2016年8月2日火曜日

ケアの本質 ミルトン・メイヤロフ 第6章

前回
その5

ラストです!

第6章
◆場の中にいるということの中には、ある安定性がある。それは一時的なものではないし、あれこれの特定の状況に飲み関連しているものでもない
◆一般的な安定性というものは、かなりのストレスに対抗し得るし、専心と同じように、困難を克服することによって強化される
◆この安定性を基本的確実と表現しても、それで真実をつかんだとか確かな知識を持っているといえるわけではない
◆今あることやこれから起こることについて、絶対的保証を得たい気持や、それらについて確信したい気持ちからむしろ卒業することを、基本的確実は求める
◆基本的確実というのは、危険をはらんだこの世界で、かきみだされず、平成を保っていこうと禁欲的な決意をするような人の内側には存在し得ない
◆他者から必要とされていることが必要であり、他者が私を必要としていることと、私にとってそういう他者が必要であることとは密接に関係している
◆内面的なものと外面的なものの間に大きな差が出てきて、それが重大なものになってくると、私の行動は統一的にならない
◆私たちは基本的確実性を確立するためにケアするのではなく、ケアを中心にすえた生がこの安定性を持つ

◆現在生きている状態で十分であるということは、まさしく、生きることがある時点で完成するものではないという性格を物語っている
◆私たちの生が根本的に否定されたり、生きる過程が十分でないとされたりする経験をいくつか積むと、今度は逆にその経験が、では十分であるとは一体いかなる常態かということを示してくれる
◆もし私たちが偽ってほんとうの自分の姿を見せず、自分以外のものに見せかけようとすれば、やはり生きることの過程は、私たちにとって十分なものとは感じられない
◆ケアとは、それを実践することによって絶えず新しくなり、発展していく

〇了解性
◆了解性とは、私の生活に関連しているものは何か、私が何のために生きているのか、いったい私は何者なのか、何をしようとしているのか、これらを抽象的なかたちではなく、毎日の実生活の中で理解していくこと
◆了解性は、私たちが何かあるものに帰属しており、かつ、何者かから、あるいは誰かから自分たちが特別に必要とされているという感じをともなっている
◆了解性は、自分自身によって理解されケアされているという私自身の感じと密接に結びついている
◆了解性が、この世界の中で心を安んじている状態を示すという意味において、私たちは物事を支配したり、説明したり、評価したりすることによってではなく、まさにケアすることとケアされることをとおして、はじめて究極的に心を安んじることができる
◆了解性は、存在の持つはかり知れない性格を排除するのではなく、むしろ私たちがもっとそれに気づくようにする

◆生きる中での単純化というものは、生を浅薄にするよりも、成長させ意味づける働きを持つ”場の中にいる”こととともに生じてくる
◆自律ということは、私が自己の生の意味を生きることである。それは、私が生きている社会的・物質的条件によって設定されたある範囲の中で、私が自分の思うままに生きることを指すからである。
◆自分自身の生を生きるためには、私はケアすることと自分の生に対し責任を持つこととをとおして、私の生を自分自身のものとしなければならない
◆そもそも私は、最初から自律的であるわけではない。自律とは、成熟とか得がたい友情の深まりと同じく、ひとつの達成なのである
◆あるものに対し深く全一的に自分を投入することがなければ、人は自分自身であることはできない。私が自己の生の意味を生きるといえるのも、私がある対象に依存していればこそである
◆むしろ他から必要とされたり、他に身をゆだねるような何かがあるときに、そちらの方こそ自由だと感じる

◆私の方向性というものは、他者の成長によって大体のところ決定されているのではあろうが、私はほかならぬ私自身を、私の行為を始動する者、また私自身の人生に対し責任を持つものとして感じている
◆方向性というのは、私の生活の中から自然と姿を現すものであり、私に対し、外から前もって決められていたり、強制されたりするものではない
◆自分以外の他者の成長と幸福を、私自身のそれと同一化するからこそ、自己の拡張というものがある
◆退屈な状態においては、現在というものはあたかも砂漠のようであり、成長するものは何もなく、貴重なものもない。
◆自立は自己理解を前提とする。その理解がないと、結局、自分が自分の障害となってしまい、どうどうめぐりするしかない
◆”場の中にいる”ことにより、私は人生に十分没頭できると同時に、私たちの社会に広く存在している成長を妨げるような生き方から自由でいられる

◆私が他者から受け取るのは、自分が与えているから
◆感謝というものは、私が受けた恩恵に対して感謝の気持が表現されるまでは、まだ不完全な状態にある
◆自己の生の意味を生きるということの根底的な性質は、くしくも、生の尽きせぬ深みを限りなく知ることに通じている



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2016年7月31日日曜日

横山尊『日本が優生社会になるまで』合評会に参加

ということで、二週連続駒場に行ってまいりました。

合評会の内容は割愛しますが、

ディスカッションの応酬や、新たな出会いなど刺激的な二週間でした。


先生方や諸先輩からも背中を叩いていただいたので、

研究活動も再開するような流れになりました。


懇親会も卒論で引用させていただいた先生方に囲まれて、

初対面ながら研究の話で楽しくお話しさせていただきました。


そして、ご著書の裏話をその場で授業。

たまたま私が持っていた本に、その場で直筆のメモを頂く。


心に残ったのは、優生学分野の研究は、

実社会とのつながりを考えることが必須ということでした。


歴史を見て、優生学的装置が発動した社会状況、条件、社会システム、

それらの考察を今に生かす。

優生学は過去じゃない、これから必須の学問です。


超大御所の、

「人口問題があれば、それを政策的に調整する際には、優生学が問題になる」

という言葉も重く響きました。


いやあ、良かった。

やはり人のつながりと、えいやと飛び込む覚悟ですね。

頑張るぞー!!



昨日の横山さんの本です。




2016年7月28日木曜日

長谷川高先生のセミナー

かねてからご本を読みまくっていた長谷川先生のセミナーに行ってきました!

長谷川先生のブログ

暖かい、柔らかい、穏やか

というイメージだったのですが、

気さく、バイタリティ、明るい

という印象でした。笑


終わってからサインいただいちゃいました。

ミーハーです相変わらず。

いつか不動産に手を出す時は是非先生にコンサルティングを依頼したい。


最近の株式投資方針が、先生の講演と一致していて嬉しかった。

いやあ、まずは本業で一流になろう。そこからや。

2016年7月27日水曜日

相模原の障害者施設の事件

相模原の事件、非常に痛々しいですね。
被害に遭われた方々のご冥福をここよりお祈り申し上げます。

ニュースを見ていると、
犯人の障害者に対する心無い発言が報道されています。
それを見て第2、第3の事件を誘発するのではないかと、
犯罪心理学者の人が述べている姿を見たりもします。

ヤフーニュースなどのコメントでは、
口々に障害者差別に対する批判がなされています。
そもそも殺すなど論外。

私も同意見です。


ただ一方で、人々が知らないだけの、
もしくは都合良く忘却されていることもあります。


1つ目は現存する障害者差別。

障害者雇用の促進がなされる昨今、
多くの人が障害者の方と触れ合う機会が増えました。
会社でも、いいこともあれば、心ない状況をよく見かけます。
それ、「殺してないだけやで」って思う。

特に40、50代の女性(独身)の、
障害を持つ同僚への態度は、見てるこっちが胸糞悪くなります。
あんた達の存在もなかなかのもんだぜ、と言ってやりたくなります。

まあ、どんな感情を持っていれば正しいなんて定義することはできなさそうですが。

このブログでも紹介しているケアの本質を読めば、
見える気がしますよ、ぼんやりとした答えが。
2つ目は出生前診断のこと

検査技術の進歩によって、
出生前診断で障害があるかどうか分かってしまう。

正確な数値は忘れたけど、
今は出生前診断で胎児に障害があることが分かった場合
90数%は中絶を行う。
それって今回のこととどう違うのってこと。
 
犯人を肯定する気は全くない。

でも、犯人のような考え方を学問にしていた人達がいたこと、
一国の政策として行っていた人達がいたということは、
歴史として学んでいかなくてはいけないのではなかろうかい。
ねえ。



2016年7月21日木曜日

真田丸好きとして 六文銭nanaco(ナナコ)

ゲットせずにはいられませんでした。



六文銭nanaco。

上田限定発売だったのが、ヨーカドーの各県10店舗限定で売っているそう。

私の家の近くのヨーカドーでもあったので即買いしました。

セブンの店員が「おっ」っていう顔をするので嬉しいです。

お近くのヨーカドーにお問い合わせしてみてはいかがでしょう?