色彩が濃くて仏教の影響もみられる。
○大宝律令(701)が糖の制度を模してつくられ、その中には医疾令というのがきめられていた。大宝律令は今日に伝わらないが、養老律令(718)によって医疾令の内容がおおよそわかる。

その2





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