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2017年12月5日火曜日

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭 ジェレミー・リフキン

限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭 
ジェレミー・リフキン

「資本主義の稼働ロジックは、成功することによって失敗するようにできている」

資本主義
競争
限りなく限界費用がゼロに近づいていく
ものの付加価値がゼロに近づいていく
売り上げがなくなっていく
資本主義の崩壊

シェアリング・エコノミーの台頭

※超簡略化して書いてます。

読むにも体力使うすげえ本だった。
2015年の本で、シェアリングエコノミー・IoTは、
その当時は先読みな話だったんだろうけど(日本においては)、
現在それが当たり前になっている世の中の速度が怖いっすわ。




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2017年8月29日火曜日

静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話 宇野 常寛  その4 ラスト

前回

7章 落合陽一
◆コンピューターにとって苦手なことを克服させてあげて、コンピューターの存在を広める側にいる人の方が、やはりコンピューターに愛されて楽しく生きられている。これこそがITの原理だろう
◆コンピューターの存在が意識されないくらいに道具として使い倒してやれば、うまく共存できる気もする。それは、人間と機械が1つになるという話ではない。むしろ逆で、環境に埋め込まれた、それこそ酸素くらいに無機的な存在になれば、完全に支配できるんじゃないか
◆今の2Dディスプレイのような中途半端な速度と解像度では、どうしても機械のような印象を受けてしまう。コンピュータをそうと意識しない未来は、今の状況越えた先にあって、こうした視点はこの先、差し迫ったものになる

◆どうして映像が見えるのか、というところから考え直している。大事なのは、一つ一つ手を動かすこと
◆そもそも世界は変わらないという前提自体が単に鈍感さの産物であったとしか思えない。そしてこの鈍感さがどこから生まれてきたかと言うと、60年代から始まった左翼的なものの世界的な衰退に起因している
◆つまり20世紀的なイデオロギーを根拠にした世界変革以外のイメージを、人類はなかなか持つことができなかった。革命に失敗したら、あとはもうヒッピー的に、あるいは昔のオタク的に、ドラックやカルトやニューエイジに走って自分の内面をチューニングするしかなくなってしまった

◆僕らのちょっと上の世代の人々って、現実世界と仮想世界と言う区分、あるいは現実と虚構のパラダイムでむりくり考える。でも、テクノロジーは日常と不可分なほど身近なところまで落ちてきているのに、無理矢理SF調にもっていくのはきつい。
◆書物を徹底的に読み込むことで自分がすごくなっていくと思い込むような、まるで当時の文学青年のような発想で彼らはコンピューターを扱っている。ここではないどこか、もう一つの現実を求めている

◆仮想現実的な虚構感がテクノロジーの発展に置き去りにされて、既判力を持たなくなってしまったのが現在なんだと思う。僕ら自身の内面を変えるよりも、僕らと現実の「関係」をテクノロジーによって書き換える方が効果があるし、面白くなっている
◆攻殻機動隊はインターネットの時代を書いている。しかし彼が考えるインターネットは結局、「脳に電極を指す系」のイメージを引きずりすぎてしまっている。あの映画は、情報技術が発達すると人間の内面により深く潜ることができて、そして他人が自分の内面に深く潜り込むことで新しい人間像が生まれる、と言う世界を描いている

◆世紀の変わり目に情報技術のトレンドは仮想現実(VR)的なものから拡張現実(AR)的なものに移り変わっていると言われている
◆20世紀的、映画的、仮想現実的な極寒の持ち主には、自分と現実との関係をテクノロジによって書き換えていくことが社会の変革につながると言うイメージをどうしても持てないみたい。まだ表面化していないけれど、実はこれは大きな思想的対立になっていくと思う
◆映画は結局、フィルムにうつされた物体が物語を語っている。でも、僕らの世代がやるべき事は、物体が直接我々に、そして身体性を伴って語りかけてくる仕組みを作ることだと思う。それって、時間と空間をあやつることで、まさに魔法と同じ
◆落合さんの言う魔法的なテクノロジー、人間と世界との関係性に介入して書き換えるテクノロジーは、確実に現実の一部を書き換えている。人間の脳内の錯覚を生むのではなく、物体から発する信号自体を書き換えているわけだから。

◆宇宙空間に行って3次元的な空間の操作に対応していけば、人間のある1つの能力が開花するはず
◆アムロはモビルスーツの装甲越しにシャアの存在を感知する。あれは要するに、富野由悠季が未来の人類は物理的、あるいは社会的空間を無視して相手の存在にたどり着くようになるという感覚を持っていたということだと思う

◆そもそも日本の現代アート自体が、どれも弱者であることを押し出すことで勝利していると思う
◆十字架は日本人にはバッテンにしか見えない。だから僕らにはあまり思いではない。でも、こういう風に、日本人には当たり前でありながら、西欧人には強いインパクトを持つ表現というのもあり得るはず

◆ソニーはニュートラルな形で、生活を快適にする商品を世界に売っていた。日本の文化的側面の1つの特徴である「からくり」に対する造詣の深さがフルに活かされた品々
◆国家や社会というのは映画のようにバーチャルなもので、それを信じることによって巨大な社会が成立していた。しかし、消費社会や情報社会が加速すると、そのほころびが見えはじめてくる。
◆バラバラになったものは新しい装置でどう結び直すのか。そこで重要なのが、ポスト映画的なものとしてもインターネット的なものであることは間違いない。しかしその具体的なイメージはまだ誰も出せていない。





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2017年8月28日月曜日

静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話 宇野 常寛  その3

前回

第5章 猪子寿之
◆単にコストカットと最適化だけが追求される社会なんて、憧れの対象になるわけがない。そうではなくて、理想的な世界のイメージを提出するには文化の力が絶対に必要。文化の領域でビジョンを出していかないと、人を動かすことはできない。
◆頭がいい人たちが思っている以上に、人々は「かっこいい」みたいな基準で物事をジャッジしているから、美の概念がバージョンアップすると、社会そのものもいずれ、求めていた世界に変化していく

◆お金を持った偉い人が「アートを大切にする」なんて言って、クラシックのコンサートを開いたりマネとかモネとか買ってる場合じゃない。何を支持して、何を達成したいのか。そのビジョンのために美の基準をバージョンアップすべき
◆どういう「美」を推し進めたら日本が生き残りやすくなるか。大航海時代に、ヨーロッパが武力でアジアやアフリカを植民地にする時だって、軍人や政治家だけでなく、宣教師も一緒についてた。力だけではなくて、ある種の価値観や「美」を変える仕組みをセットにすることが、昔から重要だった
◆インターネットが生まれたことで「表現すること」の敷居は下がったように見えた。しかし実は逆で、個人単位での発信が平易になると、個人間の才能の開きが露骨に見えるようにもなった。

◆場の空気が決めていることを「天皇」というキャラクターが決めたことにすることで個々人が責任を回避するための装置として機能してきた
◆コミュニティの中で実在しない人格を実在するかのように扱うこと、そしてその架空の存在、つまりキャラクターを介して個人が間接的に社会にコミットする、というのが日本の文化の本質にあると思う
◆日本のキャラクター文化って「性的なもの」と結びついている。昔から今に至るまで、セクシャルなイメージの回路を使って、キャラクターと言う感情移入装置を稼働させてきた。猪子さんの場合はテクノロジーで補っている。

◆文化を作る者には固有名詞からトップダウン的に創造されるものと、コミュニティからのボトムアップに生成するものという、二つのクリエイティビティがある。そして、この2つは大きく分断されている。
◆ジャンプが実践しているのは、作家と編集者のユニットで一旦閉じてしまって、日本の業界のどこともつながってなくていい、という割り切り。



第6章 尾原和啓
◆ここ20年の日本のインターネットの進化史をある視点から見れば、この先の民主主義のあり方だとか、共同体を作っていくための手がかりや道具がたくさん埋まっている。
◆尾原さんの「ITビジネスの原理」のなかでは、アメリカのインターネットは確かに「コストカットと効率化」が重視されているけれど、日本的な情報社会では「無駄と過剰性」を生むところにポテンシャルがある、と一貫して主張されている
◆結局、「過剰なもの」は僕たちのパワードスーツ。ある種のコミニケーション消費というか、「自分が強くある」と言う感覚を含めて、着ている気がする

◆選挙って短期戦だから、炎上マーケティングの方が効果が高い。炎上を起こして100万人の敵を作ると1万人ぐらいの味方ができて、その1万人の味方は熱量が高いから投票に行ってしまう
◆戦後の日本で言えば、農協は自民党、連合は社会党と結びついていて、田舎の農業従事者と都市の工業労働者の利益をそれぞれ代弁していた。でも社会が複雑化すると、自民党にも社会党にも自分の利益を代弁してもらえない人たちが出現し、都市部を中心とした浮動票になる。浮動票となった人たちは、マスコミによる世論形成に強く影響されて投票を行うようになる

◆ネットが社会の一部になった今だからこそ、ネットで起こったことが本当に現実社会を変えるようになる。その時一体何が課題になるのか?

◆効率化によって既得権益を壊すだけで、新しいものを生み出す量が少ないというネットのマイナス面だけを見て「ネットは悪いもんなんだ」と思って欲しくない
◆この「過剰性」をちゃんとポジティブに捉えられるようになると、楽天のように「物語を生む」ことでお金を払ってもらえるようになったりする

◆今まではコミュニティーを形成して集まったとしても、そこに集まった人たちの悩みを解決してくれる生活インフラが提供されないから、コミュニティを作る意味がなかった。◆これからは、ネットを使って彼らのライフスタイルに合った良い生活インフラを、コスト破壊して簡単に提供できるようにしてあげれば、集まる意味ができてくる

◆今までのシェアって、airbnbのように空いているキャパシティーを有効活用しようという観点からしかビジネスを作っていなかった。
◆シェアを通じてライフスタイルを群体にすることができるならば、必要とされるファイナンスサービスはこれで、ヘルスケアサービスはこれだというような形で、生活インフラを束ねたベクトルにできる。そしてライフスタイルが群体になると、政治に対しての圧力という話につながってくる
◆同じようなものを使用したいと思っている人や、同じものを必要としている人同士での連帯の可能性の方を目的にすべき

◆インターネットの良いところは「嫌な同調圧力をかけられたら他のところに行けばいい」という状況を生んだこと
◆6人のコミュニティだと空気を読まなければならないけど、500人とか1,000人のコミュニティになれば「既読をつけているのに返事をしない」とか、そういうことを気にしても仕方なくなる
◆いじめって30人や40人の規模で1カ所に集めているからなくならない。大学の大講堂みたいなところで授業やって、コマごとにメンバーが入れ替わる形式であれば、いじめなんて起こらない。起きたとしても逃げやすい。つまり、規模が大きくなると、ローカルな文脈の空気がどうでもよくなる

◆「子育てが楽しい」「子供がかわいい」とか、そういうシンプルなところで子供を作るということを動機づける以外には考えづらい。現状ではその「楽しい」というメリットの対価として、母親のキャリアが一瞬で水泡に帰すと言う大きすぎるリスクを負わなければいけない


つづく
その4 ラスト



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2017年8月26日土曜日

静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話 宇野 常寛  その2

前回
その1

第3章 駒崎弘樹
◆政治という回路も遅いし、市民運動的なアプローチも力が弱い。であれば、自分で事業を作って目の前の人を助けて成功事例にして、それを制度化するロビイストとして振る舞うことで、官僚たちの意思決定回路に乗せて制度に接続して全体を救うと言う方程式があるのではないかと考えた
◆これまでのNPO業界は、自分たちのやっていることが現場オリエンテッドだから、国に対して「お前の机の上だけで政策作ってんじゃねーよ」と敵対意識を持ってしまいがちだった
◆もしかしたら変革のイメージと言うのは、救世主が劇的に現れてパーンと変わるよりは、いつの間にか良くなっている方がいいのかもしれないと思った
◆怒りが動機だった時は、いろいろな人を巻き込むのに失敗した。怒っている人には誰も近づきたがらないから。特に、怒る対象だった行政等は、うまく巻き込むことができなかった。でも、楽しいと思うようになってからは、巻き込める人が多くなった。

第4章 門脇耕三
◆少なくとも、スポーツ施設のみに特化したエリアを開発することによって問題が生じたという、オリンピックの歴史上の教訓が生かされている。しかし、そうした歴史を知らずに批判をしているから、今の議論はとても的外れなものになっている
◆再開発の結果生まれる新市街を実際に使っていて、文化的にも親和性の高い人たちが、オリンピックを「間」と思っていて、「電通の広告戦略になんて載せられねぇぞ」と反発している
◆逆に、テレビで「オリンピックが来ると日本の景気が良くなりますよ」と言われて「これで昭和の日本が帰ってくる」と喜んでいる人たちの住む旧市街は、はっきり言ってしまえば相対的に捨てられていこうとしている
◆旧市街はもはや文化を担う場所ではない。資本投下の対象になりきってしまった都心では、新しい文化を育てるなんてリスクでしかない。だから現在の都心では、既成の文化の二次消費的な動きばかりが目につく

つづく
その2



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2017年8月25日金曜日

静かなる革命へのブループリント: この国の未来をつくる7つの対話 宇野 常寛  その1

批評誌『PLANETS』編集長である宇野常寛が、

1 根津孝太、2 吉田浩一郎、3 駒崎弘樹、4 門脇耕三
5 猪子寿之、6 尾原和啓、7 落合陽一

という次世代を担う企業家やデザイナーと対談した本。

この本を手に取ったきっかけは、
落合陽一さんの講演をyoutubeで見て感銘を受けたからです。
まずこの本が手に入ったので、これから読み始めました。

やっぱり時代を進歩させるものは技術だったりデザインで、
自分で生み出せなくても、しっかり押さえておかなくてはいけない。

駒崎さんと猪子さんはテレビなどで知っていたのですが、発言を読むのは初めてだった。
特に駒崎さんの政策化するためのリアルスティックな考え方、猪子さんの「ビジョンのために美の基準バージョンアップさせる」というのは至言。

他の方たちは存じ上げなかったのですが(会社の名前は知ってたけど)、
それぞれの分野でのこだわりや見通しがあって面白かった。
っていうかこれだけ広い分野の話を捌く宇野さんも凄い。

さて、自分は何ができるかをしっかり考えなくてはいけないなあ。

第1章
◆若者の車離れが話題に上る時、僕はいつもこう言います若者に擦り寄っても、彼らはこちらに来てくれない。まず、カッコいいオッサンを作ること、あなたがカッコよくなることから始める。
◆最適化の話をすると、まずは自分たちの生活レベルを落とすところから始めよう、という話になってしまう。
◆お客さんに本当に喜んでもらおうと思ったら、お客さんの想像を越えて行くことが絶対に必要で、それがプロダクト・アウトの部分
◆結局のところ、僕らがこういう未来にしたいと考え抜いて提案した部分しか、これからは評価してもらえない

◆トヨタは高めてきた効率が生産効率だったら良かったが、結果的には管理効率を高めていた
◆日本的コミニケーションを逆手にとってクリエイティビティを伸ばすという発想を忘れて、形だけの欧米化としての官僚組織化を行った結果、日本的ムラ社会の悪いところだけが残ってしまった。
◆ステップを踏むことに、少しずつ車に対する欲望が変化していく
◆ミニ四駆工作教室を開催していていつも感じることの1つに、「動くものが持っているカタルシス」があります。苦労して一生懸命組み立てたミニ四駆がコースを走りだした瞬間に、子供は狂喜乱舞する

第2章
◆国からしてみれば、正社員と言う制度は非常にまっとうな選択。年収を正確に把握できるので、確実に税収を確保できる。
◆雇用の流動化を批判する自称リベラルな政治家やジャーナリストは、目先のことを考えて、すぐにみんなが正社員になると時代に戻そうという主張してしまう。
しかし、本来彼らは日本の家族的で、封建的な人間関係を知る日本の企業文化を批判して、もっと自由な働き方を訴えてきた人たちだったはず。

◆クラウドワークスでは受注者が5社と契約して毎月10万円ずつもらうという形式をとっている。そうすると、たとえ1社から契約を切られても、残り4社との契約があるから、個人が強くなれる。
◆アメリカで、クラウドワークスは仲間を変えてプロジェクトを組める世の中を目指しているという話をした。すると向こうの人はその感覚はよくわからない。仕事はプロフェッショナル同士がやるものだから、仲間と言う感覚は無いと言った。
◆仲の良い男女が、ある日突然Facebookでいいねを使わなくなったら、それはこっそり付き合い始めたサイン。このようにインターネットは日本的な文脈や空気を可視化する効果がある。

◆月々2万円のお小遣いをプチ稼ぎして夕食のおかずを一品増やそうというのもアリ。正社員ではない人たちを「お前たちはダメだ」とか「あなたは搾取されていることに気づいていない!」と決めつけてしまう議論は、リベラルなようでいて、実はすごく狭量。本人たちが楽しがっていることを、きちんと尊重できていない

◆土地と文化が生き残るのに必要な人口は1,000人から5,000人で十分
◆高千穂のような街に住むのは、その土地でないと生きられない人々、特に高齢者と、その土地と文化を守る仕事に従事している人だけでいいと思う。そして彼らの安全な生活とクリエイティビティを確保するためだけに税金を使うべき

つづく
その2



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2017年8月10日木曜日

タリバン アハメド・ラシッド その4

前回
その3

第3章
◆カブールに対するタリバンの10か月間攻勢は、タリバン側の死傷者増大で失敗し、内部の動揺が拡がっていた。長い冬の間、穏健派はカブール政権との交渉の必要性を公然と主張した。強硬派は、全土制服の戦いを続けるよう望んでいた。パシュトゥンの内部対立は拡がっていた。
◆会議参加者の相違を乗り越えるため、ムラー・オマルを取り巻くカンダハル・グループは、オマルを「アミール・ウル・モンイーン」すなわち「信仰者たちの指導者」として指名した。これは、かれを異議なき聖戦の指導者、そしてアフガニスタンの首長とするイスラム的称号だった
◆バイアトという忠誠の誓いは、預言者ムハンマドの死後、カリフ(後継者)オマルが、アラビアのムスリム社会の指導者として確認されたときと同じ手続きだった。預言者のマントを着たことで、大きな政治的成功を収め、ムラー・オマルはすべてのアフガン人だけでなく、すべてのムスリムを指導する権利を手中にしたのだった。
◆オマルにとって、この称号はどうしても必要な正統性と、他のムジャヒディン指導者たちがパシュトゥン人から得られなかった新たな神秘性をかれに与えるものだった。それは、日常的な政治から彼をさらに引き離し、外国の外交官と合わない口実を与え、タリバンの指導部の権限拡大や反対派と話し合うことなどについて、より硬直した姿勢をとることを許すものだった。

◆ラバニ大統領は、ヘクマティアル派、ハザラ人勢力を追いだし、タリバンの攻勢を撃退した軍事的成功で、いまこそ支持を拡大して、強力な政権基盤を固めるときだと思い込んだ。ラバニ派他の軍閥たちと、新政府をつくってかれらをそれに加えるという人参をぶら下げながら、話し合いを始めた
◆タリバンは、軍閥たちとは決して一緒に行動しようとはしなかった
◆モスクワは、アフガニスタンから油が注がれているタジキスタンでのネオ共産党政権とイスラム反乱勢力の四年間にわたる内戦の終結を望んでいた。インドは単にパキスタンがタリバンを支持をしているというだけの理由で、カブール政権を支持していた

◆イランはまた、マシャドの近くに、イスマイル・ハン前ヘラート州知事が率いる約5000人の部隊のための訓練基地五か所を作った。カブール政権へのイランの支援は注目すべきことだった。なぜならテヘランは、カブールで前年、シーア派のハザラ人多数がマスードの部隊に虐殺されたことへの怒りを抑えなねばならなかったからだ
◆クリントン政権は明らかにタリバン寄りだった。タリバンはワシントンの反イラン政策に沿っており、カスピ海からイランを通らずに南へ向かうどのパイプライン計画を成功させるためにも、重要な勢力だったからだ
◆96年6月、ヘクマティアルはこの15年間で初めてカブールに入り、ラバニ政権が提供した首相のポストに就任、かれの党は9つの閣僚ポストを引き受けた。同日、それへの報復として、タリバンはカブールへの大規模なロケット攻撃を行い、61人が死亡、100人以上が負傷した

◆ラバニとこれら軍閥たちの合意で、かれが提案した「全アフガン人対話」が始まった。それは重要な成功で、ラバニが同盟を固める前に行動を起こさねばならないと気づいたタリバンを、狂暴にするものであった
◆他の軍閥たちと取引を拒否するタリバンの頑固さに、パキスタンは不満を募らせていたが、タリバンが冬になる前にカブールを占領するため、新たな大攻勢への支援を要請したことに、結局、納得したようにみえた

◆タリバンは96年8月、ジャララバードに奇襲攻撃を開始した。
◆マスードは、全方向から攻撃されれば首都防衛が不可能であることを知っており、戦うことなく首都を放棄することを決断した。かれは戦って多くの血を流し、カブール市民の支持を失うことを望まなかった。タリバンの完全勝利だった。

◆ナジブラの処刑は、カブールでのタリバンの蛮行を象徴する、最初の出来事だった。それは市民たちを恐怖に陥れるための前もって計画された殺人だった
◆ナジブラの身体を傷つけ辱めたことは、いかなるイスラムの命令からも逸脱しており、公正な裁判もなく、死体を見世物にしたことにカブール市民の多くが強い反感を抱いた

◆マスードは最も輝いた軍司令官の一人で、対ソ聖戦の中から、そのカリスマ的人格が出現した。生地がカブール北方のパンシジール渓谷であることから「パンジシールの獅子」と称えられた
◆かれ自身の大きな問題はタジク人であることだった。1929年の短期間に終わった決起のとき以外、タジク人がカブールを支配したことはなく、パシュトゥン人は信用していなかった

◆10月10日、カブールを追われたラバニ大統領、マスード、ドスタムそしてハザラ人の指導者カリム・ハリリがサラン街道沿いのヒン・ジャンで会談し、タリバンに対抗するため「祖国防衛最高評議会」を結成した
◆カブール陥落とそれに続く激しい戦闘は、この地域全体に大きな不安を引き起こした。イラン、ロシア、中央アジアの四か国は、タリバンに北進しないように警告、反タリバン同盟の軍備再強化を支援すると公に宣言した。一方、パキスタンとサウジアラビアはカブールに特使を送り、どのような支援がタリバンの役に立つのかを検討させた
◆多くの人たちが不可能だと予想していた、学生運動による首都占領がまさに実現した。人的損失が巨大だったにもかかわらず、タリバンの威信はかつてなく高まった





こちらも
アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ モフセン・マフマルバフ


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2017年6月28日水曜日

骨太の方針2017、カタカナ多くね?分からない言葉多くね?って話。

6月9日付けで骨太の方針2017が出ました。

経済財政運営と改革の基本方針2017~人材への投資を通じた生産性向上~
(いわゆる骨太の方針2017)
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/2017_basicpolicies_ja.pdf

基本的に制度とかにカタカナが多くなると、
何か誤魔化そうとしていると思ってしまう私。

パッと聞いて一般の人分からない。

一般庶民は読まない。

政治家・官僚の思い通り。

もちょっと分かるように書けないもんかね。
日本語あるんだから。

国家の方針で、説明が必要なカタカナ語とか使うなよって思う。
解釈分かれちゃうしさ。

ということで、
素人にはちょっと分からない謎言葉を羅列してみます。

・リカレント教育
・規制の「サンドボックス」制度
・官民ラウンドテーブル
・イノベーション・ベンチャーのエコシステムを構築する
・オープンイノベーション
・ナイトエンターテイメント

・ランドオペレーター
・コンパクト・プラス・ネットワーク
・2018年度kら地域ごとに「キッズウィーク」を設定
・CLT等の新たな木材需要の創出
・ジビエの利活用を進める

・海軍クラスターの活性化
・LNGバンカリング拠点形成
・日本のフロントランナー
・医療モジュール
・カウンターインテリジェンス機能

・コングレス2020
・ワンヘルスの視点
・リスクマネー
・メタンハイドレート
・レアアース

・サプライチェーンの維持・強化
・木質バイオマス
・マテリアル利用
・ワイズ・スペンディング
・社会資本ストック

・KPI
・公共サービスイノベーション・プラットフォーム
・包括的なデータプラットフォーム
・PDCAサイクル
・データ駆動型社会

・インフラ・データプラットフォーム
・インバウンド
・G空間情報センター
・データヘルス
・リフィル処方

・コンパニオン診断薬
・セルフメディケーション
・バイオシミラー
・インデックス等の充実
・コンセッション事業

・PPP/PFIの活用
・「バンドリング・広域化」
・オーバーホール




ルー大柴かよ。笑
よくまあ、これだけ「ユーザーの視点(p28)」ではない言葉をバシバシ放り込むもんですな。

最後まで読んで下さった皆さん、これらを全部ちゃんと説明できれば、
ジョブハンティングもキャリアチェンジもイージーだ!



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2017年6月25日日曜日

タリバン アハメド・ラシッド その3

前回
その2

第2章
◆若者たちの多くは、これまでの人生をパキスタンのバルチスタンか北西辺境州にある難民キャンプで過ごし、アフガン人のムラーやパキスタンのイスラム原理主義者政党によって国境地帯に設けられた何十校ものマドラサのどこかで、イスラム教育を受け、なにがしか身につけた。
◆かれらを教育したムラーたちは、女性は誘惑的で男性をアラーへの奉仕から引き離す不必要なものだと、強調した。だから、タリバンがカンダハルに来て、女性たちが外で働くことも、学校に行くことも買い物に出ることさえも禁じて、家庭に閉じ込めた際に、マドラサの若者たちの大部分は、こうした措置を何も異常だとは思わなかった。

◆皮肉なことにタリバンは、目的達成のために規律正しく、動機が明確で、非常だという点で、イスラムと戦うために宗教的軍令を布告した十字軍とそっくりである
◆タリバンが圧倒的な勝利を始めた最初の数ヶ月に、神の兵士だけが持つ不敗神話が作り出された。

◆マザリの死は、アフガンのシーア派とその保護者のイランの眼に、タリバンを非難の対象として永遠に映すこととなった。ハザラ人はマザリの死を絶対に許さず、2年後、北部で数千人のタリバンを殺して復讐した。

◆マスードは、カブール南郊でタリバンがハザラに加わるのを許すつもりはなかった。95年3月11日、かれはタリバンへの懲罰的攻撃を開始、タリバンは市街戦で数百人が死んだうえ、市外に追い出された。これは、タリバンが敗北した初めての戦闘だった。

◆前進しながら、タリバンは大量の小火器、戦車そしてヘリコプターまで手に入れ、部隊をもっと多く配置できるようになった。彼らが支配したところでは、住民は武装解除され、道路も通行できるようになったので、すぐ食料品の価格が下がった。長く戦争に苦しんできた人々は驚喜した

◆イスマイル・ハンほど、名声が高いムジャヒディン司令官はいなかったし、ソ連との戦争で、ヘラートほど市民が犠牲になったところはなかった
◆ソ連はペルシャ語を話すヘラート市民は扱いやすく、平和的で、アフガン人のなかでは最も洗練されていると思っていた。
◆1980年、市民たちは前例のない都市蜂起に立ち上がった。市民たちがソ連軍将校とその家族たちを殺したので、イスマイル・ハンは市内のアフガン政府軍兵舎で反乱を起こし、ソ連兵とアフガン人の共産主義将校を殺し、市民たちに武器を配った。ソ連人数百人が死亡した
◆モスクワは反乱鎮圧のためソ連トルクメニスタンから戦車300両を急派して、数日間に2万人以上のヘラート市民が殺され、イスマイル・ハンは新しいゲリラ部隊とともに市外に脱出、数千人の市民がイランに流出した

◆その後の10年間、イスマイル・ハンはソ連占領軍に対する熾烈なゲリラ戦を続け、支配地域では効率的な行政を実施して住民の尊敬を集めた
◆イスマイル・ハンは、93年の時点で、その半分が女生徒の4万5千人の生徒たちを、市内の学校で学ばせていた。支配下の三州でその数は、7万5千人に達していた
◆カンダハルをタリバンが占領したときには、45の学校が閉鎖され、少女たちは自宅で勉強することも禁じられた
◆95年、タリバンの機動部隊がヘラートに突入、イスマイルの部隊はパニックとなり、かれはヘラートを放棄、司令官たちや数百人の兵士とともに、イランに脱出した

◆ヘラート陥落に怒ったカブールの新政府群衆はが、パキスタン大使館を襲撃、政府軍兵士が見ている前でパキスタン大使を傷つけた。カブールとイスラマバードの関係は最悪になり、ラバニ大統領は、パキスタンがタリバンを使ってかれの政権を打倒しようとしている、と公然に非難した
◆ヘラート陥落はラバニ政権の終わりの始まりだった

その4




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2017年6月24日土曜日

タリバン アハメド・ラシッド その2

前回
その1

◆米国は1980年から92年までの間、ムジャヒディン支援に40~50億ドルを供与した。サウジアラビアとほかのイスラム諸国、欧州諸国を合わせた援助額も米国のそれに匹敵し、合わせてムジャヒディンは100億ドル以上の援助を受け取ったことになる。
◆これらの援助の大部分は強力な近代兵器として与えられ、純朴な農民がそれを使用し、恐るべき結果をもたらした

カンダハルのムジャヒディン負傷者にとって最も近い医療施設は、ラクダに乗せられ、骨がバラバラになるような2日間の旅をして、国境を越え、やっとたどり着けるパキスタンのクエッタにあった。今日でもタリバンの救急医療施設はまれで、医者もわずかで前線近くに外科医はいない。

◆ペルシャワルには、パキスタンが承認した七つのムジャヒディン政党がありCIA援助の分け前を受け取っていた
◆南部の武装勢力の司令官たちにとって、政党への忠誠度は、ペルシャワルのどの指導者がカネと武器を用意しているかにかかっていた

◆イスラム主義者たちは、アフガニスタンでのイスラム革命を実現するために、部族的伝統を攻撃し、急進的な政治的思想を進めようとしていた。かれらは排他的だったため、少数民族は疑いの目で見ていた
◆戦争前、イスラム主義者たちはアフガン社会にほとんど根がなく、CIAからの資金と武器、パキスタンの支援によって、大きな影響力を築いた
◆1994年までにカンダハルの伝統的勢力はほとんど消滅した。その結果、より過激なイスラム主義者の新たな波、タリバンに自由な活動の場を用意することになった

◆1761年にドゥラニ朝の創始者、アハマド・シャー・ドゥラニが市の配置を整えて以来、カンダハルの姿はほとんど変わっていない。ドゥラニがカンダハルからアフガン国家を築き、200年余の統治を続けたという事実はパシュトゥン人の中でカンダハル住民に特別な地位を与えることになった
◆カンダハルのザクロは、1000年前に書かれたペルシャの医者の処方箋に記されていたし、前世紀にはデリーの英インド総督の食卓に供されていた。タリバンの全国制覇のための大きな資金源となった同市のトラック運送業者たちが、その仕事を始めたのは、前世紀にカンダハルの果物を、デリーやカルカッタに運び出したときだった
◆1993年にクエッタからカンダハルまで、車で行ったことがある。200キロほどの距離の間に、少なくとも20もの武装グループが路上にチェーンを張った検問所を設け、通行料を要求された

◆「タリブ」はイスラム学生のことで、かれらに知識をあたえるムラーに匹敵するだけの、知識を求めていた。タリバン(タリブの複数形)という名称を選んだことで、かれらはムジャヒディンの政党政治と距離を置き、権力を得ようとする政党ではなくて、社会を浄化しようとしているのだと示唆したのだった

◆ムラー・モハメド・オマルほど秘密のベールに包まれた指導者は、今日の世界にはいない。39歳のかれは、決して写真を撮らせないし、西側の外交官やジャーナリストには会わない
◆重要な会合の際には、オマルのそばにオマルの信頼厚い、公式スポークスマンのムラー・ワクリ・アハメドが座る。ワクリはカカール族出身のマドラサの若い学生で、オマルのもとで学び、オマルの付添人、運転手、毒味係、通訳、そして筆記係として仕事についた。
◆どんなアフガンの重要人物でも、まずワクリを通さずには、オマルに達することができない
◆オマルは、強欲な軍閥司令官たちに対する貧乏人の味方のロビンフッドとして姿を現した。何の謝礼も報酬も求めなかったので威信は高まった。

◆パキスタンの対アフガニスタン政策は行き詰っていた
パキスタン軍部は他の民族グループがかれらの命令に従うとは思えず、ヘクマティアルを支持し続けた
◆1994年までにヘクマティアルは、軍事的に支配範囲を縮小し、かれの過激主義がパシュトゥンを分裂させ、多数のパシュトゥンに嫌われるなど、明らかに失敗していた。パキスタンは次第にこの失敗者への支援に疲れ、それに代わるパシュトゥンの代理人を探していた
◆パキスタンはヘクマティアル派が警護していたスピン・バルダクの町外にある大きな武器貯蔵庫の占領をタリバンに許した
◆スピン・バルダクの占領でカンダハルの軍閥たちは心配し、パキスタンがタリバンを支援していると非難したが、新たな脅威に対して団結するどころか内部抗争を続けていた

◆1994年11月3日、タリバンが行動を開始、軍閥部隊を攻撃した。同じ夜、タリバンはカンダハルに入り、2日間の散発的な戦闘の後、司令官たちの部隊を敗走させた。
◆まだほとんどの人に知られていなかった、武装勢力タリバンは、十数人の犠牲者を出しただけで、アフガニスタン第二の都市を占領した

◆タリバンはただちに、イスラム世界で最も厳格な解釈によるシャーリア(イスラム法)を実施した。女学生は閉鎖され、家の外で女性が働くことを禁止、テレビはぶち壊された。あらゆるスポーツや娯楽も禁止、すべての男性はあごひげを生やすように命令された。
次の三ヶ月間にタリバンはアフガニスタン31州のうち12州を支配、道路を開き、一般国民を武装解除した

つづき
その3




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