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2017年5月7日日曜日

生命保険のカラクリ 岩瀬大輔 その4 ラスト

ラストです!
ライフネットがいかに優れているかという部分はバッサリ切ったので、
是非本書を買って読んでみて下さい。

前回
その3

第4章
◆1995年、55年ぶりに行われた保険業法の大改正。価格規制と参入規制の緩和が核。
◆大手生保が軒並み契約件数を減らすなか、契約件数や保険料収入を大幅に伸ばした勢力があった
 ・医療保険、傷害保険など「第三分野」に主軸を置いた勢力
 ・第三分野とは、保険の法律上の区分。生命保険が第一分野、損害保険が第二分野。
 ・2001年に第三分野の完全自由化

◆ピーク時には50万人いたといわれる生保レディは、この10年(2009年当時)で35万人から25万人まで三割近く減少。通信販売・代理店・銀行窓販など新しいチャネルが台頭
◆定期保険を例にとれば、伝統的な、営業職員を主軸とする大手生保の保険料は、代理店・通信販売などを主軸とする会社より、最大三割程度、割高となっている

◆歴史をひも解けば、生保業界における本当の意味での「競争」は、保険会社間での競争よりも、簡易保険(郵政省管轄)や農協共済(農水管轄省)との貯蓄消費における「利回り競争」に他ならなかった。
◆2007年12月、銀行の窓口で、生命保険損害保険のあらゆる商品を販売できるようになった。銀行窓販の全面解禁である

◆共済は、構成員が掛け金を出し合う非営利組織という点で、営利事業の保険とは異なるが、加入者から見ると、一定の保険料を拠出して保障を受けるという機能に何ら変わりない。
◆埼玉県民共済の加入者数は県内人口の三割を占めるまでになっている
◆生保市場全体が縮小するなか、共済が大躍進していることは、多くの人がシンプルで、安価な商品を指示していることを物語っている

◆2005年、当局は競争を促進する方向に、大きく舵を切った。それが、保険料率の弾力化と、新規参入の奨励である。
◆生命保険会社が進めてきた事業費削減は、保有契約の低下のスピードに追いついておらず、結果として契約一件当たりについて、加入者が負担している事業経費は減っていない

◆仮に加入するとしたら、「日額一万円、一入院60日限度、終身タイプ」のものを標準として考える。これで大半の入院による出費は無駄なくカバーできる。やはり通販かネットの、手数料が安い商品を選ぶべきである。先進医療も保障に含まれていれば、なおよい。

◆保険契約は原則として、国内で運営するすべての生命保険会社の出資による「生命保険契約者保護機構」によって保護される。新たなスポンサーの下で業務が再開されるまでは、契約の変更手続きなどは行えないが、加入者が保険料を払い続ければ、保険金などは支払われることになっている
◆補償の対象は「払い込んだ保険料の90%」ではなく、「責任準備金として積み立てられた金額の90%」
◆貯蓄性がない、「かけ捨て」の定期保険については、もともと責任準備金の額が少ないため、「責任準備金等の削減や予定利率の引き下げの影響が比較的軽微で、一般に保険金額の減少幅も小さくなる(または減少しない)傾向」がある、とされている
◆保険はかけ捨てのみにして貯蓄・運用は自分で行う、すなわち「貯蓄・運用と保険は分ける」という考え方は、昨今のようにマーケットの動きが激しい時代には、望ましい対応といえるかもしれない

◆どの金融商品もそうだが、「お得な商品」というものは存在しない。そこにあるのは、トレードオフである。手厚いサービスのために高いお金を払うか、費用を節約するために、サービスの範囲を限定するか、である
◆そもそも、民間の医療保険には公的保険と比べて限界があり、「お得」な商品が作りにくい構造になっている





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生命保険のカラクリ 岩瀬大輔 その3

前回
その2

第3章
◆保険商品には姿も形もない。あるのは、「保険事故にあったら、ある金額を支払う」という契約者との関係だけだ。その契約の内容、すなわち「約款」が保険の商品そのものとなる。したがって、約款を作る必要がある。

◆告知については、契約者は、保険会社が尋ねる事柄について事実をありのままに答えなければならない。いわゆる「告知義務」が、保険契約者には定められているのだ。ありのままに正しく告知することが義務付けられており、仮に申告しなかった病気が理由となって、後から支払事由が発生した場合でも、保険金は支払われないことがある
◆保険事故の確率が低い人と高い人を見極める「目利き」能力とリスク評価能力が、「リスク引き受け業」たる保険業の基本中の基本といえよう

◆最近になって司法試験よりもっと、難しい試験があること知った。それが、「アクチュアリー資格試験」と呼ばれる、「保険数理・年金数理」の専門家の試験である
◆国民平均より、より多くの人が死亡するという前提にたち、保険業界は保険料を設定している

◆保険金の不払いの三つの類型
 ①不適切な不払い
 ②支払漏れ
 ③請求勧奨漏れ
◆不適切な不払いが発生した会社では、会社の利益目標達成のために、保険金部門が具体的な支払抑制目標を設定・管理し、それにより「不払い優先の風土」が醸成されていった、という極端な例まで明らかにされた
◆請求漏れの防衛策は、加入する保険は給付内容がシンプルで、自分が百パーセント理解できるものにとどめること。具体的には、特約はつけないで、シンプルな単品商品にのみ加入すること

◆生命保険のお金の流れは一年単位で完結するものではなく、将来への積み立てと、過去から積み立ててきたものからの払い戻しのような「時間を超えたやり取り」が多いこと。長期にわたって資産を預かり、運用し、払い戻していくという、生命保険事業の特徴を表している
◆生保の資産運用の内訳は、従来は企業への長期貸し付けが中心だったが、2000年前後には有価証券が6割、貸付金が3割となっている。有価証券の中では、株式の構成比が大きく低下し、公社債や外国証券等に移っている
◆生命保険会社の責任準備金は自己資本ではなく、将来は契約者に対して支払われるべき負債性のものであるため、安定運用が重要となる。したがって、本来であれば公社債を中心とした低リスク商品で運用がなされるべき

◆現在のように低金利の時代では、生保の貯蓄性商品はそれほど大きなメリットを感じるような利回りになってはいない
◆生命保険会社の運用のあるべき姿を考えれば、契約者は保険において予期せぬリスクを取るべきではないし、保険と運用をわけて、保険は保障性の商品に絞るほうが賢明という考えも成り立つ

続き
その4 ラスト




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2017年5月5日金曜日

生命保険のカラクリ 岩瀬大輔 その2

前回
その1

第2章
◆生命保険商品も、本来は「亡くなったら、死亡保険金が払われる」という、極めて単純なものだったのではないか。これを難しくしてしまったことは、保険会社の責任ではないのだろうか
◆生命保険が理解しにくい理由は、大きく分けて二つあると考えている。ひとつは、生保各社が売り出している保険商品が、多種多様な内容の保障と特約をまるで福袋のように詰め込み、「一つの商品」としてパッケージにしているからである。
◆もう1つは、現代の生命保険が「保障」と「貯蓄」という、まったく異なる二つの機能を内包していることである

◆保障が、事故にあわなければ、払い戻しを受けることができないお金であるのに対して、貯蓄は、原則としてすべての契約者が、自分の積立金を払い戻してもらえるものである
◆保険会社の側からみても、保障は「保険リスクの引き受け」という行為にあるのに対して、貯蓄は「運用資産の預かり」になる。
◆みんな、貯金はしなければいけないと分っているけど、なかなかできない。でも、保険料なら、毎月ちゃんと払える
◆現在のように、低金利が長らく続く市場環境においては、長期で資金を固定化することになる生命保険商品の貯蓄機能が、金融商品として有利な選択であるかは、慎重な検討が必要

◆終身死亡保険は、「貯蓄」と「死亡保険」を組み合わせた商品。若いうちに多めに保険料を支払い、将来のために積み立てて行く。年を取ると保険料はぐっと高くなるが、そのために積み立てられたお金から支払われていく。途中で辞めたくなったら、その一部を返してもらえる
◆複雑な生命保険も、「保障」、「貯蓄」の二つに分けて考えるとわかりやすい。この基本に立ち返って考えれば、すっきり整理できるはずだ意味にほかならない

◆死亡保障を求めている人にとって終身保険は割高である。あなたは純粋な保険の部分について払うだけでなく、投資の部分についても保険料を払い込むことになる
◆ほとんどの人にとって、もっとも適した生命保険は定期保険

◆生命保険の特徴の一つに、このような「適正価格がわかりにくい」ということがある
◆生命保険には様々な種類があり、似たような商品でも条件を少し変えるだけで保険料がガラリと変わるため、複数の商品を比較するのが難しい
◆過去15年間で生命保険業界の規制は緩和され、多様な商品と保険料が認められるようになっている。保障内容ほぼ同じ商品でも、保険料は大きく異なる。
◆生命保険会社の保険料を決めるのは、3つの要素
 ①死亡や入院などの発生確率と、保障の範囲
 ②預かった保険料の運用利回り
 ③保険会社の経費や利益に充てられる手数料
◆保障の対価として保険料が徴収されている以上、純粋に「お得な保険」というものは存在しえないことがわかる。「60歳以降は安心の保険料半額」という終身型の医療保険であれば、「60歳以降の保険料を、それ以前に前倒しで払い込んでいる」という意味にほかならない
◆保険商品の場合、「セール」や「割引」は法律によって禁じられている。保険会社は契約者に対して、提供するサービスの対価として、必ずそのサービスに相当する保険料を徴収している

◆若いうちに入った方がお得ということはないが、メリットはある。将来、健康を害して保険に入れなくなるリスクを回避することである。
◆医療保障の中核には国の健康保険があり、民間の医療保険はそれを補完するものにすぎない、という大前提の理解が必須である
◆実際に支払われた医療保険給付金の一件当たりの平均額を比べてみると、入院給付金が約14万円、手術給付金が約11万円だった。つまり、14万円~25万円をもらうために、年間5万~6万円の保険料を払い込んでいることになる。

◆ボストンが所在するマサチューセッツ州では、大学に合格した外国人が入学を正式に許可されるためには、医療保険へ加入することが義務付けられていた。公的な医療保険が存在しないアメリカでは、これは珍しくない
◆保険とは民間がすべてなのではない。公的な社会保険によって私たちの生活は守られているのであり、民間の生命保険はあくまでもそれを補完するにすぎない

つづき
その3




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2017年5月4日木曜日

生命保険のカラクリ 岩瀬大輔 その1

ライフネット生命保険代表取締役社長(2009年当時は副社長)が、
業界の実情を明らかにし、
ライフネット生命を設立するに至った経緯を書いた本。

保険のイメージをガラッと変える、
生命保険の加入前に見るには必読の一冊。


序章
◆バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ社の中核事業が、保険業である。
◆バフェットはこの双方の事業において、契約者から前払いで預かった保険料を長期投資の安定した資金源としてきた

◆人間の社会の中で、大切なのは「助けあい」である。そして、助け合いの方法としては、「自助」「公助」「共助」の三つがある。しかし所得が伸び悩み、格差が問題とされる中「自助」だけに期待することは難しい。また、国家財政が逼迫している中では、国に過度に頼ることもできないため、「公助」にも限界がある
◆日本人が生命保険に払っているお金は、年間40兆円を超える。言い換えれば、保険料全体を1%下げることができれば、毎年4000億円超のお金を国民に還元できる

◆2006年4月には保険業法施行規則が改正され、長らく一律とされてきた保険料のうち手数料部分に当たる「付加保険料」については各社の裁量に委ねるものとし、事前認可が不要となった。これにより価格競争を可能にする土壌が整った。
◆業界でいまだに根強く残る強調体質を示すものに、生命保険協会内に、加盟各社が集まって設けられている、各種の委員会の存在がある

第1章
◆一世帯あたりの保険加入件数は、平均4.2件を超えている。会社で上司のすすめで入り、親戚、友人が保険会社に転職したところでもうひとつ入りと、付き合いでいくつもの生命保険に入った結果、保障内容が重複している人も少なくないようだ
◆普通、1000万円近い大きな買い物をする際には念入りに情報収集をし、納得がいくまで比較検討を行うものである。まさか、義理や人情だけで家を選ぶようなことはしない。しかし、生命保険を選ぶ際に、一体どれほどの人が「1000万円近い買い物」という認識をもっているだろうか

◆払っている保険料で比較するよりも、「加入している保障の金額」で比較すると、日本が先進国の中でも抜きんでている。
◆海外の生保市場が死亡保障よりも貯蓄志向の性格が強いのに対して、日本では「万が一の場合」の家族の生活保障を提供する死亡保障としての意味が強い
◆アメリカでは女性の社会進出により死亡保険のニーズが低くなり、代わって個人年金の販売が進んだのに対して、日本では女性の労働力率が停滞し、死亡保障ニーズが強く残った

◆従来、生命保険の主力商品は満期保険金と死亡保険金が等しい、貯蓄タイプの「養老保険」であった
◆生命保険会社としては、同じ保険料を徴収できるのであれば、貯蓄の要素を薄め、保障の要素を高める方向に動く。こうした戦略的な意図もあって登場したのが、「定期付終身保険」
◆日本人が元来、「生保好き」だったというわけではない。よりたくさんの手数料を取りたいと考える保険会社の販売戦略がそうさせた

◆典型的な定期保険(かけ捨て型の保険)について、全体の35~62%までが保険金の支払いではなく、生命保険会社の経費や利益に充てられていることが分かる
◆賭博との比較が適切かどうかはともかく、ひとつ言えることは、顧客の立場からすれば、金融商品であれ、何であれ、「胴元」が徴収する手数料は、財務の健全性を損なわない限り、安いほど望ましい
◆日本の生保業界は、一社専属の営業職員が人海戦術で売り歩くという、高コストの営業部隊を中核としたビジネスモデルをささえるために、高収益をおたらす保障性の商品を販売してきた
◆一社専属の営業職員は自社商品を販売する力は大きいが、コストも非常に高い。せいぜい数パーセントしか手数料を取れない貯蓄性の商品の手数料収入だけでは、大量に販売しない限り、人件費はペイできない

◆逆ざや問題解消の打ち手として、保険会社が進めたとされるのが、「転換セールス」である。これは、過去に加入した商品で積み立てた保険料を振り替えて新しい保険に加入することで、一見保険料は安くなったように見えるが、実際は利回りが高い商品を解約し、低い商品への転換を進める営業手法である
◆2008年秋以降の市場の急落によって、再び逆ざやが顕在化した

◆生保各社はバブル崩壊から15年以上もの間、この「逆ざや」による大きな損を、死亡率が高めに設定されていることに基づく「死差益」で埋めてきた。
◆死差益とは、保険料を決定する際に織り込まれている死亡や入院などの発生確率と比べて、実際の支払いが低かったことによって得られる保険会社の利益である

◆1999年から2002年の4年間で見ると、逆ざやによる損である「利差損」の類型学は、5兆6875億円に上り、「死差益」は10兆4345億円あった。
◆2007年12月7日、生命保険38社の保険金不払い調査報告が出揃った。その結果、2001年度から5年間の不適切な保険金不払いが、131万件、964億円に上ることが明らかにされた。
◆2008年金融庁はこのうち不払いが多数・多額に上った10社に対して、業務改善命令の行政処分を下した。

つづき
その2





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民間生命保険各社の苦情受付情報がまとめられているサイトです。

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生命保険を選ぶ際の比較や調査などに活用できます。

生命保険協会HP
http://www.seiho.or.jp/member/complaint/




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2017年1月19日木曜日

金積立を始めてみたよ

どうも塚崎です。
最近ブログさぼり気味(といっても昨日まとめ上げましたけど)。

何故かというと、今年はインプットする量をメチャクチャ増やしたからです。
以前速読の講座を受けたおかげで、読むスピードも速くなりました。


さてさて、本題ですが。
最近色々と契約しようと動いております。

1つが保険。
生命保険の罠
以前から保険については勉強していたのですが、
その知識を持って満を持してほけんの窓口に行ってきました。

最初は第一回ということで、「保険」というものの説明がメインだったのですが、
本当に事前に勉強しておいてよかったと思いました。

とてもわかりやすく説明してくれるんだけど、
時間も限られていてるため、どうしても簡略化されてしまうので、
やっぱりその背後にあるポイントが見えないんですよ。

そして健康の維持、喫煙の有無がいかに保険料に関わってくるか。
私はどうやら非喫煙健康有良体のようですが、
同じ生命保険でも喫煙健康不良だと月々3000円位も値段が変わってくるようでした。
(ちなみに私は20代末期です…)

そしてもう1つが純金積立。
田中貴金属さんで契約しようとしています。

私は楽天証券に口座を持っていて、
そこでも金を買えるのですが、
楽天証券ではなく田中貴金属さんで契約をしようと思っています。

なぜかというと、金の管理方法です。
金の管理方法には、特定保管と消費寄託という2つの管理方法があります。

何が違うのか。
それは、金の管理会社が倒産した時にどうなるかということです。

例えば楽天証券では消費寄託という方式で金が管理されているため、
保管中は会社に所有権が移る、そして倒産すれば目減りする可能性があるのです。
その分管理料は安いのですが、積み立てていたお金がブッ飛んでしまえば元も子もありませんよね。

金は他の証券等々がどうしようもなくなったときの最後の生命線だと思っています。
そんな時には多分市場はぐちゃぐちゃであることが予想され、
証券会社がちゃんと残っているかもとても不安なわけです。

一方で、田中貴金属は特定保管という、
会社の経営と切り離した資産として管理をするので、
会社が倒産しても金は残るというわけです(使い込みとかあったら終わりですが。苦笑)。

手数料ビジネスになるため、どうしても手数料は高くなりますが、
私の中で金はリスクヘッジの一環というポジションなので、
多少手数料が高くても良いと思っています。

というわけで、近況でした。



下の本、まとめてたら途中で電源が落ちて消えてしまいました(T。T)
この本と、上の生命保険の罠を読めば、保険の営業とそこそこ渡り合えます。

左はライフネット岩瀬社長の本。
ほけんの窓口でもライフネットを扱い始めていて、
窓口でもネットでも保険料変わらないので、
実際試算してもらってからの方が絶対良いかなと思います。

大村さんの本の中で、保険の税制について書かれていて、
その辺りの知識を営業さんに驚かれました。
えへへ。




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2016年3月9日水曜日

胃カメラ&ピロリ菌駆除4

前回までその2
前回までその3


「え、反対?」

子曰く、

「私の左鼻の骨は細く縦長になっていて、スコープが入らない。
だから右鼻でやってみましょう。」

「マジかよ、左鼻。だらしねぇな」と思っていると、
右鼻に麻酔の棒が突っ込まれる。

「苦い」
2回目。

実はこの時点で、私は気付いていたんです。
生まれてこの方、毎日鏡で自分の顔を見てきたんです。
私の顔は別に左だけ潰れているわけではないのです。
でも、口には出せなかった。。。



「絶対、右鼻も細いでしょ。」



先生「じゃあ入れてみましょうか」
いたたた…もちろん入りませんでした。

ありがとう先生、本当は分かってたんだろうけど、
時間かかるの承知で右も確かめてくれたんですよね。

先生の優しい人柄がよく分かります。
全部骨のせいだ。


さあ、どうしよう。


休みの日に、わざわざ縁もゆかりない竹芝まで来たわけで。
何も得るもの無しでは帰れないわけで。

父さん、もうあれしかないわけで。


先生「口から入れてみましょうか」


…ふっ、そうなりますよね。


結局口から入れたところ、大層げーげーして、
涙目で「迷惑かけてすいません」と先生と看護師さんにお詫びしてきました。


先生は喉の反射強めの私に合わせて非常にゆっくりと対応してくれたし、
看護師さんは胃カメラ中、気遣って優しく背中をさすり続けてくれました。
看護師さんの手って、本当に癒し効果がありますよね。不思議。


繰り返しますが、私の細い鼻が悪いだけです。
みなさんも自分の鼻の骨が細いかどうかなんて考えたことないと思います。

もし、鼻からできないときに、それでも安心してできるクリニックとして、
私は東京ベイクリニックさんを推させていただきます。

東京ベイクリニック
こちらも


前の日の夜からご飯食べてなかったので、
浜松町までの途中で食べた小諸蕎麦が染みた。


あと最近ピロリ菌の予防運動が流行ってるのかな?
堀江氏が動いてるとか。

ホリエモンドットコム

これ簡易検査キットの精度管理とかどうなってるんだろう。
偽陰性が出て、安心して医療機関に行かずピロリ&胃癌になった人に対する責任は?
どうせだったら知識の啓蒙と「医療機関へ行きましょう」位にするべきじゃないのだろうか。ビジネスのかほり。

どっちにしろ医療機関に行ったらもう1回検査されてもう1回お金取られて、
結局胃カメラでチェックしなけりゃピロリは保険で除菌できないんだから。

一方でピロリを知る人が増える点についてはいいのかな。まあ功罪だわな。

次からは除菌服薬編
その5


2016年2月12日金曜日

胃カメラ&ピロリ菌駆除3

前回までその2

ということで、鼻からの胃カメラを探して、

こちらもクリック

という診療所に行き着いた。

診察室に通されて問診。
ピロリ菌の陽性反応の結果を見せ、
胃カメラを実施する部屋へ移動。

生まれてから胃カメラをやったことがない私。
鼻からなら余裕と聞いていたわけで、
いよいよ「その時」が訪れようとしているわけだ。

横になり、まずどちらの鼻が通りがいいか確認する。
右、左…左の方が良さそう。

私「左でお願いします」

そうすると綿棒で麻酔のジェルを鼻に塗り塗り。

お医者様「のどの奥に苦いのが垂れますからね」

私の心の中「いやいや、こちとらビール愛飲する大人ですぜ・・・」



「苦い」



しかも、鼻の奥にダイレクト・アタック。
じんわりと麻痺していく左鼻。
確かにあまり良い気分ではなかった。

細いスコープを取り出す先生。
さあ、じゃあ入れてもらいましょうかい。

スコープからは何かヌルヌルした液体が出ている。
鼻に入っていくスコープ。


いたたた…


目の前のモニターを見ると、
明らかにスコープに対して細い鼻の骨。
じっと悩む先生。


嫌な予感…


先生「ちょっと反対の鼻でやってみましょうか」




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2016年1月18日月曜日

胃カメラ&ピロリ菌駆除1

年末から只今までの、
胃カメラ&ピロリ菌騒動についてまとめてみたいと思います。


我が家はがん家系で、
親も胃がんをやらかしちゃっているんですが、
そのこともあって親からの進言で年末にピロリ菌の検査に行きました。

すると案の定「陽性」
ペプシノゲンの値がちょっと高くなっているので、
胃も少し弱っている状態とのこと。

なんかその日から胃の調子が悪くなった気がしました。
THE プラシーボ効果。

ピロリ菌がいるのは分かった。
では、駆除していただこうじゃないか。

すると、先生、
「ピロリ菌の駆除を保険でやるには、
胃カメラを飲んで、胃が傷んでいることが確認できないとダメです」

胃カメラ…

胃カメラ、それは健康診断のオプション項目。
胃カメラ、それはオエッってなるやつ。
胃カメラ、誰か曰く「若いうちは必要ないよ」


「若いうちは…」


私「何とかなりませんか?」


何ともなりませんでした。


どうやら日本人はかなりの率でピロリ菌保持者がいるそう。
特に上の世代の方々。

もとは清潔でない水(というと語弊がありますが、山水、井戸水のイメージ)を飲むことでピロリ菌に感染するそうです。

日本ではわざわざ煮沸する必要のない美味しい山水などが豊富なので、それを飲んでいた世代の方々が感染、そして「子供へ咀嚼した食べ物を与える」ことなどを介して伝染してしまうそう。

私はどうやら口移しをされていた可能性が高い。
「口移しをされていた可能性が高い...」

まあ、それはいいとして、
「ピロリ菌保持=がん、胃の疾病」
では決してなく、ピロリ菌保持してても何もない方もたくさんいらっしゃるそう。

ただ、父親が胃がん経験者であること、
ピロリ菌の影響によって胃の収縮が起こっていることが数値的にも考えられるので、
こりゃもうカメラ飲むしかないと覚悟をしました。

ということで年末の忙しい中、医療機関を探しはじめたのでした。


その2へ続く



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生命保険の罠 後田 亨 2

生命保険の罠
後田 亨

106歳とかの年齢設定についてはアマゾンでも反論があるみたいだけど、
誰か示してくれないかなあ。

プルデンシャルは親友が加入して、俺も誘われた。
何かバリバリの営業マンだったな。

収入保障保険というのはしっかり覚えておこう。

それでは完結編。

第3章
○私の結論は50歳くらいまでに100万円程度の貯金ができていれば、がんも、医療費の面ではそれほど恐れることはない
○交通事故の例などは、お客様にも「高度障害状態」になることが想像しやすいのかもしれませんが、そうなった場合は「生命保険」に頼らなくても、」自動車保険」から巨額の賠償金が出るはず
○保険会社は収益を確保する生命線として、「保険金を払わなくて済みそうな人たちだけ、保険に入ってもらう」ことに徹しています。

第4章
○プルデンシャルやソニーの営業担当者は、まずお客様に「従来の保険販売のあり方」に対する疑問を投げかけてくる・・・私は、このやり方を「信者」にする営業手法と呼んでみることにした。
○更新に際する保険料の「値上がり」は、あくまで、「更新前と同じ内容のまま契約を続けた場合」だけに起こる。お客様の状況や考え方の変化に応じて、けいやくないようを変更するという選択肢もあります。
○「「掛け捨て」ですが、大丈夫ですか」という問いかけの前提には、「掛け捨ては損」という考え方が前提にある。しかし、リスク管理費(例えばガードマンを雇う費用)が戻ってくるというのも妙な話だ
○保険料が変わらないというのは、だいたい50代半ばくらいまでは均等に割られた保険料より払い過ぎている状態が続き、それ以降は反対に本来払い込むべき保険料より低い期間が続くことになる
〇養老保険は、保障と貯蓄を兼ね備えている。ただし、保障機能もつ商品と貯蓄機能もつ商品という2本分の機能があるので、当然、保険料も2本分頂く事になる。
〇あらゆる保険機能に付帯する機能には、相応のお金がかかる。お得な話など最初からない。満期金があるということは、満期金として支払うためのお金を別途頂くことになる。
〇保険会社によるが、男性ならば106歳、女性なば109歳くらいを満期とした養老保険と同じ仕組みになっているのが終身保険である。つまり男性ならば、106歳までの定期保険の部分と、106歳までの満期積立部分の2つから成り立っている。終身保険の実態は、単純に説明すれば、養老保険の超ロングバージョンというべきものです。それ以外の何者でもない
〇保険とは、勝った人が必ずしも喜べないギャンブルみたいなもの。お客様がギャンブルに参加する際、一番大事な大切なのは、胴元は損をしない仕組みであることを認識し、ほどほどに付き合うことです。

第5章
〇貯金では解決できない、もしくは解決したくない経済的な痛手について考えると、保険に頼るべきことが何かが明確になる
〇学資保険など資金が必要になる時期が、ある程度予測可能なことに対する準備を、果たして何が何でも保険を使って行わなければならないのか
〇日常的にはとても用意できそうにない金額(保険金)を日常の中で支払ったでていける金額(保険料)で調達する仕組み(保険)を使うことによって、多くの人が突然の不幸などにも備えることが可能になっている、保険の存在意義はこの1点にあると言っていい
〇保険会社はお客様が管理保険に加入されてから2年経過していない契約については、調査をする
〇アフターサービスのことを保全と呼ぶが、歩合給の営業担当者は、会社からは、電話代も交通費も出ないのですから、ボランティアに近い感覚で保全に取り組むことになります。
〇保険会社の言い分は、「臨床医学と保険医学は別なものです」「医学と統計学の違いといえるかもしれません」といったもの。それでも保険に加入したいお客様には、がん保険には入れないこと、終身保険は、「一定期間、保険金がカットされることを認めます」と印字された了解書への署名と捺印が求められる。

第6章
〇MDRTとは、2007年8月現在で、世界で78カ国、約3万6000人の会員からなる組織ですが、毎年、生命保険・金融サービス専門職の上位6%しか入会が認められないこともあって、業界では1つのステータスです。
〇営業担当者の販売実績が目ざましいものであることとお客様の利益を優先していることは、同義ではない。

第7章
〇上司たちは、保険会社が、いわゆるメインの顧客層と考えている人たちと、同じような家族構成の家庭を持っている年代です。が、自社の推奨商品への加入は避けていた。
〇収入保障保険
Aさん60歳までに万が一のことがあった場合、毎年180万円、つまり月額に換算すると毎月15万円が、ご遺族へ支払われるプラン。保険料は60歳まで一定で月々4,650円。
〇Aさん「定期保険の場合、断然、収入保障保険。確かに毎年180万円ずつトータルとして受け取れる金保険金は下がるが、それで構わないし、ひまわり生命は、他の会社よりも安い。」
〇損保ジャパンひまわり生命は、定期保険の中でも保険料が安い収入保障保険について、タバコを吸わない健康体の人の保険料を、他社の同種類の商品より特に低く設定している。
〇高額療養費によって個人負担の上限は、一般に月額8万100円強、高収入の人でも15万円強程度です。しかも入院日数は年々短期化している。
〇Aさんのようなプロは、「このがんの診断一時金さえあれば」という気持ちにブレが生じることはない

その1です。


2016年1月17日日曜日

生命保険の罠 後田 亨 1

生命保険の罠
後田 亨

凄いぶっちゃけてる本。
Amazonの評価も良いのが分かる。
みんな本当の情報を欲している。
ただ、情報を得てもどうするかは本人次第だけど。



まえがき
○大量のCMを流して保険会社が売りたがるのは、「会社にとってメリットが大きな保険」であるはず。少なくともお客様にとって「いいことずくめの保険」であるはずはない

第1章
○投資信託の販売手数料は通常0ー3%程度。加えて年間1.5%前後の「信託報酬」を客は負担する。保険料に含まれている「経費」は約30%と言われている
○お客様には保険について知らな過ぎる。「知らない」という自覚も「保険会社に好きなようにお金を払わされてしまう」ことも、薄々わかっているはず。しかし、「では、どうする?」という問いから逃げていないか?
○「保障は一生続き、保険料が上がることはありません」というアフラックのこの商品は、「男性ならば106歳まで生きる」という前提で作られている。保険料はその均等割りであるので、変わりようがない
○「60歳からの保険料が半額になります」という案内に、「ただし60歳までの保険料は、その分高くなります」というひと言を加えると、お客様にとっての払い込みのメリット・デメリットが明確になる
○保険料の払い込みが途絶えて、保険の効力がなくなった契約というものがあります。お客様は保険料を、現時点から保険の効力がなくなった時期まで遡って払い込むことで、契約を「復活」させることが可能です

第2章
○仮に3年後の「お祝い金」が15万円ならば、保険会社は、返金用のお金を、1年間の保険料を5万円上乗せしてお客様からいただいておくだけの話です
○もともと、あらゆる保険商品は、会社が損をするようにはできていません。あらかじめ、お客様の死亡率は高めに、会社経営にかかる経費は多めに、市場金利などは低めに見込んで保険料を設定しているからです。
○「2階建ての構造」に加えて、入院料等に備える保険など、各種の「特約」が束になった「パッケージ商品」は、お客様のの思考停止を誘います
○「定期特約つき終身保険」に加入したお客様は、自分が契約した保険は、あくまで一生涯続くものと考えている。実際は、例えば40歳で3000万円の保険に入った人は、100万円程度の終身保険と、60歳までの「定期特約」という期間限定に入っていて、生涯3000万円の保険に入っていると錯覚していることがほとんど
○必要な特約を、必要な期間の分だけ付加することができて初めて、いろんな商品をまとめたパッケージ商品の良さが引き出せる
○基本的に保険はパッケージ商品ではなく、バラ売りされているものにするべきだと思います。何より、わかりやすいからです。

その2