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2018年6月18日月曜日

最近kindleで読了(聴了)した本

最近ビールの話ばかりですが、
ちゃんと文系医療として勉強や読書もしておりますよ。

フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術
中原淳

人材開発、組織開発の記事で、
しばしばお目にする中原先生のお名前。

いつか読みたいと思っていのですが、
なかなか機会が無かったのでエイヤで購入。

日本の雇用体系の変化と組織の存在意義の変遷、
それにともなう雇用者の意識の変化を背景に、
コーチングブームなどを切りながら何が部下育成に必要なのか考察していく。
(フィードバックって言っちゃってるけど。。。笑)

でも、フィードバックだけが大切なのではなく、
適切なコーチングや、まず知識を与えるためのティーチングについてもその重要性を説いている。
まっとうな本。至極まっとうな本。
部下を持ったらまず読みたい。





天を衝く 高橋克彦

東北の南部一門で、北の鬼と言われる九戸政実(くのへまさざね)を主題にした小説。
日替わりセールで安かったので購入。

信長の野望をやったことある人には良く知られた武将。
kindleの読みあげ機能では、

政実(まさざね)⇒まさみ
実親(さねちか)⇒みおや
信直(のぶなお)⇒しんちょく
晴政(はるまさ)⇒はれまつりごと

という滅茶苦茶な読みあげをされるのですが、
自然と慣れてしまうのが人間の不思議なところ。

政治家とかよくこういう読み方しますよね。
もりきろう とか。

大筋は、まあこの辺読んでみて下さい。
九戸政実の乱 wiki






橋下徹の問題解決の授業―大炎上知事編
橋下徹

橋下元大阪市長のメルマガを本にしたもの。
最近橋下さんの動画ばっかり見てるので買ってしまった。

まずどうしたいのか考えて、
ルールをしっかり確認して、
色々な制約の中で実際に動くように
ロジックを構築していく。

これ読んだことで、
自分の仕事に確実にいい影響がでています。




教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン
伊藤 穰一

うん、教養としてはこれで十分。
だが、これからの時代は教養として持っていても何の役にもたたないだろうねえ。
現場で使えないと。






未来型国家エストニアの挑戦 電子政府がひらく世界 
ラウル・アリキヴィ   

最近よく耳にするようになったね。
エストニア。

途中から国の制度の紹介になって著しく眠くなったけど、
面白いです。是非。

最近この記事も話題ですね。
知り合いの岡さんの記事です。
就活をやめてエストニアへ そこで私が確信した日本と世界のキャリア観の決定的な違い (1/6)






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2018年3月13日火曜日

マネーボール マイケル・ルイス

kindleで聴了。

アスレチックスのGMであるビリー・ビーンが、
試合に勝つためのファクターを把握して、
既存の野球界の間違った評価軸に当てはまらないために過小評価されている選手を発掘して勝ち上がっていくという物語。

さながら野球選手が金融商品のように扱われていく。

映画も面白いよ。
ウルフ・オブ・ウォールストリートもそうだが、ブラピは熱狂者の当たり役が多い。




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2018年2月10日土曜日

飛蚊症で目がしんどいので、kindle unlimited の無料体験を始めてみた。

飛蚊症の関係で、本を読むのがしんどくなったので、
情報をインプットするために、
kindleをiPhoneのvoiceover機能で聞いています。

そこで、kindle unlimitedというkindle本の読み放題サービスの、
30日無料体験登録をしてみました。



率直な感想。
まだ本のラインナップが全然充実していない。

どこの誰か分からない人が自費出版したような本が多すぎる。。。
これで月980円はどうなんだろうな。

ただ、いい点としては古典が非常に充実していること。
哲学書とか、シェイクスピアとか、そういう青空文庫的なものは非常に充実しています。
ただ、普通に買っても99円とかだから、あまり意味がないかも。

それだったら、普通に読みたいkindle本を買った方がいいかもしれない。
とりあえず無料体験はして見る価値アリ。
30日間でおそらく。。。

kindle unlimitedの無料体験で読んだ本。
1週間時点。
これだけ読めりゃまあ無料体験の価値はありますね。

次はamazon audibule(本の音声朗読サービス)の無料体験じゃ!




↑このシリーズは色々古典を読めます。

更に読んだら追加します。


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2017年9月17日日曜日

服従 ミシェル・ウェルベック

アメトークでオードリー若林(失礼!汗)ピース又吉が紹介していた本。


2020年のフランス。
ファシスト政党とイスラム政党の決選投票を迫られた国民、
着実な戦略的手法をとってきたイスラム政権は政権奪取。

大学教授の主人公。
国立大学ではイスラム教徒以外は教鞭をとれなくなる。

不自由なく年金をもらいながら余生は送れるが、
改宗すれば高い地位、何人も若い妻を取ることができる。
折から改宗を進められる主人公は、どうするのか。

徐々に変化していく主人公の周辺、
どこからどこまでがファクトか分からないほどリアルな政治的動向。

その一方でダラダラした主人公の心的描写や口の悪さ、どうでも良いような性描写。
これらが振り子のように繰り出されることで、物凄いリアリティーを生み出している。
注の振り方など細部もこだわってあり、それを本文で匂わすなどオシャレな構成。

個人的に好きだったのは、
付き合っていた学生の女の子が家に来たのでスシの出前を取ったが、
気まずい感じになって彼女が帰った後にすごい量のスシが届くというシーン。
そういう緩急がたまんない。

全体のキーワードは、
・ヨーロッパの内的崩壊
・インテリの弱さ
・体制への迎合
・イスラムによるローマ帝国の再興
佐藤優の解説参照。

◆西洋諸国は、対立するギャングが権力を分け合うに過ぎないこの選挙システムを非常に誇りにしていて、時には、その熱狂を共有しない国にそれを押し付けるために戦争を起こしたりもする
◆既存の社会制度の中で生き、それを享受してきた人間にとって、そのシステムに期待するものが何もなかった者たちが、格別怖れもせずにその破壊を試みる可能性を想像することはおそらく不可能なのだ

◆現在、フランス軍は33万人を雇っています。毎年の雇用人数は約2万人です。つまりほぼ15年間でフランス軍スタッフの全体が総入れ替えということになります。若い活動家が大量に軍隊に志願するならば、彼らは比較的短期間で、軍を思想的にコントロールできるようになるでしょう。
◆彼らは、通常の政治的に重要な点にはほとんど関心がなく、特に、経済をすべての中心に置くことはありません。彼らにとって不可欠な課題は人口と教育です。出生率を高め、自分たちの価値を時代に高らかに伝える者たちが勝つのです。

◆朝、おそらく彼女はブラッシングをして、、自分の職業のステイタスに適うよう細部まで気を遣いながら服を選び、彼女の場合はセクシーよりもエレガンス中心だえろうが、とは言ってもその配分は複雑で、子供を保育園に送る前にかなりの時間をかけ、そうして一日は、メールや電話、様々なアポで過ぎていき、午後九時に疲れ切って家に帰る(ブリュノが子供を保育園に迎えに行き、ご飯を食べさせる。公務員だからだ)、すべてのエネルギーを使い果たし、トレーナーとジョギングパンツに着替え、このようにして彼女は自分の旦那様、ご主人様の前に出てくるのだ。彼は必然的に、どこかで騙されたような気がしていたに違いないし、彼女自身もどこかでやられたような感覚を持っていただろう、そういうことは年月が解決する問題ではないし、子供は育ち、職業上の責任は自動的に増加する、肉体が衰えつつあることを考慮することもなく。

◆すぐに現れた効果は失業率で、そのカーブは急速な右肩下がりになっていた。それは間違いなく、女性が労働市場から大量に脱落したことが原因だった
◆工業地域では、物々しい救済活動が行われたにもかかわらずいくつもの工場が次々と閉鎖されていった。その反対に農業と職人仕事は窮地を巧妙に切り抜けて、市場の一部を占めてさえいたのだ

◆無神論の人間中心主義の根本には傲慢、途方もない慢心があります
◆人間の文明の頂点にあったこのヨーロッパは、この何十年間で完全に自殺してしまった
◆人間の絶対的な幸福が服従にあるということは、それ以前にこれだけの力を持って表明されたことがなかった






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2017年9月13日水曜日

読了した手塚治虫漫画の備忘録 2

前まで
その1


その2です。

ファウスト


前半は手塚流に解釈したファウスト。
後半はファウストをさらに咀嚼し、日本を舞台にした「百物語」。
(kindle版は後半が違う作品だそうなので注意!!)



前の罪と罰と同様に、原作を読んでないままに読んでしまった。
でもやっぱりゲーテ!!と構えて読むより、とっつきやすく、ストーリを純粋に楽しめる感じだと思う。

最後の長谷川つとむ氏の解説が、とても的確かつ作品の位置付けがよく分かるので、買った場合は絶対読んだほうがいい。

どちらかというと後半の百物語のほうが好きかな。
最後がとても切ない。

「あなた男でしょう。ひとつくらいののぞみ、あなた自身で解決できないの?」

「はたらいても国につくしても、よろこんだりとくするのは殿様だけだ」
「あなたはせいぜいくらいがあがるだけね」

ファウストって拳っていう意味らしいよ。
どおりでblood thirsty butchersのジャケットが拳だったわけだ。


ブッダ


ブッダの生まれる前から死ぬまでのお話。
いくつもの場所、長いスパンを描いたまさに大河ドラマ。

ブッダは1発で悟ったわけではなく、
悩んで悩んで、悟った!と思っても悩んで、
最後。。。

よくこんなの書けるよなあ。

生まれながらに持ち合わせた「身分」に左右される人の運命が悲しい。
人権とかマジで無いからな。

手塚さん独特の「茶化し」が、
すこぶる重いテーマを軽やかに進めていくのがいい。

仏教を勉強しようとか、そういう観点で読む本では無いと思う。



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2017年8月20日日曜日

陸王 池井戸潤

まあ、熱くなっちゃうよね。
もうちょっと技術とか薬の勉強しないとな。

◆走るなら一般的なランニングシューズと決めてかかっていた。そうした既成概念を覆すと商品を市場に投入する際相当の勇気と決断がいったはずだが、それこそが新規事業と言うにふさわしい
◆アトランティスだって、50年近いシューズメーカーとしての研鑽の上に今がある。

◆金がないって、世の中への言い訳にはならないですからね
◆グラウンドの中にまで経営学を持ち込むんじゃねぇよ
◆一流大学を出て、アメリカの有名大学で経営学修士号を取得している小原のような人間の代わりはいくらでもいる。だが、30年間、陸上競技の現場を見続け、これほどまでに数多くの選手たちの信頼を勝ち得ている男は、他にいない

◆あんたは今まで手抜きをしたことがないだろ
◆会社にとっての本当の危機とは、実際にお金に困ることになるずっと前にあるのではないか。往々にして、そういうときの会社にはまだ余裕がある。その余裕に任せて、本来すべきことを怠り、必要な改革に着手しなかったがために、数カ月後、いや数年の時を経て、目に見える危機が訪れるのではないか。そうなる前に、あなたのいってを打つのが経営者の仕事ではないかと思うのである。

◆その「ちょっとしたこと」に気づいて乗り越えるまでが、実は「大変なこと」に違いない。
◆銀行と言うところは、融資を承認する理由を探しているんですよ。それを提供してやらないと
◆真剣に向き合えば向き合うほど、あるか無いかわからない自分の才能や可能性を信じるしかない。

◆シルクレイという新しい素材や、ランニングシューズに関するさまざまな知識終えた今、またその技術と知識を、逆に本業の足袋へ生かすことができるのではないか
◆難しい経営の理論はわかりません。でも、儲けを逸する事は、損失ではない

◆どんな仕事してたって、中小企業の経営だろうと、大企業のサラリーマンだろうと、何かに賭けなきゃならない時ってのは必ずあるもんさ。そうじゃなきゃ、仕事なんかつまらない。そうじゃなきゃ、人生なんて面白くない。

◆我々だって同じように生きるか死ぬかの覚悟が必要なんじゃないですか。でなきゃでなければ、安易にシューズなんか供給すべきじゃない。金の事はともかく、今私が聞きたいのは宮沢さんにその覚悟があるのか、ということです

◆利益は小さくても、ウチはそうやってこの世界の片隅に、狭いながらも生きていけるだけの版図を得てきました。それに価値はないんでしょうか


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2017年6月12日月曜日

最近の読書記録、下町ロケット、あやしい投資話に乗ってみた、よいこの君主論、あやしい求人広告

下町ロケット  池井戸潤

http://amzn.to/2s46qV8
正月にドラマを一気見したので、ずーっと頭の中に阿部寛以下の声が流れているような状態。
やっぱ面白いね。

以下、好きなセリフ。
◆誰が納得していたとか、手続きが正しかったとか、そんなものは犬のクソほどの意味もない。特許は先を越されて取得できなかった。その事実を前にして、どんな言い訳が通用するというんだ。ここは会社で、我々が手掛けているのは、宇宙航空ビジネスなんだぞ。生き馬の目を抜くこの業界で、手続き通りやっていたからそれでいいという甘い考えが通用すると思っているのか
◆今回の特許の件は、ほとんど事故です
◆社員にしてみれば、職を失うのは、家や財産を失うのと同じぐらい大変なことのはずだ。失うものの大きい小さいで判断できる問題じゃない
◆数字は嘘を吐きません。ウチがいつ創業して、いままでどれだけの利益を上げてきたか。自己資本がいかに分厚くて安全性が高いか。疑う余地はありません
◆例外として認めていただけませんか。社益に寄与する例外です

あやしい投資話に乗ってみた 藤原 久敏

http://amzn.to/2sXzV7v
・未公開株
・新規公開株
・和牛オーナー
・海外ファンド
・超高金利銀行
・FX
・先物取引
をFPの筆者が実際にやってみるというもの。

和牛オーナーが安愚楽牧場の話とか出てきて面白かったのと、先物取引について初めて詳しく知ったので、そこは価値があったかな。

あとは比較的普通の話だったかな。何かよく分らないけど何か投資を始めようという人は、防御線として読んどいても良いかも。

この人が「セミナー中に自腹を切って投資して、その変動を基に投資を解説する」っていう講座をやっているというのが一番面白いと思った。

よいこの君主論 架神恭介

http://amzn.to/2sbkGLS


あの「仁義なきキリスト教 」の架神恭介が、マキャヴェリの君主論を、小学校のクラスの覇権争いに置き換えて、ケースを挙げてから原典を引きつつ解説したもの。

学校行事、そこで繰り広げられる権謀術数、例えが一個一個秀逸で面白かった。君主論読みたくなる。ふざけてはいるんだけど、入門書として相当良書だと思う。

「少なくとも、自分のクラスの中で覇道を唱え、君主として君臨する程度の力量がなければ、社会に出てから会社一つ切り盛りしていくなどできるはずがない」
仁義なきキリスト教史はこちら。キリストをやくざに置き換えて解説。
http://amzn.to/2t2JX7s



あやしい求人広告、応募したらこうなった。 人気バイトの裏側「実体験」ルポ  多田文明


筆者(45歳男性)の体験ルポ。
・軽作業
・警備員
・マンション清掃
・行政書士補助作業
・チラシ配り
・着ぐるみ
・芸能エキストラ
・コールセンター
・ファーストフード
を体験して、筆者が辞めるまでをレポートする。(だいたいすぐ辞める)

怪しい仕事というか、ブラックと言った方がいいかも。

働く前から色々と買わされたり、~料みたいなのを取られたり、同僚や上司のクオリティがかなりのものだったり。備品が汚かったり、あるある過ぎるて笑った。

ブラックバイトは若いうち経験していた方が良いと思ってるんですが、

個人的にはザキヤマパンのライン、エスカレーター無しの引越し、ホテルと結婚式のボーイはもうやりたくない。その業界の方すいません。でもやりたくない。

実家にはまだ、ザキヤマで買わされた安全靴、軽作業で買わされた軍手、ホテルで買わされた栓抜きとジェル、バイトサボろうとして怪我のフリをするために買った包帯が埃を被って眠っている…

作者自身もなかなかのダメっぷりで、若干問題ある気もするけど、結構気持ちが分かっちゃうんだよなぁ。

「有効求人倍率が高い水準になったといっても、その実態は人材の確保がもともと難しい求人募集がその数字を押し上げているにすぎない。結局のところ、多くの求職者が望む仕事と企業側の求人募集のミスマッチが多く発生しており、働きたくても職がないのが実情」
というのは的確よね。有史以来ずっと誰かが割食った仕事をしている。


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2017年6月6日火曜日

読了した手塚治虫漫画の備忘録

最近、馴染みのの古本屋さんで、
手塚先生の漫画を色々と買っているので、
読んだ漫画を備忘録的に記録していきます。
最近ワンピースの同じ巻を2つ買ってしまったので。苦笑

青いカバさん、いつもありがとうございます。
青いカバ HP

↓↓↓以下、読んだ作品。順次更新。

奇子


鉄腕アトムの手塚治虫のもう一つの顔「黒・手塚」。
読んでるこっちの心に、凄いダメージを受けてしまう。
フィクションなんだけど、戦前後の地方の田舎では本当にありそうなリアルさが凄い。
凄いよ手塚さん。

日本発狂



「ちょっ、ちょっと待ってくれ。どんどん死んでいく…と言ったね。君のいる世界で死ぬとどうなるんだい」
「もちろんそっちの世界で生まれるんですよ。いまそっちはベビーブームでしょう。世界の人口がどんどん増えているでしょう。それはこっちで大量に戦死していくからです」
「そ、そ、そうするとそっちの世界で死ねば死ぬだけの数がこっちじゃ生まれてくるわけか」
「こちらも手不足です。戦闘員が足りないようでして。ですから、そっちの世界からどんどんつれてくるんです」

この手塚先生の世界観ね。

きりひと讃歌


作品の力が凄過ぎて放心状態。4時間映画を見たような気分。
風土病の研究という公衆衛生学的な話しも出てきて、
さすが医学博士の手塚治虫先生。

「生命に対する問いかけは、全ての作品に共通するテーマ」
と言っていただけあって、重厚に織り交ぜられておりました。

宗教に興味のある方、医療従事者は是非。
きりひとが「キリスト」からのインスピレーションというのは言うまでもありません。

罪と罰


罪と罰は原作読んでからの方が良かったかなー。
アマゾンのレビューは賛否両論。

罪と罰の他に、珍アラビアンナイトとレモン・キッドが収録。
個人的にはレモン・キッドの、回想的に「全く同じシーンをもう1回描く」っていうのが、
マンガでは相当画期的な手法だったと思った。

テレビドラマで言うと、謎解きした後にもう1回冒頭シーン流すみたいな。
もう意味が分かってるから、「あぁ、そういうことか」みたいな。

「そういうことだったのか!」
の一言で終わりにしてしまうのが昨今のマンガだと思う。
もう1回同じ絵を繰り返すことで、効果を出してるんですよ手塚先生は。
凄いと思う。是非読んで見て下さい。

リボンの騎士


いたずらな天使チンクの仕業で、
女の子の心と男の子の心の両方を飲んだサファイア。

偶然の重なりで、女の子として生まれたにも関わらず、
王子として育てられることに。

性別とは何か?
心を抜かれ戻され、めまぐるしく変わるサファイアの性別。

こちらの性別として生きたいのに、
社会からの期待でもう一方の性別を押し付けられる苦悩。

封建社会で男性から権利を勝ち取る女性たち。

漫画だし凄くライトに書いてあるのに、
ヘビーな深読み要素がちりばめられているのは流石です。

火の鳥



1巻読了。
ついに超長編を読み始めてしまった。
作品の力が凄いわぁ。

kindleではまとめ買いより、何故か1巻ずつ買った方が安い。

◆虫たちは自然が決めた一生のあいだ、ちゃんと育ち、食べ、恋をし、卵を産んで満足して死んでいくのよ。人間は無視よりも魚よりも犬や猫や猿よりも長生きだわ。その一生のあいだに生きている喜びを見つけられればそれが幸福じゃないの?
◆ナギおれはな三十年間ヒミコさまに仕えてきた。ちょうどおまえみたいにただ一心に忠節を尽くすことで…三十年も人生を棒にふってきたんだ。そして…何が残ったと思う?おれのばかさかげんだったよ。
◆神話に出てくるニニギノミコト天からタカチホの山にくだった神の子ということになっているが、ほんとは大陸からわたってきた遊牧部族の首領のようなものだったというのである
◆女が化粧でばけるのはなにもみにくさを美しく見せるためだけじゃないのよ。その反対のこともあるのよ。
◆学者の説では大陸からきた騎馬民族のうちのだれかがそれまでの日本の原住民を征服してヤマトに国の都をつくったのだという

読了。火の鳥2巻未来編。
ヤバイ。
AI、核、生殖医療、哲学、示唆多過ぎ。
1967年作って凄いなあ。


◆地球はあなたがたから見れば大きすぎるからよくわからないのも無理はありません。たとえば細菌だってその寄生している生きもののからだを生きていると思わないでしょ
◆人間が…自分のつくった機械のために規制される…そん
なことが…もうこれ以上あってはならん…
◆この地底何億の人間がせまっくるしい地下都市に住んど
る。しかもくだらん電子頭脳に支配されて!そのほうがあわれだとは思わんか?
◆ロックくん、あと一時間で戦争か?なぜ機械のいうこと
など聞いたのだ!なぜ人間が自分の頭で判断しなかった、ええっ

◆宇宙は…結局「生きもの」の一部なのか。その「生きも
の」ってなんだ?
◆生きるということは…なんて不自然なものなんだ。なぜ
おれは生きものの業を背負って苦しまなければならないの
◆イヤダイヤダわたしゃそんな下等動物じゃない!!死ぬ
のがこわいんだ助けてくれェ
◆「でも、今度こそ」と火の鳥は思う「今度こそ信じたい

3巻ヤマト・異形編
3巻は話として面白い。
ので、あまりネタバレにならないように割愛。

4巻鳳凰編
これは凄いわ。漫画って凄いわ。
何で死ぬのか?命の重さとは?

◆海ってなあつめたいもんだ。あれだけ魚がいながら何日も何日も白魚一ぴきすらとれねえことがある…そんなときゃ漁師はいつまでもじーっと待っているんだ。ひもじい腹かかえてじーっと待っているんだ…魚がとれるのをじゃねえ!死にたくねえから待ってるんだ
◆おまえさんは人間を何人も殺した。だが人間も虫も命の重さにおいてはおなじ…その真理におまえさんは気がついたのじゃ
◆国分寺が全国に立ちりっぱな大仏がつくられる…みんな政治のためだ。お上が庶民に重い税を払わせだまって従わせるために…仏教を広めてごまかしているんじゃよ。どうだがっかりしたか?
◆虫魚禽獣死ねば…どれもみなおなじ!人が仏になるなら…生きとし生けるものはみな仏だ!生きる?死ぬ?それがなんだというんだ。宇宙のなかに人生などいっさい無だ!ちっぽけなごみなのだ!


アドルフに告ぐ


もう鬱展開過ぎて読んでて辛いんだけど、
戦争って、こういうもんだよなと思った。
あー嫌だー。でも名作。

前に読んだこれ。
手塚の空襲体験が書かれているんですが、
4巻にこの辺が強く描かれていました。


ユフラテの樹



デスノートの原型のような話。

権力とは一つの超能力であり、
それを持つことでの全能感や優越感は人を道から逸らせていくと感じた。

自分の意思や指示で誰かが死ぬ。
それはもはや物理的に裏付けられた超能力ですよね。

主人公が段々ヒトラーのような独裁者になっていくと感じていたら、
やはりその路線を描きたかったように感じた。

◆文明の重みでいまや人間はほろびかかっているのだ!これいじょう進化したら地球はどうなる?
◆「わるいやつ?わるいってなに?あなたんちにはわるくってもほかの人にはそうじゃなかったかもしれないわ!」
「あいつは悪人さ。」
「あなたにとってわるければだれでも殺したっていいの?あなたのひとりよがりじゃない?」
「すんじゃったことだ。もんくいうなよ!!」


続き
その2


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